マンションのクローゼット扉の塗料剥がれ…退去時の費用と解決策

マンションの一人暮らしをしています。ダメだとは分かっていてもやってしまいました…。短期間で剥がせば問題ないだろうと思って、クローゼットの扉にテープでメモや張り紙などを貼ってしまいました。その結果、扉の塗料が、テープの形に剥がれてしまいました。何枚も貼ったので範囲が広いです。これはマンションを出る時にいくらかお金を払わなければいけませんよね?( i _ i )木の模様なので塗り替えなども自分でできません。でも何か解決法があればと…質問させていただきました。

賃貸マンションの原状回復義務と塗料剥がれ

賃貸マンションに住む場合、退去時には「原状回復」という義務があります。これは、入居時の状態にできるだけ戻すことを意味します。ただし、通常の使用による損耗は借主の負担とはなりません。今回のケースでは、テープによる塗料の剥がれは、通常の使用の範囲を超える可能性が高いため、修繕費用を負担する必要があるかもしれません。費用は、剥がれた面積、建物の材質、修繕方法などによって大きく異なります。

塗料剥がれの状況と対応策

まず、剥がれた塗料の面積や深さを確認しましょう。写真に撮っておくことをお勧めします。小さな剥がれであれば、補修材で対応できる可能性があります。しかし、広い範囲にわたって剥がれている場合は、専門業者への依頼が必要となるでしょう。

1. 自分でできる補修方法

小さな剥がれであれば、以下の方法で自分で補修を試みることができます。

  • 木部用補修材を使用する:ホームセンターなどで販売されている木部用の補修材(木目調のペンやパテなど)を使って、剥がれた部分を埋めます。色を合わせるために、複数の色を混ぜて使う必要があるかもしれません。完全に元の状態に戻すのは難しいですが、目立たなくすることは可能です。
  • 家具用タッチアップペンを使う:家具のキズ隠しに使われるタッチアップペンは、色合いを合わせやすいので効果的です。ただし、ペン先が太い場合、細かい部分の補修には不向きです。
  • ステインを使う:木製の家具や建具の着色に用いられるステインは、木目に沿って塗布することで自然な仕上がりになります。剥がれた部分の色に合うステインを選び、慎重に塗布しましょう。

これらの補修材を使用する際は、事前に目立たない場所でテストを行い、色や仕上がりの確認をすることをおすすめします。

2. 専門業者への依頼

剥がれの範囲が広い場合や、自分で補修するのが難しい場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。業者によっては、見積もり無料で対応してくれるところもありますので、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。

  • クロスや塗装の専門業者:賃貸物件の修繕に慣れている業者を選びましょう。見積もり時に、使用材料や施工方法について詳しく説明してもらいましょう。
  • マンション管理会社への相談:マンションの管理会社に相談することも可能です。管理会社が指定する業者を紹介してくれる場合もあります。

専門業者に依頼する場合、費用は数千円から数万円程度かかる可能性があります。

退去時の対応と費用負担

退去時、修繕費用を負担するかどうかは、賃貸借契約書や、重要事項説明書に記載されている「原状回復に関する特約」の内容によって異なります。契約書をよく確認し、不明な点があれば、管理会社に問い合わせましょう。

一般的に、通常の使用による損耗は借主の負担とはなりません。しかし、今回のケースのように、故意または過失による損傷は借主が負担する可能性が高いです。

重要なのは、誠実に対応することです。 修繕が必要なことを管理会社に伝え、状況を説明し、協議しましょう。早めの対応が、費用負担を抑えることに繋がる可能性があります。

予防策:賃貸でのメモや張り紙の工夫

今後、メモや張り紙を貼る必要がある場合は、以下の方法を検討しましょう。

  • ホワイトボードシート:クローゼット扉にホワイトボードシートを貼れば、何度でも書き消しできます。
  • マグネットフック:マグネットフックを使用し、メモを貼る代わりに、マグネット式のメモホルダーを使用するのも良いでしょう。
  • デジタルメモ:スマートフォンやタブレットにメモを取ったり、写真撮影したりすることで、紙のメモを貼る必要がなくなります。
  • 付箋:どうしても貼る必要がある場合は、粘着力の弱い付箋を使用し、剥がす際に塗料が剥がれないように注意しましょう。

専門家(不動産管理会社)の意見

多くの不動産管理会社は、借主の故意または過失による損傷は、借主が修繕費用を負担すると考えています。今回のケースも、テープによる塗料の剥がれは、通常の使用を超える損傷と判断される可能性が高いです。しかし、誠実に状況を説明し、早期に相談することで、費用負担を軽減できる可能性もあります。

まとめ

クローゼット扉の塗料剥がれは、退去時の費用負担につながる可能性があります。まずは、剥がれの状況を確認し、自分で補修できるか、専門業者に依頼する必要があるかを判断しましょう。そして、管理会社に状況を説明し、誠実に対応することが大切です。今後、同様のトラブルを防ぐためにも、メモや張り紙の工夫をしましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)