マンションのエアコン故障と賃貸契約に関するトラブル解決ガイド

大至急回答をお願い致します。長文になりますが、ご了承ください。今住んでいる4階建てマンション3LDKについての質問です。去年1月に今のマンションに引っ越して来ましたが、2月に北向きの部屋のエアコンが故障し、仲介の不動産屋に話し、不動産屋の修理業者が来て、そのエアコンを調べたところ壁に埋め込み式の古い型だから修理不可能とのことでした。不動産屋が大家さんにその報告をし、新しいエアコンを設置して頂けるよう何度も連絡しているにも関わらず、無視したり、病院に通っているから今は費用がないと言って逃げ、故障してもう1年になります。今日、あまりにも耐えられなく私から大家さんに直接電話したところ、その北向きの部屋は物置として使うよう契約してると言われました。でも、私たち家族はそんな契約も聞いていない、契約書にも記載がない、物置部屋は他にある、今まで不動産屋に言っていたことの言い訳など、矛盾点があり納得出来ません。また下の階の人は同じ間取りですが、私たちと同じ北向きの部屋のエアコンが故障したとき、半年で新しいエアコンの取り付けをしていました。そのことを大家さんに問いただしたところ、その北向きの部屋は女の子3人でルームシェアをしている関係上、1人1部屋で生活しなきゃいけないから、直すのは当然だと言われ、私たちのように家族で住んでいる部屋は直さないと言われ、この大家さんに対して、今後どのようにしたらいいですか?法的に出ることは出来るんでしょうか?

問題点の整理:エアコン故障と契約内容の食い違い

ご相談の内容は、大きく分けて以下の2つの問題点に分けられます。

1. エアコン故障の修理対応:北向きの部屋のエアコンが故障してから1年経っても、大家さんが修理・交換に応じてくれない。
2. 契約内容の相違:大家さんが北向きの部屋を「物置として使うよう契約している」と主張しているが、契約書にそのような記載がなく、ご家族は承知していない。

これらの問題点について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. エアコン故障の修理対応:大家さんの責任と解決策

賃貸住宅において、エアコンは居住に必要な設備とみなされるケースが多く、故障時の修理・交換は大家さんの責任となります。ただし、借主側の故意・過失による故障を除きます。今回のケースでは、経年劣化による故障と推測され、大家さんの責任範囲内と考えられます。

大家さんが修理・交換を拒否し続けていることは、賃貸借契約上の義務違反にあたります。不動産会社を通して連絡しているにも関わらず、対応がない場合、直接大家さんと改めて話し合うか、弁護士に相談することをお勧めします。

具体的な対応策

* 書面での修理請求:内容証明郵便で、エアコンの故障状況、修理・交換の要求、期限を明確に記した書面を大家さんに送付します。これは、証拠として残せる重要なステップです。
* 弁護士への相談:書面での請求にも応じない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討します。弁護士は、大家さんに対して法的措置(損害賠償請求、契約解除など)を検討し、交渉を進めてくれます。
* 家賃減額請求:エアコンが故障していることで、居住に支障が出ていることを主張し、家賃の減額を請求することも可能です。

2. 契約内容の相違:契約書の確認と証拠集め

大家さんが「北向きの部屋は物置として使うよう契約している」と主張している点について、契約書にそのような記載がない場合は、大家さんの主張は根拠がありません

具体的な対応策

* 契約書の再確認:契約書を改めて確認し、北向きの部屋の用途について記載されているかを確認しましょう。
* 証拠集め:不動産会社とのやり取りの記録(メール、電話記録など)、契約書のコピーなどを保管し、証拠として活用しましょう。
* 証人確保:引っ越し時などに立ち会った人がいれば、証人として証言を得られる可能性があります。

3. 下階住人との比較:不公平な対応への対処

同じ間取りの部屋で、下階住人のエアコン故障は半年で修理されたのに、ご家族の部屋は1年以上放置されているという点について、大家さんの対応に不公平感があります。これは、差別的な扱いにあたる可能性があります。

具体的な対応策

* 不公平な扱いを指摘:大家さんに、下階住人との対応の違いについて、明確に不公平であることを指摘しましょう。
* 差別的な扱いだと主張:大家さんの対応が、家族構成に基づく差別的な扱いである可能性を指摘し、改善を求めましょう。

4. 法的措置:最終手段としての契約解除

上記の対応策でも解決しない場合は、契約解除という最終手段も検討する必要があります。

契約解除の条件

* 大家さんの重大な契約違反:エアコンの修理を拒否し続けることは、重大な契約違反とみなされる可能性があります。
* 居住に支障がある状態:エアコンの故障により、居住に支障がある状態が継続していること。

契約解除には、弁護士のサポートが必要となるでしょう。

5. 専門家への相談:早期解決への近道

これらの問題をスムーズに解決するためには、弁護士や不動産会社に相談することが重要です。弁護士は法的観点から、不動産会社は賃貸借契約に関する専門的な知識から、それぞれ適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。

まとめ:具体的な行動計画

1. 書面で修理・交換を請求:内容証明郵便で、修理・交換の要求、期限を明確に記した書面を大家さんに送付。
2. 弁護士に相談:書面での請求にも応じない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討。
3. 家賃減額請求:エアコン故障による居住上の支障を理由に、家賃減額を請求。
4. 契約書の再確認と証拠集め:契約書の内容と、不動産会社とのやり取りの記録などを保管。
5. 証人確保:引っ越し時などに立ち会った人の証言を確保。
6. 大家さんに不公平な扱いを指摘:下階住人との対応の違いを明確に指摘。
7. 必要に応じて契約解除を検討:弁護士のサポートを得ながら、契約解除を検討。

これらのステップを踏むことで、問題解決に近づけるはずです。早期解決のためにも、早めの行動を心がけましょう。

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