マンションの水道音対策:原因究明と解決への道

マンションで水を使うと音がうるさいです。どういうことが原因となっている可能性があるのかヒントを教えてほしいです。 築20年過ぎの3階建て低層マンション(もともとは個人がオーナーだった大成建設施工の賃貸マンションだったが、3年くらい前に分譲)なのですが、トイレで水を流したりする音が、寝室でかなり気になります。 間取りは一般的な長方形で玄関のわきに水道メーターがあり、その玄関の隣に位置する個室での音が一番うるさく、トイレで流すと、壁の中をゴーッとかブーッとかいった音が水が流れている間響きます。自分の部屋でトイレを使ったときだけではなく、上や下の階でたぶんシャワーや洗濯機(音がしている時間から想定)を使っているときに、はっきりと音が響いて、夜などは音が収まるまで気になって眠れないくらいです。 他の部屋の人も同じことを言っていたので、うちの部屋にかぎったことではないようです。このマンションは若干仕切りが薄い(上下の音はよく聞こえる)のは承知しているのですが、それだけなのでしょうか? 前にもっと古い築30年程度のRC分譲マンションに住んでいたことがありますが、そのときは水の音は気になりませんでした。 以上のような特徴です。マンションの構造や一般的な水道管・下水管などの配置もあまり詳しくないのですが、 音がうるさいのはどういうことが理由と考えられそうでしょうか? 対策より、想定される原因を具体的に知りたいです。 宜しくお願いいたします。

マンションにおける水道音問題:原因の可能性を探る

築20年を超えるマンションで、水道を使用する際に音が大きく響くとのこと、お困りのことと思います。 原因を特定するために、いくつかの可能性を検討していきましょう。 単に壁の薄さだけでなく、複数の要因が重なっている可能性が高いです。

1. 配管の経年劣化と共振

築20年を超えるマンションでは、給排水管の経年劣化が考えられます。 配管が老朽化すると、内部にサビや汚れが付着し、水の流れによって振動が発生しやすくなります。 特に、金属配管の場合、この振動が壁や床に伝わり、共振を起こして音が大きく増幅される可能性があります。 大成建設施工とはいえ、経年劣化は避けられず、個々の物件の状態にも差があります。 特に、給水管と排水管が壁や床に直接固定されている場合、振動が伝わりやすくなります。

2. 配管の支持不良

配管が適切に固定されていない場合、水の流れによって配管が振動し、音が発生します。 配管の支持金具が劣化したり、数が不足していたりすると、この問題が発生しやすくなります。 特に、直管部分が多く、支持金具が少ない箇所では、共振しやすい傾向があります。

3. 配管の材質と構造

配管の材質によっても音の伝わりやすさが異なります。 金属配管は、プラスチック配管に比べて音が伝わりやすい傾向があります。 また、配管の接続部分も音の発生源となりやすく、接続部の緩みや劣化も確認が必要です。

4. マンションの構造と遮音性

マンションの構造自体も音の伝わりやすさに影響します。 壁や床の厚さ、材質、遮音性能などが低い場合、水道音は隣室や上下階に伝わりやすくなります。 特に、玄関近くに水道メーターがあり、その隣に個室がある間取りの場合、音が伝わりやすい経路になっている可能性があります。 以前のマンションと比べて音が気になるのは、このマンションの構造的な問題も関係しているかもしれません。

5. 上下階からの音

ご近隣からの音も可能性として排除できません。 シャワーや洗濯機の音は、排水管を通じて伝わる場合があります。 排水管が共鳴し、音が大きく増幅されるケースも考えられます。 上下階の住民の方と話し合って、状況を共有してみるのも良いかもしれません。

原因究明のための具体的なステップ

原因を特定するために、以下のステップを試してみてください。

  • 水道メーター周辺の点検: 水道メーター周辺の配管を注意深く観察し、緩みや劣化、異音がないかを確認します。 目視で確認できない場合は、専門業者に点検を依頼することをお勧めします。
  • 音の発生源特定: 音が最も大きく聞こえる場所を特定し、その場所の壁や床を叩いてみて、共振している箇所がないかを確認します。 音の発生源を特定できれば、対策を絞り込むことができます。
  • 時間帯による音の変化: 音が大きくなる時間帯や状況を記録します。 特定の時間帯に音が大きくなる場合は、特定の設備の使用が原因の可能性があります。
  • 管理会社への相談: マンションの管理会社に状況を説明し、専門業者による点検を依頼することを検討します。 管理会社は、建物の構造や配管状況について詳しい情報を持っている可能性があります。
  • 近隣住民への相談: 同じような問題を経験している住民がいるか確認します。 複数人で管理会社に相談することで、より効果的な対応が期待できます。

専門家の視点:建築士・設備業者への相談

原因が特定できない場合は、建築士や設備業者に相談することをお勧めします。 専門家は、建物の構造や配管状況を詳しく調べ、適切な対策を提案してくれます。 特に、配管の交換や遮音工事などの大規模な工事が必要な場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも重要です。

まとめ:原因特定から効果的な対策へ

マンションの水道音問題は、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。 まずは、上記で示したステップに従って原因を特定し、適切な対策を講じることで、快適な生活を取り戻せるようにしましょう。 早めの対処が、問題の悪化を防ぐことに繋がります。

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