マンションの床カビ対策:原因究明と解決策

床カビで悩んでいます。分譲マンション新築から3年目経ちました。(東向き)出窓下のフローリングからカビ(アオカビ?)が発生し3年間悩んでいます。1年目の秋、ソファー下のフローリング(出窓際)にカビが発生しました。デベロッパー曰く、壁にピタッとひっつけたソファーで床が結露しカビが発生したのでは?15センチは間隔を空けて下さいとのこと。そこでカビが発生した床を張替え、更にソファーを処分し、壁ぎわはテレビ(プラズマテレビ)のみを置きました。もちろん壁との間隔には注意しました。ところが2年目の梅雨シーズンにテレビ後ろのやはり壁ぎわの床がカビてしまいました。デベロッパー曰く、寒い時期にプラズマテレビから出る熱が冷やされ壁内に湿気がこもり結露し床も腐ったのではないか?というのです。プラズマテレビが原因で床がカビるという現象にびっくりです。液晶テレビやLEDは確かに発熱は低いでしょうが・・・ちなみにテレビ端子は出窓側に設置されています。断熱があまり機能してないのではと思ったのですが、それはまず大丈夫とのことでした。今は出窓の壁側に何も置けない状態です。その床の張替えですが、デベロッパー曰く、湿気が完全に引いてからの施工が良いでしょうとのことで、張替え時期未定としてます。張替費用はデベロッパーもちです。費用がかからないのは、おそらくそんな例がないのでしょう。原因を判明させることにかなり悩んでいたようでした。しかし私は出窓の断熱を疑っています。断熱材が入っていても湿気ることがあるのですか?このままでは出窓の壁側に何も置けません。なにとぞよろしくお願いします。ちなみに1,2年目の冬はファンヒーターを使用しました。出窓には何も置いてません。窓の結露はひどくはない普通の状態です。出窓は開けることはありません。24時間換気を使用してます。部屋の湿度は40~60%ぐらい。フローリングはハードコーティングしてます。カビの範囲は1M~1・5M

マンション床カビの原因:可能性を探る

3年間に渡り、同じ場所でカビが発生しているとのこと、大変お困りだと思います。デベロッパーの指摘にもあるように、結露が大きな原因と考えられますが、その原因を特定することが重要です。いくつか可能性を検証してみましょう。

1. 出窓の断熱性

東向きのマンションで、出窓部分の断熱性が不十分な可能性があります。たとえ断熱材が入っていても、施工不良や断熱材の種類によっては、十分な効果を発揮しないケースがあります。特に、外気温の変動が激しい東向きの窓は、結露リスクが高まります。

* 具体的な確認方法:
* 管理会社に、出窓部分の断熱仕様書を請求し、施工状況を確認します。
* 冬場、窓ガラスの表面温度と室温を比較し、温度差が大きい場合は断熱性の低さを示唆します。サーモグラフィーを使うとより正確に確認できます。
* 窓枠の隙間や、壁との接合部に隙間がないか確認します。

2. 換気不足

24時間換気システムは稼働していますが、出窓周辺の空気の循環が不十分な可能性があります。出窓は閉め切った状態とのことですが、空気の淀みやすい場所です。

* 具体的な改善策:
* 換気扇の清掃やフィルター交換を行い、換気効率を向上させます。
* 部屋のレイアウトを見直し、出窓周辺の空気の流れを良くします。
* 換気扇の風量を調整できる場合は、風量を増やしてみましょう。
* 定期的に窓を開けて、空気の入れ替えを行うことも効果的です。

3. プラズマテレビからの熱

デベロッパーの指摘にあるように、プラズマテレビからの熱が壁内に湿気をため込み、結露を引き起こしている可能性も否定できません。プラズマテレビは液晶テレビに比べて発熱量が高いです。

* 具体的な対応策:
* テレビの背面に、通気性の良いラックを設置し、熱を逃がしやすいようにします。
* テレビと壁の間に十分な空間を確保します(15cm以上)。
* テレビの設置場所を変更できないか検討します。

4. その他要因

* 湿度: 部屋の湿度は40~60%と比較的安定していますが、梅雨時期など、一時的に湿度が高くなる可能性があります。除湿機の使用を検討しましょう。
* ファンヒーターの使用: ファンヒーターの使用は、局所的に空気を乾燥させ、結露を促進する可能性があります。使用時は、部屋全体の換気を心がけましょう。
* フローリングの種類: ハードコーティングされたフローリングでも、完全に湿気を防ぐことはできません。

専門家の意見を参考に

カビの発生原因を特定し、適切な対策を講じるためには、専門家の意見を聞くことが重要です。

* 建築士や不動産鑑定士: マンションの構造や断熱性能について専門的な見解を得られます。
* カビ検査業者: カビの種類や発生原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。
* インテリアコーディネーター: 部屋のレイアウトや家具の配置についてアドバイスをもらえます。

具体的な解決策と予防策

デベロッパーに床の張替えを依頼している状況ですが、根本的な原因を解決しなければ、再びカビが発生する可能性があります。

1. 原因特定

まず、上記で挙げた可能性を一つずつ検証し、原因を特定することが重要です。専門家に相談し、必要であれば調査を依頼しましょう。

2. 断熱対策

出窓の断熱性が低いことが原因であれば、断熱フィルムの貼付や、窓枠の隙間を埋めるなどの対策が必要です。

3. 換気対策

換気扇の清掃やフィルター交換、部屋のレイアウト変更など、換気効率を向上させる対策を行いましょう。

4. 湿度管理

梅雨時期や冬場など、湿度が高くなる時期は、除湿機を使用するなど、湿度管理に気を配りましょう。

5. 家具の配置

壁ぎわに家具を置く場合は、壁との間に十分な空間を確保し、通気を良くしましょう。

まとめ

マンションの床カビ問題は、原因特定が重要です。デベロッパーとの連携を密にしつつ、専門家の意見も参考にしながら、原因を究明し、適切な対策を講じることで、快適な住環境を取り戻しましょう。 解決策を実行する際には、安全に配慮し、必要に応じて専門業者に依頼することをおすすめします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)