マンションの床強度と水槽設置:90cm水槽、60cm水槽、そして30cmキューブ水槽の配置について

早速質問させて頂きます。 当方、現在1Kの鉄筋コンクリート製、築15年マンションの八階角部屋(建物の一番側面の部屋)に住んでおります。 90cm水槽をキッチン壁際に置き、60cm水槽をキッチン近くの玄関の靴箱の上に置いているのが現状です。 今度30cmキューブ水槽を増やしたいと思っているのですが、この際60cm水槽を90cm水槽の隣に移動させて、コルクマットか板を敷いた上にステンレスラックを置いて、その上に60cm水槽を置きたいと思っているのですが床強度は大丈夫でしょうか。 予定では90cm水槽と60cm水槽の間に30cm程の隙間が空き、そこに5kgのミドボンを設置予定です。 90cm水槽は水槽台に乗っています。 キッチンは部屋よりも5,6cm程高い構造で、部屋の四方には多分建物の中でも一番太い鉄骨が通っているらしい段差があります。 床に傾き等は今の所出ておらず、沈み込みも無いのですがどうなんでしょうか? よろしくお願いいたします。

マンションにおける水槽設置と床強度:専門家の視点

築15年の鉄筋コンクリート造マンション、8階角部屋に複数の大型水槽を設置されているとのこと、水槽の追加による床への負担増加についてご心配ですね。結論から言うと、現状の配置と追加予定の配置では、床への負担が大きくなり、危険性がある可能性があります。 専門家である建築士や構造エンジニアに相談することを強くお勧めします。

水槽の重量と床への負担

まず、各水槽の重量を計算しましょう。水槽の容積に水の密度(約1000kg/m³)を掛け合わせ、水槽自体の重量を加算します。例えば、90cm水槽(仮に厚さ1cmのガラスと仮定)の場合、水の重量だけで約675kg、水槽自体の重量を加えると700kgを超える可能性があります。60cm水槽と30cmキューブ水槽、そしてミドボンも加えると、かなりの重量になります。これだけの重量が一点に集中すると、床への負担は非常に大きくなります。

鉄筋コンクリートマンションの床強度

鉄筋コンクリートマンションの床は、一般的に高い強度を持つとされていますが、一点に集中する荷重には弱いという特性があります。特に、築年数が経過している場合、経年劣化による強度低下も考慮する必要があります。 また、角部屋であること、キッチン部分の床が高くなっていることなどは、床構造に影響を与える可能性があります。建物の構造図を確認し、床の許容荷重を確認することが理想的です。

安全な水槽設置のための対策

水槽の追加設置を検討する前に、以下の対策を検討しましょう。

  • 専門家への相談: 建築士や構造エンジニアに相談し、床の強度と水槽設置の可否、安全な設置方法についてアドバイスを求めましょう。これは最も重要なステップです。
  • 分散配置: 水槽を複数の場所に分散配置することで、一点への集中荷重を軽減できます。例えば、30cm水槽は別の場所に設置するなど検討してみましょう。
  • 高強度な水槽台: 水槽台は、水槽の重量をしっかり支えられる高強度なものを使用しましょう。安価な水槽台は、長期間の使用で劣化し、危険な状態になる可能性があります。
  • 床補強: 専門家のアドバイスに基づき、床の補強工事を行うことも検討しましょう。これは、費用がかかりますが、安全性を確保する上で最も確実な方法です。
  • 重量軽減: 水槽内の水の量を減らすことで、床への負担を軽減できます。砂利やレイアウト素材の量も考慮しましょう。
  • 設置場所の確認: 水槽を設置する場所の床が水平で、安定していることを確認しましょう。傾斜や凹凸がある場合は、調整が必要です。

事例:水槽設置による床の損傷

インターネット上には、水槽設置による床の損傷に関する事例がいくつか報告されています。中には、床が陥没したり、ひび割れたりするケースも存在します。このような事態を避けるためにも、事前に専門家への相談が不可欠です。

まとめ:安全第一で水槽設置を

水槽は、癒やしを与えてくれる素晴らしいインテリアですが、その重量は想像以上に大きいです。安全な設置を確保するために、専門家のアドバイスを仰ぎ、適切な対策を講じることを強くお勧めします。 安易な設置は、床の損傷だけでなく、水槽の転倒による事故にもつながる可能性があります。 安全を最優先に、水槽と快適な生活空間を両立させましょう。

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