マンションの換気扇からの強い風対策:上下窓と気密性

上下に開く窓ですが、換気扇をつけると、閉めていてもまるで窓を開けているかのように風がビュービュー入ってきます。トイレで手を洗った後に乾かす機械くらいの勢いの風の量です。マンションだから気密性が高いので多少仕方ないとはと思いますが、ものすごい風の量で、特に冬は困っています。換気扇をつけるとき、他の窓を開ければ入ってきません。それ以外で、どうしたら風が入らないようにできますか?対策を教えてください。

マンションの換気と気密性:なぜ風がビュービュー入るのか?

マンション、特に高気密住宅では、換気システムの性能が高いため、換気扇を稼働させると、室内の空気を効率的に排出します。その結果、室内の気圧が下がり、外気を取り込もうとする力が発生します。上下に開く窓は、わずかな隙間でも気密性が低いため、この外気の吸い込みが窓の隙間から強い風として感じられるのです。トイレのハンドドライヤー並みの風圧は、換気システムの能力の高さと、窓の気密性の低さを示しています。

換気扇からの強い風を防ぐための具体的な対策

では、具体的な対策を見ていきましょう。以下の方法を単独、または組み合わせて試してみてください。

1. 窓の気密性を高める

最も効果的なのは、窓自体の気密性を高めることです。

  • 窓枠の隙間を埋める: 窓枠と壁の間に隙間がある場合は、隙間テープやパッキンで塞ぎましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。特に、上下窓の開閉部分の隙間を丁寧に処理することが重要です。材質は、発泡ウレタン、スポンジ、シリコンなど、様々な種類がありますので、窓枠の材質や状況に合わせて最適なものを選びましょう。
  • 窓ガラスの断熱性を高める: 二重窓やLow-Eガラスへの交換は高額ですが、断熱性と気密性を大幅に向上させ、冷暖房効率もアップします。長期的な視点で検討する価値があります。
  • 窓の調整: 窓の調整ネジなどで、窓枠と窓ガラスの密着度を高めることができます。窓がスムーズに開閉しなくなっている場合は、調整が必要かもしれません。専門業者に依頼するのも良いでしょう。

2. 換気方法を見直す

換気扇の風量を調整できる場合は、弱風にしてみましょう。それでも風が気になる場合は、換気扇の種類を見直すのも一つの方法です。

  • 換気扇の種類: 既存の換気扇が、局所換気扇(トイレや浴室など特定の場所の換気)である場合、全体換気(24時間換気システムなど)に切り替えることで、風の流れを調整できる可能性があります。ただし、これはマンションの構造や管理規約に依存しますので、管理会社に相談が必要です。
  • 換気扇のフィルター清掃: 換気扇のフィルターが汚れていると、風量が低下し、より強い風で空気を排出する必要があるため、風の勢いが増す可能性があります。定期的にフィルターを清掃または交換しましょう。

3. 窓周りの工夫

窓周りの工夫で、風の侵入を軽減できます。

  • カーテンやブラインド: 厚手のカーテンやブラインドは、風の侵入をある程度防ぎます。特に、隙間なく窓全体を覆うタイプのものが効果的です。
  • ドラフトストッパー: 窓の下部に設置するドラフトストッパーは、隙間からの風の侵入を防ぎます。様々な素材とデザインがあるので、インテリアに合うものを選びましょう。
  • 空気の層を作る: 窓の前に家具などを配置することで、窓と部屋の間に空気の層を作り、風の流れを弱める効果が期待できます。ただし、家具の配置で部屋のレイアウトが大きく変わってしまう可能性があるので、注意が必要です。

4. 専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門家(建築業者、不動産管理会社など)に相談することをお勧めします。建物の構造や換気システムの特性を理解した上で、適切なアドバイスをもらえます。

事例:グレーのインテリアと窓からの風対策

例えば、グレーを基調とした落ち着いたインテリアの部屋で、窓からの風対策を検討する場合、厚手のグレーのカーテンや、グレーのドラフトストッパーを選ぶことで、インテリアの統一感を保ちながら対策を行うことができます。

まとめ:快適な室内環境のために

マンションの高気密性による換気扇からの強い風は、冬場特に問題となります。窓の気密性向上、換気方法の見直し、窓周りの工夫、そして専門家への相談など、様々な対策があります。状況に合わせて最適な方法を選び、快適な室内環境を実現しましょう。

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