マンションからの「キーン」という高音騒音の解決策:原因究明から騒音対策、そして法的措置まで

マンションに住んで3年ぐらいたつのですが、当初からたまに室内でキーンといったような高音が発生します。気になって消す方法及び原因をさぐってたのですが、まず消す方法としては換気扇を使ったり消したりすることで音が消えることがわかりました。原因がなかなか分からなく、不動産会社にも一度相談したのですが、わからないといわれました。しかし、最近、隣の人がお風呂か料理で換気扇を使用してるときに音が発生してるのではという検討がつきました。これは、毎朝同じ時間帯にキーンという音がなるからです。音が鳴ったときに自分の部屋の換気扇を消したりつけたりで音が消えることもあるのですが、根本的に音の発生を抑える方法を知っている方がいたら教えていただきたいです。又、換気扇の掃除や浴室の換気扇掃除とかが、この音をなくす解決方になりますか?なんせこの高音は寝てても目が覚めるぐらいなので解決したいです。補足回答ありがとうございます。気密性の問題かもしれませんけど、色々試しましたけど、音は消えません。これは建築物上、直すことは可能なのでしょうか?また、この瑕疵ともいえるものを理由に賃下げ交渉などの、具体的救済策は考えられるでしょうか?

マンションからの「キーン」という高音騒音の原因

マンションで発生する「キーン」という高音騒音は、様々な原因が考えられます。質問者様の場合、隣戸の換気扇使用時と音の発生が一致するとのことで、共鳴現象の可能性が高いです。具体的には、隣戸の換気扇のモーター音や風切り音が、質問者様のお部屋の構造や設備と共鳴して、増幅された高音として聞こえていると考えられます。

他の可能性としては、以下の点が挙げられます。

  • 換気扇の故障: 質問者様ご自身の換気扇の故障も可能性としてあります。モーターの軸受けの磨耗や羽根のバランス不良などが原因で、高周波音を発生させることがあります。
  • 配管からの振動: 給排水管やガス管などの配管からの振動が、壁や天井を伝わって共鳴し、高音として聞こえることもあります。
  • 電気設備からのノイズ: 蛍光灯や電子機器からのノイズが、特定の周波数で共鳴して聞こえる場合もあります。
  • 建築構造上の問題: 建物の構造上の欠陥により、特定の周波数の音が共鳴しやすい場合があります。これは、気密性や遮音性と関係している可能性があります。

「キーン」という高音騒音を抑えるための具体的な対策

まずは、原因を特定するために、以下の手順を試してみてください。

1. 換気扇の確認と清掃

* ご自身の換気扇: 換気扇の羽根やモーター、カバーなどに汚れや異物が付着していないか確認し、清掃しましょう。清掃後も音が続く場合は、故障の可能性があります。専門業者に点検・修理を依頼することを検討しましょう。
* 隣戸の換気扇: 隣戸との関係性を考慮し、直接的な確認は難しいですが、音の発生時間帯と隣戸の生活パターンを照らし合わせて、可能性を探ることは重要です。

2. 音の発生源の特定

* 音の発生場所の特定: 音が聞こえる場所を特定するために、部屋の中を移動しながら音の大きさを確認してみましょう。特定できれば、原因究明の糸口になります。
* 時間帯の記録: 音の発生時間帯を記録し、隣戸の生活パターンと比較してみましょう。

3. 共鳴対策

* 吸音材の設置: 音が響きやすい壁や天井に、吸音材を設置することで、共鳴を抑制することができます。市販の吸音パネルや、厚手のカーテン、カーペットなどを活用しましょう。特に、音の発生源と反対側の壁に設置すると効果的です。
* 家具の配置変更: 家具の配置を変えることで、音の反射や共鳴を軽減できる場合があります。

4. その他の対策

* 防音対策: 窓やドアに防音シートなどを貼ることで、外部からの騒音を軽減することができます。
* ホワイトノイズ発生器: ホワイトノイズ発生器を使用することで、気になる音をマスキングすることができます。

建築物上の問題と法的措置

もし、上記の対策を行っても改善が見られない場合は、建築構造上の問題が原因である可能性があります。この場合は、不動産会社や管理会社に改めて相談し、専門家による調査を依頼する必要があります。

建築上の瑕疵の有無と賃料減額交渉

建築物に瑕疵(かし)があり、それが騒音問題の原因となっている場合、賃料減額交渉修繕請求を行うことができます。具体的な手順は以下のとおりです。

1. **証拠の収集:** 音の発生状況を記録した音声データや写真、動画などを集めましょう。
2. **専門家への相談:** 建築士や弁護士などに相談し、瑕疵の有無や法的措置についてアドバイスを求めましょう。
3. **不動産会社への交渉:** 証拠と専門家の意見を元に、不動産会社に賃料減額や修繕を要求しましょう。
4. **必要に応じて裁判:** 交渉がまとまらない場合は、裁判を起こすことも検討する必要があります。

専門家の視点

騒音問題は、専門家の知識と経験が必要なケースが多いです。建築音響の専門家や弁護士に相談することで、的確なアドバイスを得ることができます。

まとめ

マンションの「キーン」という高音騒音は、様々な原因が考えられ、解決には丁寧な調査と適切な対策が必要です。まずは、ご自身の換気扇の点検清掃から始め、それでも改善が見られない場合は、隣戸との関係性や建築構造上の問題も考慮し、段階的に対策を進めていきましょう。必要に応じて専門家の力を借りながら、快適な住環境を取り戻しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)