マンションの結露と騒音対策:二重窓設置の効果と注意点

角部屋の掃き出し窓(ペアガラス)に、結露、夏の西日対策で二重窓をつけようと思っていますが、南側の腰窓にも設置しないと意味がないでしょうか? 両方に付けた場合、上階からの子供の足音や声はより響きますか? 補足いたします。 築11年のマンションで、窓の枠がアルミのせいか、上の枠からポタポタと結露が落ちレールに溜まる為二重窓を検討中です。 外からの音はあまり気にならないものの、上階の子供が走る音や騒いでいる声のみ時々聞こえ、床や壁を伝わって聞こえているかと思います。 南側にはあまり結露が起きないということもあり、西側の掃き出しのハイサッシュのみを二重窓にしようかと思っておりますが、結露対策としては二つ一遍に設置しないと意味がないのでしょうか。 一つ危惧しておりますのが、二つとも二重窓にした場合防音効果で静かになる分、より上からの音気になるということはありますか? 尚南側はガラスブロックと網入りの複層の型ガラス、西側は透明の網入り複層ガラスで、視線が気になる為反射するタイプを考えております。 アドバイスをいただければ大変助かります。 どうぞ宜しくお願いいたします。

結露対策としての二重窓設置:南側腰窓への設置は必要?

築11年のマンションで、西側の掃き出し窓に結露が発生し、二重窓の設置を検討されているとのこと。南側の腰窓には結露が少ないため、西側のみへの設置を考えているとのことですが、結露対策としては、全ての窓に設置する方が効果的です。

なぜなら、結露は室内の湿気と室温の差によって発生します。西側の窓にのみ二重窓を設置した場合、西側の窓からの結露は軽減されますが、室内の湿気が南側の窓に移動し、結露が発生する可能性があります。特に、アルミサッシは熱伝導率が高いため、結露しやすい傾向があります。

全ての窓に二重窓を設置することで、室内の湿度を均一に保ち、結露の発生を抑える効果が期待できます。 また、西日対策も、西側の窓だけでなく、南側の窓からも熱が侵入するため、両方に設置することでより効果的です。

二重窓と騒音:防音効果と上階からの騒音

二重窓は防音効果も期待できますが、上階からの騒音がより気になるようになるということはありません。むしろ、外部からの騒音は軽減される一方、上階からの振動や空気伝搬音は、窓からの遮音効果に影響を受けにくい傾向があります。

上階からの騒音は、床や壁を伝わって伝わるため、二重窓を設置しても、その効果は限定的です。床や壁の遮音性能を高める対策が必要となる場合があります。

上階からの騒音対策

上階からの騒音対策としては、以下の方法が考えられます。

  • 防音カーペットやマットの敷設:床への衝撃音を吸収します。
  • 壁掛け収納の設置:壁の振動を吸収する効果があります。
  • 遮音カーテンの設置:空気伝搬音を軽減します。
  • 管理会社への相談:騒音の原因究明や対策を検討してもらいます。

二重窓の種類と選び方

二重窓には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。

内窓と外窓

  • 内窓:既存の窓の内側に設置するタイプ。比較的安価で設置も容易です。ただし、窓の開口部が狭くなります。
  • 外窓:既存の窓の外側に設置するタイプ。断熱・防音効果が高いですが、費用が高く、設置も複雑です。

ガラスの種類

  • Low-Eガラス:赤外線反射率が高く、断熱効果が高いです。
  • 遮熱ガラス:太陽熱の侵入を防ぎ、夏場の室温上昇を抑えます。
  • 合わせガラス:防音効果が高いです。

反射タイプ二重窓のメリット・デメリット

西側の窓に反射タイプの二重窓を設置することで、視線対策と同時に、太陽光の反射による室温上昇を抑える効果も期待できます。しかし、反射率が高すぎると、室内が暗くなる可能性があるため、注意が必要です。

専門家の意見:建築士のアドバイス

建築士の視点から見ると、結露対策と騒音対策を両立するためには、窓の種類だけでなく、建物の全体の断熱性能も考慮する必要があります。

特に、アルミサッシは熱伝導率が高いため、結露が発生しやすいです。そのため、サッシ自体を断熱性の高いものに取り替えることも検討する価値があります。また、窓周りの気密性を高めることで、結露や騒音の軽減に繋がります。

これらの対策は、専門業者に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。

まとめ:二重窓設置による効果的な対策

西側の掃き出し窓の結露対策として二重窓の設置を検討されているとのことですが、南側の腰窓にも設置することで、より効果的な結露対策と、西日対策が期待できます。上階からの騒音については、二重窓だけでは効果が限定的であるため、床や壁への対策も必要です。

二重窓の種類や設置方法、その他の騒音対策については、専門業者に相談し、最適なプランを立てることをお勧めします。

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