マンションのセキュリティ対策と防犯カメラの有効活用:不審者侵入への対策

自分の家はオートロックのマンションです。正面玄関やガレージには警備員がたっていますが他の入り口には防犯カメラだけで警備員はいません。入居者がでてくるのを待って入れば簡単に入れます。 共用部はもちろん部屋の玄関の前まで行けます。自分も鍵を忘れた時にその方法で部屋までいきました。 以前、ゲートの前でいかにもでてくる人待ちと言う人を見ました。その人を見ていると案の定、入居者がでて来た時に入って行きました。後を付けてみると今度は共用部から居住部に入るゲートの前のソファで30分程座っていました。そしてまた居住部から共用部にでてきた人と入れ替わりに居住部に入って行きました。そして堂々とエレベーターに乗って行ったところで見失ってしまいました。その後、1時間くらい後にエントランスに行くとまだうろうろしていました。フロントにも話かけていました。おそらくその人は入居者ではないと思います。 防犯カメラはなにかあった時にしか見ないだろうし、フロントの人も他の入居者も共用部のソファで平気な顔でいたらまさか外部の人だとは思わないと思います。 このような人をフロントの人は真面目に対応していました。やはりフロントの人は共用部にいる人は全員入居者と思っているのでしょうか? マンションが高級や設備がよい。有名人がたくさん住んでいるテレビで特集されたなどで有名なら入居者ではない人が観光(?)で紛れ込んだりしますか?

マンションのセキュリティ対策:オートロックだけでは不十分?

ご質問にあるように、オートロックマンションであっても、警備員配置が不十分な入り口や、共用部の管理に甘さがあると、外部からの侵入リスクが高まります。防犯カメラは抑止力として有効ですが、常時監視されているわけではないため、後から録画を確認するだけでは、事件発生後の対応にしか繋がりません。 ご自身が体験されたように、不審者が入居者の後について入っていく、という手口は、防犯カメラだけでは捕捉しにくい危険な方法です。

不審者侵入の手口と対策

不審者は、入居者の出入りを利用して侵入を試みる「なりすまし侵入」や、共用部で長時間滞在し、様子を伺う「下見」を行う場合があります。 今回のように、共用部のソファで長時間滞在する行為も、不審な行動として認識する必要があります。

フロントスタッフの対応とマンションのセキュリティ意識

フロントスタッフが不審者を真面目に対応していた、というご指摘は、必ずしもフロントスタッフが「共用部にいる人は全員入居者」と考えているとは限りません。しかし、不審者を見抜くための教育や、対応マニュアルが不足している可能性があります。 また、高級マンションや有名人が居住するマンションは、観光目的で侵入を試みる者も存在する可能性があります。

具体的な対策と改善点

マンションのセキュリティ対策を強化するためには、以下の対策が有効です。

1. セキュリティシステムの強化

* 防犯カメラの増設と性能向上: 死角をなくすためにカメラを増設し、高画質・高機能なカメラを導入することで、不審者の行動をより詳細に記録できます。AI搭載カメラであれば、不審な行動を検知し、リアルタイムで警備員に通知することも可能です。
* 顔認証システムの導入: 入居者専用の顔認証システムを導入することで、不審者の侵入をより効果的に防ぐことができます。
* セキュリティーゲートの設置: 共用部への出入り口にセキュリティーゲートを設置することで、入退室管理を強化できます。
* 警備員の巡回強化: 特に警備員がいない入り口や共用部への巡回を強化することで、抑止力となります。

2. 住民への啓発活動

* 不審者への対応マニュアル配布: 住民に不審者を見かけた場合の対応マニュアルを配布し、適切な行動を促します。
* 防犯意識の向上: 定期的に防犯に関するセミナーや研修会を開催し、住民の防犯意識を高めます。
* 情報共有システムの構築: 住民同士で情報共有できるシステムを構築することで、不審者の情報などを迅速に共有できます。

3. フロントスタッフの教育

* 不審者対応研修の実施: フロントスタッフに対して、不審者を見分けるための研修を実施し、適切な対応をできるようにします。
* マニュアルの作成と徹底: 不審者への対応マニュアルを作成し、スタッフ全員が理解し、実践できるように徹底します。

4. マンション管理組合への働きかけ

* セキュリティ強化の提案: マンション管理組合に対して、セキュリティ強化のための提案を行い、具体的な対策を検討してもらいます。

専門家の視点:セキュリティコンサルタントの意見

セキュリティコンサルタントに相談することで、マンションのセキュリティ状況を客観的に評価してもらい、最適な対策を提案してもらうことができます。 彼らは、防犯カメラの配置、警備体制、アクセス制御システムなど、様々な観点からアドバイスを行い、より安全なマンション環境を実現するためのサポートをしてくれます。

まとめ

オートロックマンションであっても、セキュリティ対策は万全ではありません。 防犯カメラの活用に加え、警備体制の強化、住民への啓発活動、そしてフロントスタッフの教育など、多角的なアプローチでセキュリティ対策を強化していく必要があります。 ご自身のマンションの状況を管理組合に伝え、改善を働きかけることが重要です。 安全・安心な居住環境を守るためには、住民と管理組合の連携が不可欠です。

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