マンションの結露とカビ対策:グレーインテリアとの調和も考慮した解決策

カビ対策について教えて下さい。鉄筋のマンションの1階角部屋に住んでいます。入居して半年程になります。敷布団、下駄箱、押し入れにカビが発生します。今朝も下駄箱に入っている半年ほど履いていないブーツがカビだらけになっていました。寝室の湿度は平均で80くらいあり、敷布団にもカビが発生した事があります。寝室のフローリングもこまめに拭き掃除はしていますが、フローリングの溝や部屋の隅などにも発生しています。(畳の上にフローリングを敷いています。)とりあえず、ものすごく湿度が高いです!どなたか良い対策をご存じの方、教えて下さい。

深刻な結露とカビ問題:原因と対策

鉄筋マンション1階角部屋、しかも畳の上にフローリングという構造は、結露が発生しやすい環境です。特に、外壁に接する角部屋は、温度差が大きくなりやすく、結露リスクが高まります。湿度80%という数値からも、室内の湿気が非常に高い状態であることが分かります。カビ発生の原因は、主に以下の3点に集約されます。

  • 高い湿度:80%という湿度はカビの繁殖に最適な環境です。結露によって壁や床が濡れている状態が続くと、カビの胞子が繁殖しやすくなります。
  • 通風の悪さ:角部屋で窓が少ない場合、空気の循環が悪くなり、湿気がこもりやすくなります。換気が不十分な状態もカビの発生を助長します。
  • 温度差:外気温と室温の差が大きいと、結露が発生しやすくなります。特に冬場は、窓や壁に結露が発生し、それがカビの温床となります。

これらの原因を踏まえ、具体的な対策を段階的に進めていきましょう。

ステップ1:湿度管理

まず、最も重要なのは室内の湿度を下げることです。湿度80%は非常に高く、カビにとって理想的な環境です。以下の対策を組み合わせて実行しましょう。

  • 除湿機の活用:コンプレッサー式除湿機は、高い除湿能力を持つため、効果的です。特に梅雨時期や冬場は、24時間稼働させることも検討しましょう。除湿機を選ぶ際には、部屋の広さに合った能力のものを選びましょう。容量が大きすぎると電気代が高くなるので注意が必要です。
  • 換気の徹底:窓を開けて定期的に換気を行うことは、湿気を排出する上で非常に重要です。朝と夜、最低でも1時間ずつは窓を開けて換気しましょう。天気の良い日には、窓を全開にして、部屋全体を換気してください。換気扇も効果的に活用しましょう。
  • 吸湿剤の設置:クローゼットや押し入れ、下駄箱などに、市販の吸湿剤を設置しましょう。特に、湿気がこもりやすい場所には、複数個設置することをおすすめします。定期的に交換することが重要です。
  • 洗濯物の室内干しを避ける:洗濯物を室内で干すと、室内の湿度が大幅に上昇します。可能であれば、浴室乾燥機やベランダなどを活用して、洗濯物を外で乾かしましょう。どうしても室内干しをする場合は、除湿機を併用し、部屋の湿度を管理しましょう。

ステップ2:通気性の改善

通気性を改善することで、湿気がこもるのを防ぎます。

  • 家具の配置を見直す:壁際に家具を詰め込みすぎると、空気の流れが悪くなります。家具の配置を見直し、壁と家具の間に隙間を作ることで、空気の循環を促しましょう。特に、湿気がこもりやすいクローゼットや押し入れの周辺は、注意が必要です。
  • 換気口の確認:マンションの換気口が塞がれていないか確認しましょう。塞がれている場合は、すぐに清掃し、空気の通り道を確保しましょう。定期的な清掃も忘れずに行いましょう。
  • サーキュレーターの活用:サーキュレーターを使って、部屋の空気を循環させることで、湿気の偏りを防ぎます。除湿機と併用することで、より効果的です。

ステップ3:カビの除去と予防

すでに発生しているカビは、適切に除去する必要があります。

  • カビの除去:カビを発見したら、すぐに除去しましょう。重曹水や市販のカビ取り剤を使用し、丁寧に拭き取ります。ただし、漂白剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して、肌への刺激に注意しましょう。ひどい場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。
  • 防カビ剤の活用:カビの再発を防ぐために、防カビ剤を使用しましょう。特に、湿気がこもりやすい場所や、カビが発生しやすい素材には、定期的に防カビ剤を塗布しましょう。
  • 定期的な清掃:こまめな清掃は、カビの発生を防ぐ上で非常に重要です。フローリングだけでなく、壁や天井なども定期的に清掃しましょう。掃除機や雑巾だけでなく、マイクロファイバークロスなども有効です。

ステップ4:インテリアとの調和:グレーインテリアとの相性

カビ対策とインテリアの調和を両立させるために、グレーインテリアとの組み合わせを考えてみましょう。グレーは、落ち着いた雰囲気で、清潔感も与える色です。

  • グレーの壁:湿気に強い塗料を選び、カビの発生を防ぎましょう。通気性の良い塗料を選ぶことも重要です。
  • グレーの家具:通気性の良い素材の家具を選びましょう。木製の家具は、通気性が良いのでおすすめです。また、掃除がしやすい素材を選ぶことも重要です。
  • グレーのファブリック:撥水加工が施されたファブリックを選ぶことで、湿気によるカビの発生を防ぎます。定期的なクリーニングも忘れずに行いましょう。

これらの対策を総合的に行うことで、カビの発生を抑え、快適な住空間を実現できます。それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、畳の上にフローリングを敷くことで、床下の通気が悪くなっている可能性があります。床下の湿気が上昇し、結露やカビの原因になっている可能性があります。床下の換気を改善する方法を検討する必要があるかもしれません。

まとめ

カビ問題は、放置すると健康被害にもつながるため、早期対策が重要です。湿度管理、通気性の改善、カビの除去と予防、そしてインテリアとの調和を考慮した対策を、一つずつ着実に実行していきましょう。

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