マンションの家具調仏壇、変形・傷みの原因と対策

平成17年新築マンション。平成17年のマンションに将来すごそうと思って購入していました。誰も住んでいないこの部屋に家具調仏壇だけ置いてあります。最近木が傷んできた気がするのですが、誰も住まない部屋にこのように家具など置くと変形しますか?湿度の影響?ちなみに家具調仏壇は5年くらいおいています。週に一回お線香あげてます。

誰も住んでいない部屋での家具の変形・傷みについて

誰も住んでいない部屋に家具を長期的に置くと、確かに変形や傷みが生じる可能性があります。質問者様のケースでは、平成17年築のマンションに5年間、家具調仏壇を置いておられるとのことですが、その原因として考えられるのは主に以下の3点です。

1. 湿気の影響

湿気は木材の最大の敵です。マンションは気密性が高いため、換気が不十分だと湿気がこもりやすく、木材の膨張や腐朽を引き起こします。特に、誰も住んでいない部屋は生活による空気の循環が少ないため、湿気が溜まりやすい傾向があります。お線香をたいていても、それだけでは十分な換気効果は期待できません。

2. 直射日光の影響

直射日光も木材の変形・傷みの原因となります。紫外線による日焼けや、温度変化による木材の伸縮が、ひび割れや変色を引き起こす可能性があります。仏壇の設置場所が窓際に近い場合、注意が必要です。

3. 空気中の成分の影響

空気中には、木材を劣化させる成分が含まれている場合があります。例えば、ホルムアルデヒドなどの有害物質は、木材の変色や腐朽を促進する可能性があります。新築マンションの場合、建材から放出されるホルムアルデヒドなどの影響も考えられますが、築年数が経過しているので、その影響は比較的少なくなっていると考えられます。

具体的な対策とアドバイス

では、家具調仏壇の変形・傷みを防ぐために、どのような対策をすれば良いのでしょうか?具体的なアドバイスを以下に示します。

1. 換気対策

最も重要なのは定期的な換気です。週に1回程度、窓を開けて部屋全体を換気しましょう。特に梅雨時期や冬場は、湿気がこもりやすいので、こまめな換気を心がけてください。換気扇があれば、使用することも有効です。

2. 除湿対策

換気だけでは不十分な場合は、除湿機の使用を検討しましょう。特に梅雨時期や、結露しやすい冬場は効果的です。除湿剤も併用すると、より効果を高めることができます。

3. 直射日光対策

仏壇が直射日光に当たっている場合は、カーテンブラインドなどで日光を遮断しましょう。また、仏壇の位置を移動することも検討してください。

4. 防虫対策

木材は虫の被害を受けやすいです。防虫剤を定期的に使用することで、虫による被害を防ぐことができます。

5. 定期的なメンテナンス

仏壇の表面に汚れやホコリが付着していると、木材の劣化を促進する可能性があります。定期的に乾拭きを行い、清潔に保ちましょう。

6. 専門家への相談

もし、すでに木材に深刻な傷みが見られる場合は、仏壇修理専門業者に相談することをお勧めします。専門家による適切な処置を受けることで、仏壇の寿命を延ばすことができます。

事例:マンションでの家具の劣化を防ぐための工夫

あるマンション住人の方から、リビングの無垢材のテーブルが反り始めたという相談を受けました。原因を調べたところ、窓際に設置されており、直射日光が長時間当たっていたことが判明しました。カーテンを取り付けることで、日光を遮断し、反りを抑えることができました。この事例からもわかるように、適切な対策を行うことで、家具の劣化を防ぐことが可能です。

専門家の視点:木材の劣化を防ぐためのポイント

インテリアコーディネーターの山田氏によると、「木材の劣化を防ぐためには、適切な湿度管理が非常に重要です。湿度計を設置し、常に湿度を50%~60%に保つように心がけましょう。また、定期的なメンテナンスも忘れずに行うことが大切です。」とのことです。

まとめ

誰も住んでいない部屋に家具を置く場合、湿気や直射日光、空気中の成分などによって変形や傷みが生じる可能性があります。家具調仏壇の寿命を延ばすためには、適切な換気、除湿、直射日光対策、防虫対策、定期的なメンテナンスが不可欠です。必要に応じて専門家への相談も検討しましょう。

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