マンションでの不法侵入事件とその後…不安と恐怖から抜け出すために

昨日夜中1時に自宅マンションのベランダに出たところ、向かいのマンションに壁伝いに男性が侵入している姿を見かけました。そのまま見ていると、ベランダの手摺に登って隣の部屋のベランダに着地して窓越しに部屋を物色した後、またその隣のベランダに進入し、窓越しに部屋を覗いていました。ただ事ではないと思い、一旦部屋にもどり、即警察へ110番しました。その後警察が即かけつけてくれて、向かいマンションの周辺を確認してくれていました。その間も私は自宅ベランダから向かいマンションを見ていると犯人らしき男性の影がベランダ内にまだ見えたので、もう一度110番をして、「まだベランダにいるように見える。」と通報しました。最終的に家に警察が乗り込み、ベランダに隠れていた男性は現行犯逮捕となりました。安心したのもつかの間、下記のような不安が襲い凄く怖くなってきました。住居侵入罪で初犯の場合は厳重注意で終わってしまうのですか?だとすれば、報復の可能性がありそうで怖いです。私はベランダから一部始終(電話をかけた時以外)目撃しています。この状況で、犯人が初犯として暴行や強姦などを否定したら考えられる罪はやはり「住居侵入罪」だけになってしまうのですか?1)犯人は4部屋ベランダに進入・部屋を覗いており、その内の1部屋(しかも女性の部屋)に留まっていました。電気が消灯している部屋はちらっと覗いて、電気がついている部屋の方が丹念に覗いていました。(4部屋中1部屋のみ消灯)2)私が目撃してから警察に通報するまで5分もなくマンションの2Fとはいえ、軽々と移動をしておりこ慣れている様子でした。3)関係あるかどうかは分かりませんが、犯人は全身黒で覆われた服装をしていました。4)警察が駆けつけてから、15分ほどベランダに隠れてました。警察はパトカー2台、警服の警官5,6人、覆面パトカー1台、私服刑事らしき人2,3人駆けつけており、警察は「出て来い!」などと叫んでおり相当目立っている中で犯人は隠れています。周辺、単身者のマンションが集まっている地域なので犯人が捕まったとはいえ、凄く怖いです。

夜中にマンションのベランダから不法侵入者を目撃し、警察に通報、現行犯逮捕に至ったという、非常に恐ろしい経験をされたとのこと。ご自身の身の安全を確保できたことは何よりですが、その後遺症として不安や恐怖が残っていることは想像に難くありません。この記事では、ご質問いただいた内容について、法律的な観点、そして心理的なケアの両面から詳しく解説します。

住居侵入罪と初犯の場合の処罰

まず、ご心配されている「住居侵入罪で初犯の場合は厳重注意で終わってしまうのか」という点についてですが、初犯だからといって必ずしも厳重注意で済むとは限りません。住居侵入罪は、人の住居に無断で侵入した際に成立する犯罪であり、その罪の軽重は、侵入の方法、侵入目的、侵入時間、被害者の状況など、様々な要素によって判断されます。

今回のケースでは、犯人が複数の部屋のベランダに侵入し、窓越しに部屋の中を覗いていたという事実、そして、女性の一人暮らしの部屋に特に時間を掛けて覗いていたという点が重要です。これらの状況は、単なる好奇心による侵入とは考えにくく、強盗や強姦などの更なる犯罪を企図していた可能性も否定できません。初犯であっても、これらの状況証拠が揃えば、懲役刑や罰金刑が科せられる可能性は十分にあります。

厳重注意で済むケースは、例えば、酔っぱらって誤って侵入してしまったなど、悪意が乏しい場合や、被害が軽微な場合です。しかし、今回のケースは、犯人の行動から悪意が強く推測され、被害者であるあなたにも相当な恐怖を与えています。そのため、厳重注意で済む可能性は低いと判断できます。

考えられる罪の種類

犯人が暴行や強姦を否定した場合でも、「住居侵入罪」だけが問われるとは限りません。犯人の行動から、建造物侵入罪も同時に問われる可能性があります。さらに、犯人の行動が強盗未遂や住居侵入の目的で、準備行為として行われたと判断されれば、それらも問われる可能性があります。警察は、犯人の供述、現場状況、あなたの証言などを総合的に判断し、適切な罪名を決定します。

犯人の行動パターンと危険性の評価

ご指摘されている犯人の行動パターン(複数の部屋への侵入、女性の一人暮らしの部屋への執着、夜間の侵入、全身黒の服装、警察の到着後も隠れていたことなど)は、計画性と危険性を示唆しています。これは、単なる好奇心による行為ではなく、犯罪を犯す意思があったと解釈できる可能性が高いです。

  • 複数の部屋への侵入: ターゲットを絞り込んでいた可能性を示唆します。
  • 女性の一人暮らしの部屋への執着: 性的な目的があった可能性が高いです。
  • 夜間の侵入: 発見されにくい時間帯を選んで侵入したことを示しています。
  • 全身黒の服装: 犯行を隠蔽しようとする意図が見られます。
  • 警察の到着後も隠れていたこと: 逮捕されることを恐れており、強い罪悪感を抱いている可能性を示唆します。

これらのことから、犯人は再犯の可能性も高いと推測されます。そのため、警察への協力はもちろん、防犯対策の強化が非常に重要です。

具体的なアドバイスと今後の対応

まずは、警察と積極的に協力し、事件の詳細を正確に伝えましょう。あなたの証言は、犯人の罪状を明らかにする上で非常に重要な証拠となります。また、事件後の不安や恐怖を軽減するためには、以下の対策が有効です。

心理的なケア

  • 信頼できる友人や家族に相談する: 気持ちを共有することで、不安を軽減できます。
  • 専門機関への相談: 心理カウンセラーや精神科医に相談することで、トラウマの克服に役立ちます。必要であれば、警察が紹介してくれることもあります。
  • 事件を記録しておく: 起こった出来事を詳細に記録しておくことで、心の整理に役立ちます。

防犯対策の強化

  • 防犯カメラの設置: ベランダや玄関などに防犯カメラを設置することで、抑止効果を高めます。
  • 窓の強化: 防犯ガラスへの交換や、補助錠の取り付けを検討しましょう。
  • 防犯ブザーの携帯: 緊急時に素早く通報できるよう、防犯ブザーを携帯しましょう。
  • 近隣住民との連携: 近隣住民と協力して、防犯意識を高めましょう。
  • 照明の設置: ベランダや玄関を明るく照らすことで、侵入者をdeterrentすることができます。

専門家の視点

弁護士や犯罪心理学の専門家によると、今回のケースは、単なる住居侵入ではなく、より重大な犯罪への準備段階であった可能性が高いと指摘されています。犯人の行動パターンから、計画性と危険性が伺え、再犯のリスクも高いと判断されます。そのため、警察への協力と、徹底した防犯対策が不可欠です。

今回の事件は、あなたにとって非常に辛い経験だったと思いますが、決して一人で抱え込まず、周囲の人や専門機関に相談しながら、少しずつ心の傷を癒していきましょう。そして、防犯対策を徹底することで、二度とこのような恐怖を味わうことがないようにしてください。

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