マンションでの地デジ受信:複数部屋へのテレビ設置と配線について

私の住んでいるマンションは3LDKで、リビングにテレビがあり、地デジにつないでいるのですが、玄関横のちがう部屋にテレビを置いても地デジがつながりません。試しに長いコードを繋いだこともあり、そのときは映ったのですが途切れてしまい、落ち着いて見れない状況です。結局テレビはDVD用にしかその部屋では使用していません。部屋の作りからして設置は無理なんでしょうか?また、繋げられるようにするには工事が必要ですか?

マンションにおける地デジ受信の課題と解決策

マンションで複数の部屋に地デジを映す際に、受信できない、または不安定な受信になってしまうという問題は、意外と多くの方が抱えている悩みです。原因は主にアンテナからの信号の減衰と、配線の問題にあります。質問者様の場合、長いコードを使用することで一時的に映ったものの、途切れてしまうという状況は、信号の減衰が原因である可能性が高いです。

地デジ受信不良の原因

* アンテナからの距離:アンテナから遠い部屋では、信号が弱くなり受信不良を起こします。特に、壁や建材によって信号が遮断されやすいため、玄関横の部屋ではリビングよりも信号強度が弱くなっている可能性が高いです。
* 配線材の質:安価な、または長すぎるケーブルを使用すると、信号の減衰が大きくなり、ノイズの影響を受けやすくなります。
* 建物の構造:マンションの構造によっては、電波の受信状況が部屋によって大きく異なる場合があります。鉄筋コンクリート造のマンションでは、特に電波の減衰が大きくなります。
* 電波干渉:他の電化製品からの電波干渉も受信不良の原因となります。

解決策:地デジを複数部屋で視聴するための方法

地デジを複数の部屋で視聴するには、いくつかの方法があります。

1. ブースターの設置

アンテナからの信号を増幅するブースターを設置することで、受信レベルを向上させることができます。これは比較的安価で手軽な解決策です。ブースターには様々な種類があり、設置場所や必要な増幅量によって適切なものを選ぶ必要があります。専門業者に相談して最適なブースターを選定してもらうことをお勧めします。

* メリット:比較的安価で導入しやすい。
* デメリット:ブースターの設置場所によっては、効果が限定的になる場合がある。

2. 分波器の設置

リビングのアンテナ端子から複数の部屋に信号を分配する分波器を使用する方法です。分波器は、アンテナからの信号を複数の出力に分割します。ただし、分波器を使用すると、各部屋への信号強度が低下するため、ブースターと併用することが推奨されます。

* メリット:複数の部屋に簡単に分配できる。
* デメリット:信号の減衰が大きくなるため、ブースターとの併用が必要な場合が多い。

3. ケーブルの交換

長すぎるケーブルや品質の低いケーブルを使用している場合は、高品質なケーブルに交換することで受信状況が改善される可能性があります。ケーブルの選定には、ケーブルの太さ(線径)とシールド性能が重要です。太いケーブルほど信号の減衰が少なく、シールド性能が高いケーブルほどノイズの影響を受けにくいです。

* メリット:比較的安価で、自分で作業できる。
* デメリット:根本的な解決にならない場合もある。

4. 新規アンテナ設置(専門業者への依頼)

上記の方法で改善が見られない場合は、専門業者に依頼して、新たにアンテナを設置する方法が考えられます。これは費用がかかりますが、最も確実な方法です。特に、マンションの共用アンテナが老朽化している場合や、受信状況が著しく悪い場合は、この方法が有効です。専門業者は、建物の構造や周辺環境を考慮して、最適なアンテナと設置場所を選定してくれます。

* メリット:最も確実な解決策。
* デメリット:費用が高額になる可能性がある。

5. CATVへの加入

ケーブルテレビ(CATV)に加入することも一つの選択肢です。CATVは、ケーブルを通じてテレビ放送を受信するシステムで、安定した受信が期待できます。ただし、加入費用や月額料金がかかります。

* メリット:安定した受信が可能。
* デメリット:加入費用と月額料金が必要。

インテリアとの調和:テレビ設置場所とデザイン

テレビの設置場所とデザインもインテリアに大きく影響します。玄関横の部屋にテレビを設置する場合は、部屋の雰囲気に合ったテレビ台やスタンドを選び、配線も目立たないように工夫することが重要です。

テレビ周りのインテリアコーディネート

* テレビ台:部屋のスタイルに合わせたテレビ台を選ぶことが大切です。シンプルなデザインのテレビ台はどんなインテリアにも合わせやすく、収納スペースも確保できます。
* 配線隠し:配線を目立たなくするために、配線カバーや配線モールを使用しましょう。壁に沿って配線を隠すことで、すっきりとした印象になります。
* 周辺家具:テレビ周辺に、観葉植物やインテリア雑貨を配置することで、空間をより魅力的に演出できます。ベージュの壁には、ブラウンやアイボリーの家具がよく合います。

専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、アンテナ工事専門業者や家電量販店などに相談することをお勧めします。専門家は、建物の構造や受信状況を診断し、最適な解決策を提案してくれます。

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