マンションの巾木剥がれ問題!原因と費用、業者への対応策を徹底解説

ソフト巾木が全部の部屋ではがれてきています。張り替えてから2年くらいではがれはじめ、10年くらい経ちます。 糊の寿命?それとも施工手抜き?90㎡のマンション全部張り替えでいくら位でしょうか? 手抜きなら施工業者にクレーム入れた方がいいですか? ちなみに、家の湿度はぜんそく持ちなのでかなり適湿に保っています。

ソフト巾木の剥がれの原因を探る

マンションの巾木が剥がれてくるのは、実に悩ましい問題ですね。特に、張り替えから2年で剥がれ始め、10年経つ現在も進行しているとのことですので、原因究明と適切な対処が必要です。可能性としては、以下の3点が考えられます。

1. 接着剤(糊)の劣化

経年劣化による接着剤の寿命は確かに考えられます。特に、安価な接着剤を使用していた場合や、施工時の温度・湿度条件が悪かった場合は、接着力が低下しやすくなります。10年という期間を考えると、糊の寿命が尽きた可能性は高いでしょう。

2. 施工不良

接着剤の選定だけでなく、施工方法にも問題があった可能性があります。例えば、

  • 下地処理が不十分:巾木を貼る前に、壁面の汚れや埃をきちんと除去していなかった。
  • 接着剤の塗布不足:接着剤を均一に塗布せず、部分的に接着力が弱くなっていた。
  • 圧着不足:巾木を壁面にしっかりと圧着させずに施工した。
  • 乾燥不足:接着剤が完全に乾燥する前に、巾木に負荷がかかった。

などが考えられます。これらの施工不良は、接着剤の寿命に関わらず、早期の剥がれにつながります。

3. 環境要因

ご自宅の湿度はぜんそく対策として適湿に保たれているとのことですが、実は、過剰な湿気も巾木の剥がれに影響を与える可能性があります。巾木の素材によっては、湿気を吸収することで膨張し、接着剤との密着性が低下することがあります。ただし、適湿を保っているとのことですので、この可能性は低いと考えられます。

90㎡マンションの巾木張り替え費用

90㎡のマンション全体でソフト巾木を張り替える費用は、いくつかの要素によって変動します。

  • 使用する巾木の材質と種類:木製の巾木、塩ビ製の巾木など、材質によって価格が大きく異なります。高級感のある天然木を使用する場合は、費用が高くなります。
  • 施工面積:90㎡のマンション全体となると、巾木の総延長は相当な長さになります。面積が大きくなるほど、費用も高くなります。
  • 施工業者:業者によって、人件費や材料費、利益率が異なるため、費用に差が出ます。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
  • 下地処理の必要性:既存の巾木をはがす際に、壁に損傷がある場合は、下地処理が必要となり、費用が追加されます。

これらの要素を考慮すると、概算で15万円~30万円程度と予想されます。正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが必要です。

施工業者へのクレーム対応

もし、施工不良が原因で巾木が剥がれていると判断できる場合は、施工業者にクレームを入れることを検討しましょう。

クレーム対応の手順

  1. 証拠の確保:剥がれている巾木の写真や動画を撮影し、施工状況を記録しておきましょう。
  2. 施工業者への連絡:電話またはメールで、状況を説明し、修理または交換を依頼します。具体的な状況と、証拠となる写真や動画を提示しましょう。
  3. 修理・交換の交渉:業者との交渉では、冷静に事実を伝え、具体的な対応を求めましょう。修理費用や交換費用について、合意に至るまで粘り強く交渉することが重要です。
  4. 必要であれば、専門家への相談:交渉が難航する場合は、弁護士や建築士などの専門家に相談することを検討しましょう。

施工から10年経過しているという点については、瑕疵担保責任の期間を過ぎている可能性があります。しかし、施工不良が明らかな場合は、業者側に責任がある可能性も否定できません。証拠をしっかり揃え、冷静に交渉することが重要です。

まとめ:巾木トラブルを解決するためのステップ

マンションの巾木剥がれ問題は、原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。まずは、複数の業者に見積もりを依頼し、費用と施工内容を比較検討しましょう。そして、原因が施工不良であると判断できる場合は、証拠を揃えて施工業者に連絡し、責任ある対応を求めましょう。

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