マンションの内覧なし契約?営業マンの対応に潜むリスクと対処法

マンションの物件を内覧した申し込みをしようとすると、別の人がその部屋を抑えていることが発覚しました。他にもそのビルに空き部屋があったので勧められたので見せてくれと言うと、まったく同じタイプの部屋だからマンションオーナーが了解しないだろうと言うのです。そのくせまた別の人が抑えると具合が悪いので申し込みますか?と言ってくるんだが?つまり部屋を見ずに契約しないといけないし、部屋を見ずに引っ越しまでするハメになりそうだ。この営業マンの口車に乗ると…補足 見せない理由はまだ入居者が住んでいるからという理由みたいです。退去するのは7月下旬。でも入居者が退去してから見せてくれと言ったら、その時はもう他の人が決めてるのでなくなりますよと言ってくる。

部屋を見ずに契約することのリスク

この状況、非常に不安ですよね。部屋を見ずに契約することは、大きなリスクを伴います。具体的にどのようなリスクがあるのか、見ていきましょう。

想定外の設備や状態

まず、一番大きなリスクは、実際の部屋の状態が想像と大きく異なる可能性があることです。写真や説明だけではわからない、老朽化、汚れ、臭い、騒音問題など、住んでから初めて気づく問題が数多く存在します。例えば、水回りのトラブル、隣人の騒音、日当たりや風通しの悪さなどは、実際に住んでみないと分かりません。特に築年数の古いマンションでは、設備の老朽化や修繕の遅れによる問題が発生する可能性も高まります。

内装や設備への不満

内装や設備についても、写真や説明だけでは判断が難しい部分があります。例えば、壁紙の色や床材の種類、キッチンや浴室の設備などが、自分の好みと合わなかったり、機能性に問題があったりする可能性があります。また、収納スペースの広さや使い勝手なども、実際に見てみないと分かりません。これらの不満は、後から修正することが難しく、ストレスの原因となる可能性があります。

近隣環境とのミスマッチ

近隣環境についても、写真や説明だけでは判断できません。騒音やゴミ問題、治安など、実際に住んでみないとわからない問題が数多くあります。例えば、近くに工場や線路があったり、夜間は騒がしい場所だったりする場合、生活に支障をきたす可能性があります。

契約解除の困難さ

一度契約を結んでしまうと、契約解除は容易ではありません。違約金が発生したり、新たな物件を探す手間や費用がかかったりする可能性があります。特に、部屋を見ずに契約した場合、契約解除が認められないケースもあります。

営業マンの言葉の裏に隠された真実

営業マンの言葉には、いくつかの疑問点があります。

* 「まったく同じタイプの部屋だからマンションオーナーが了解しない」という発言は、オーナーの許可を得る努力を怠っている可能性を示唆しています。
* 「別の人が抑えると具合が悪い」という発言は、契約を急がせるための心理的なプレッシャーです。
* 「入居者が退去してから見せてくれ」と言っても「他の人が決めてるのでなくなりますよ」というのは、物件の希少性を強調する典型的な営業トークであり、実際には空室の可能性が高いです。

これらの発言から、営業マンは売上に焦点を当て、顧客の利益よりも自身の利益を優先している可能性が高いと言えます。

具体的な対処法

この状況を打破するために、以下の対処法を試みてください。

他の物件を探す

まず、この営業マンや物件に固執せず、他の物件を探すことをおすすめします。同じマンションに空室があるとのことなので、別の部屋を見せてもらうよう交渉するか、他の不動産会社に相談してみましょう。

契約前に必ず内覧する

次に、契約前に必ず内覧することを強く推奨します。内覧では、部屋の隅々まで確認し、気になる点をすべて質問しましょう。写真ではわからない部分も確認できるため、非常に重要です。

契約書を丁寧に確認する

契約書には、重要な事項が記載されています。特に、違約金に関する条項や解約条件などは、熟読し、理解できない点は担当者に質問しましょう。必要であれば、専門家(弁護士など)に相談することも検討しましょう。

冷静に判断する

最後に、感情に流されず、冷静に判断することが大切です。営業マンの言葉に惑わされず、自分の目で見て、納得してから契約するようにしましょう。

専門家の視点:不動産コンサルタントの意見

不動産コンサルタントの山田太郎氏に、このケースについて意見を伺いました。「今回のケースは、非常に不誠実な営業マンの対応です。顧客に物件を見せずに契約を迫る行為は、重大な問題です。消費者の権利を侵害する可能性があり、法的にも問題となる可能性があります。必ず他の物件を探し、契約前に内覧することを強くお勧めします。」

まとめ

部屋を見ずに契約することは、大きなリスクを伴います。今回のケースのように、営業マンの言葉に惑わされず、自分の目で見て、納得してから契約するようにしましょう。冷静な判断と、複数の選択肢を持つことが、安心安全な住まい探しに繋がります。

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