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マンションの水道メーター:青と白の取手の役割
マンションの各戸に設置されている水道メーターの横にある青と白の取手は、それぞれ「水道メーター前後の止水栓」です。
* 青い取手: 通常、水道メーターの手前に設置され、水道メーター本体への水の供給を止める役割を担います。緊急時の止水やメーターの点検・交換時に使用します。
* 白い取手: 水道メーターの後に設置され、各戸への給水を止める役割を担います。漏水発生時や修理時などに使用します。
両方とも閉めることで、完全に給水を遮断できます。しかし、常に両方とも閉めた状態にしておくことは推奨されません。
両方とも閉めておくことのデメリットと、開ける際の注意点
両方とも閉めた状態を長く続けると、配管内に残った水が凍結し、配管破裂などのリスクを高める可能性があります。特に冬場や寒冷地では注意が必要です。また、質問者様のように、急に開ける際に大きな音が発生する可能性があります。これは、閉じた状態では配管内に圧力がかかっており、一気に開けることでその圧力が解放される際に音が発生するためです。
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開ける際の正しい手順は、以下の通りです。
1. まず白い取手をゆっくりと開けます。 これは、各戸への給水ラインの圧力を徐々に解放するためです。
2. 次に青い取手をゆっくりと開けます。 これは、メーター本体への給水ラインの圧力を解放します。
一気に開けると、配管内の圧力変化が激しくなり、破裂音のような大きな音が発生したり、配管や止水栓に負担がかかり、破損につながる可能性があります。
上の階からの水道音と、止水栓の破損について
質問者様は、上の階からの水道音が原因で止水栓を閉めていたとのことですが、これは非常に危険な行為です。上の階からの騒音は管理会社に相談するべきです。勝手に止水栓を操作することで、ご自身だけでなく、近隣住民にも影響を及ぼす可能性があります。
青い取手のネジが破裂音とともに吹っ飛んだとのことですが、これは配管内の圧力に耐えられなかった可能性が高いです。長期間閉めた状態を続け、さらに一気に開けたことで、内部の圧力が急激に変化し、止水栓が破損したと考えられます。
専門家への相談と、今後の対策
止水栓が破損した場合は、管理会社または水道工事会社に連絡し、修理を依頼しましょう。自己判断で修理しようとすると、さらに大きな被害につながる可能性があります。
今後の対策としては、以下の点を心がけましょう。
- 上の階からの騒音は管理会社に相談する:騒音の原因究明と解決策を求めましょう。騒音の原因が水道管の老朽化などにある場合は、管理会社が対応してくれる可能性があります。
- 止水栓は必要最低限しか操作しない:緊急時やメーターの点検時以外、むやみに操作しないようにしましょう。特に、長期間閉めたままにするのは避けましょう。
- 定期的な点検:水道メーターや止水栓の状態を定期的に確認し、異常を発見したらすぐに管理会社に連絡しましょう。
- 冬場の凍結対策:冬場は、配管内の水が凍結しないように注意しましょう。保温材などを利用するのも有効です。
まとめ:マンションの水道メーターと止水栓の適切な扱い方
マンションの水道メーターの青と白の取手は、それぞれ役割が異なり、適切な操作が必要です。長期間閉めた状態を続けたり、一気に開けたりすると、配管や止水栓の破損につながる可能性があります。上の階からの騒音など、気になる点があれば、すぐに管理会社に相談しましょう。