マンションの結露対策:東向きの壁とクローゼットの寒さ、結露問題を徹底解決!

マンションの1部屋が寒くなると、凄く結露します、ベランダ側はともかく、クローゼットを含む東側の壁です、何か良い方法は無いですか?

マンションの結露問題の原因と対策

マンションの東向きの壁、特にクローゼット付近で結露が発生するのは、外気温との温度差が大きく、室内の湿気が壁面に凝縮するためです。 特に冬場は、外気温が低い上に、日射量が少ない東向きの壁は冷え込みやすく、結露しやすい環境となります。クローゼットは通気性が悪く、湿気がこもりやすい点も問題を悪化させる要因です。

結露は、単なる不快感だけでなく、カビやダニの繁殖、建物の腐食など、健康被害や建物の寿命短縮にも繋がります。そのため、適切な対策が不可欠です。

結露対策の基本:原因の特定と対策

結露対策は、まず原因を特定することが重要です。 東向きの壁の結露の原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 外壁の断熱性能が低い:古いマンションや断熱材の施工が不十分なマンションでは、外壁からの冷気が室内に伝わりやすく、結露が発生しやすくなります。
  • 窓の断熱性能が低い:窓からの熱損失も結露の原因となります。古いタイプの窓や、隙間風が入る窓は、結露リスクを高めます。
  • 室内の湿度が高い:洗濯物を室内干ししたり、加湿器を使用したりすることで、室内の湿度が高くなり、結露しやすくなります。特にクローゼット内は湿気がこもりやすいので注意が必要です。
  • 換気不足:換気が不十分だと、室内の湿気が外に排出されず、結露の原因となります。

これらの原因を特定し、それぞれに合った対策を行うことで、効果的に結露を抑制できます。

効果的な結露対策:具体的な方法

では、具体的な結露対策を見ていきましょう。

1. 断熱対策:壁と窓の断熱性を高める

  • 断熱シートの活用:東向きの壁に断熱シートを貼ることで、壁からの冷気を遮断し、結露を抑制できます。特にクローゼットの壁面は効果的です。市販の断熱シートは粘着テープ付きで簡単に貼れるものが多く、DIYでも可能です。厚手のものほど効果が高いですが、厚すぎるとクローゼットの扉が閉まらなくなる可能性があるので注意が必要です。
  • 窓の断熱対策:窓に断熱フィルムを貼ったり、カーテンやブラインドを使用したりすることで、窓からの熱損失を防ぎます。厚手のカーテンや遮光カーテンは、保温効果も高くおすすめです。二重窓への交換も効果的ですが、費用が高額になるため、まずは手軽な対策から始めるのが良いでしょう。
  • 窓の隙間風対策:窓枠の隙間から冷気が入ってくる場合は、隙間テープなどを活用して隙間を塞ぎましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。

2. 湿度対策:室内の湿度を適切に保つ

  • 換気:こまめな換気は、室内の湿気を排出する上で非常に重要です。特に、料理中や入浴後、洗濯物を干した後は、必ず換気をしましょう。24時間換気システムがあれば、適切に稼働させてください。
  • 除湿機:特に梅雨時期や冬場の結露が酷い時期は、除湿機を使用することで室内の湿度を下げることができます。コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、部屋の広さや予算に合わせて選びましょう。
  • 洗濯物の干し方:洗濯物は、浴室乾燥機を使用するか、外で干すようにしましょう。どうしても室内干しする場合は、扇風機などで風を当てて乾燥を促すことが大切です。クローゼット内で乾燥させるのは避けましょう。

3. その他の対策

  • クローゼット内の通気性の確保:クローゼットに湿気がこもらないように、扉を開けておく時間を作る、通気口を設けるなど工夫しましょう。クローゼット内の衣類を詰め込みすぎないことも重要です。
  • 家具の配置:壁際に家具を配置しすぎると、壁の通気性が悪くなり結露が悪化することがあります。家具の配置にも気を配りましょう。
  • 専門業者への相談:上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。原因を特定し、適切な対策を提案してもらえます。

インテリアとの調和:結露対策とデザイン性の両立

結露対策は、機能性だけでなく、インテリアとの調和も大切です。

例えば、断熱シートは、デザイン性の高いものを選ぶことで、インテリアを損なうことなく結露対策を行うことができます。また、カーテンやブラインドも、お部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶことで、機能性とデザイン性を両立できます。

グレーの壁や家具が多いお部屋であれば、グレー系の断熱シートやカーテンを選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。

専門家の意見

建築士の視点から見ると、根本的な解決には建物の断熱性能の向上が必要となる場合もあります。特に古いマンションでは、外壁や窓の断熱性能が低いことが結露の原因となっている可能性が高いです。専門業者に相談し、建物の状況を診断してもらうことが重要です。

まとめ

マンションの結露問題は、適切な対策を行うことで改善できます。まずは原因を特定し、上記の対策を段階的に実施することで、快適な室内環境を手に入れましょう。 それでも改善が見られない場合は、専門業者への相談を検討してください。

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