マンションの壁の中に迷い込んだ雛鳥の救出方法

家の室外機とエアコンの間に雀が巣を作り雛が生まれたんですが、その雛がどうやら室外機とエアコンの間の隙間から壁の中に入ってしまったようです。かなり奥に入り込んでいるようで、部屋の中でもよく壁の中から雛の鳴き声が聞こえます。親鳥も来ていたんですが、雛が壁の中に入ってしまったころから、親鳥の姿も見ていません。このままだと雛が死んでしまうので、何とか巣に戻してあげたいのですが……。私の家はマンションなので、簡単に壁は取り壊せないと親に言われました。雛の声を聞くたびに、心が苦しくなります。何か良い方法はないでしょうか?

壁の中に迷い込んだ雛鳥への対応:専門家への相談が最優先

小さくて無力な雛鳥が壁の中に閉じ込められてしまった、という状況は非常に辛いですね。まずは落ち着いて、以下の手順で対応することをお勧めします。焦らず、冷静な判断が大切です。

1. 専門家への連絡:動物保護団体または害獣駆除業者

マンションの壁を壊すのは容易ではありません。そのため、まずは動物保護団体や害獣駆除業者に連絡するのが最善策です。彼らは鳥類の救出に経験があり、安全かつ適切な方法で雛鳥を救出するノウハウを持っています。

* 動物保護団体:地域の動物保護団体に連絡し、状況を説明しましょう。彼らは専門知識と経験に基づいて、適切なアドバイスや救出方法を提案してくれるでしょう。
* 害獣駆除業者:鳥類の駆除も業務範囲に含む業者もいます。状況によっては、彼らが適切な対応をしてくれる可能性があります。ただし、雛鳥の救出を目的とすることを明確に伝えましょう。

2. 状況の把握と情報提供:雛鳥の状況を正確に伝える

専門家に連絡する際には、以下の情報を正確に伝えましょう。

  • 雛鳥の種類(雀と分かっている場合は雀と伝える)
  • 雛鳥の数(推定でも良い)
  • 鳴き声が聞こえる場所(具体的な位置、部屋名など)
  • 室外機とエアコンの設置状況(写真があるとより正確に状況を伝えられる)
  • マンションの構造(築年数なども含め)
  • 連絡可能な日時

3. 親鳥の確認:親鳥の状況も伝える

親鳥の姿が見えなくなったこと、そして親鳥が雛鳥を探している可能性も伝えましょう。専門家は親鳥の状況も考慮に入れて、救出方法を検討します。

4. 自力での救出は危険:安易な行動は避ける

ご自身で壁を剥がしたり、穴を開けたりする試みは絶対に避けてください。マンションの構造に損害を与える可能性があり、危険です。また、雛鳥を傷つけてしまう可能性もあります。専門家の指示に従いましょう。

雛鳥の救出を待つ間の対応

専門家からの連絡を待つ間も、できることがあります。

1. 騒音の軽減:雛鳥への負担を減らす

雛鳥は騒音に敏感です。そのため、鳴き声が聞こえる場所周辺では、騒音を極力減らすように心がけましょう。大きな音を出したり、激しい動きをしたりしないように注意してください。

2. 環境調整:室温と湿度を適切に保つ

雛鳥は寒さや暑さに弱いため、室温と湿度を適切に保つことが大切です。特に、夜間は室温が下がらないように注意しましょう。

3. 親鳥への配慮:餌場を確保する

親鳥が雛鳥を探している可能性があります。ベランダなどに餌台を設置し、親鳥が安全に餌を食べられるように配慮しましょう。ただし、雛鳥が自分で餌を食べられる年齢かどうかは専門家に確認しましょう。

専門家以外への相談

動物保護団体や害獣駆除業者以外に、マンション管理会社にも相談してみましょう。マンションの構造や、安全な救出方法についてアドバイスをもらえる可能性があります。

インテリアと鳥の共存:予防策

今回の様な事態を防ぐために、以下のような予防策も検討してみましょう。

1. 室外機の設置場所:鳥が巣を作れないようにする

室外機を設置する際に、鳥が巣を作れないような工夫をすることが重要です。例えば、室外機の上にネットを張ったり、周囲に棘のある植物を植えるなど、鳥が近づきにくい環境を作ることで、巣作りの予防になります。

2. エアコンの隙間:隙間を塞ぐ

室外機と壁の間に隙間がある場合は、隙間を塞ぐことで鳥が侵入するのを防ぐことができます。隙間を塞ぐ際には、鳥が逃げ出せるような工夫は必要ありません。

3. 定期的な点検:早期発見に繋げる

定期的に室外機周辺をチェックし、鳥が巣を作っていないかを確認しましょう。早期発見することで、雛鳥が壁の中に入る前に対応できます。

まとめ

壁の中に迷い込んだ雛鳥の救出は、専門家の助けが必要なケースです。焦らず、冷静に状況を把握し、適切な機関に連絡することが大切です。そして、今回の経験を活かし、今後鳥が巣を作らないような環境づくりを検討しましょう。

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