マンションの火災報知器が誤作動!ロビーで警報が鳴り響いた原因と対策

疑問に思います。どなたかわかる方回答をお願いします。2〜3日前の事ですが、主人が深夜に仕事から帰ってきた際、うちのマンションのロビーで火災報知器の警報が鳴り響いていたそうです。部屋に入るなり「下のロビーで警報が凄い音で鳴っている!」って心配そうに言っていましたが、うちの部屋(3階)では全く音は聞こえてきませんでした。そこで心配になった主人が管理会社に電話をしたら、なんとうちの部屋から報知器が発令されていたようなんです。この場合発令された部屋の警報器がまず鳴るはずではないのでしょうか?なぜロビーだけに警報が鳴り響き、そして管理人室、SECOMに連絡がいってしまったのでしょうか?ちなみにうちの火災報知器は煙感知器になっています。色々調べましたが、解決出来なかったためこの場をかりてご相談させて頂きました。回答よろしくお願いします。

マンション火災報知器の誤作動:原因と仕組み

ご主人様のご心配、お察しいたします。深夜の火災報知器の誤作動は、非常に不安な出来事ですよね。まず、ご質問にある「発令された部屋の警報器がまず鳴るはずではないのか?」という点についてですが、必ずしもそうとは限りません。マンションの火災報知器システムは、複数の要素が絡み合って作動するため、状況によって異なる挙動を示す可能性があります。

火災報知器の種類と連動システム

マンションの火災報知器は、大きく分けて「感知器」と「報知器」に分けられます。感知器は煙や熱を感知し、信号を送信する役割を担い、報知器は感知器からの信号を受けて警報を発します。感知器には煙感知器、熱感知器、炎感知器などがあり、設置場所や建物の構造によって最適な種類が選ばれます。

今回のケースでは煙感知器が設置されているとのことですが、この煙感知器が誤作動を起こし、信号が中央監視盤(管理人室やSECOMなど)に送信されたと考えられます。そして、その信号を受けて、マンション全体の非常ベル、もしくはロビーの報知器が作動した可能性が高いです。

誤作動の原因

煙感知器の誤作動は、様々な原因が考えられます。

  • 埃や油煙:キッチンなど、油煙や埃の多い場所では、感知器に埃が付着し、誤作動を起こす可能性があります。定期的な清掃が不可欠です。
  • 虫の侵入:小さな虫が感知器内部に入り込むことで、誤作動を引き起こすことがあります。
  • 湿気や温度変化:過度の湿気や急激な温度変化も、感知器の誤作動につながる可能性があります。
  • 感知器の故障:経年劣化による感知器の故障も考えられます。定期的な点検が重要です。
  • 感知器の感度設定:感知器の感度設定が過敏になっている場合、微量の煙でも誤作動を起こす可能性があります。

なぜ部屋では聞こえなかったのか?

ご自宅では警報が聞こえなかったのは、以下の可能性が考えられます。

  • 感知器からの信号が弱かった:感知器の故障や、信号の伝達経路に問題があった可能性があります。
  • 部屋の防音性:マンションの構造や部屋の防音性によって、警報音が聞こえにくかった可能性があります。特に深夜は周囲の音が少ないため、小さな音も気になりやすいです。
  • 警報音が部屋に直接届いていなかった:マンションの火災報知システムによっては、全ての部屋に個別の警報が鳴るわけではなく、共用部分(ロビーなど)に集中して警報が鳴るように設計されている場合もあります。

マンション管理会社への連絡と今後の対策

今回のケースでは、管理会社に連絡済みとのことですが、状況を詳しく説明し、感知器の点検を依頼することが重要です。

管理会社への連絡事項

  • 誤作動が発生した日時
  • 誤作動が発生した部屋
  • 警報が鳴った場所(ロビーのみ)
  • 部屋では警報が聞こえなかったこと
  • 煙感知器の種類
  • 普段の生活状況(料理など)

これらの情報を伝えることで、管理会社は原因究明を行い、適切な対応を取ってくれるでしょう。

今後の対策

  • 定期的な清掃:煙感知器周辺の埃や油汚れを定期的に清掃しましょう。掃除機や柔らかい布で優しく拭き取ります。
  • 感知器の点検:管理会社に依頼して、定期的な感知器の点検を受けましょう。多くのマンションでは、定期点検が義務付けられています。
  • 火災報知器の確認:火災報知器が正常に作動するか、定期的に確認しましょう。テストボタンを押して、警報音が鳴るか確認します。
  • 火災予防:火災予防のための対策を徹底しましょう。コンロのそばを離れる際は火を消す、寝タバコをしない、電気製品の安全確認など。
  • 避難経路の確認:非常口や避難経路を確認し、いざという時にスムーズに避難できるよう準備しておきましょう。

専門家の意見:建築設備士の視点

建築設備士の視点から見ると、今回のケースは感知器の誤作動が原因と考えられますが、信号伝達経路の問題も否定できません。マンションの火災報知システムは複雑なため、専門家による点検が不可欠です。管理会社に依頼する際には、システム全体の点検を要望することも検討しましょう。

まとめ

マンションの火災報知器の誤作動は、非常に不安な出来事ですが、適切な対応を取ることで、再発を防ぐことができます。管理会社との連携を密にし、定期的な点検や清掃、火災予防対策を徹底することで、安全な生活を確保しましょう。 今回の経験を活かし、ご自宅の安全対策を見直す良い機会としてください。

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