マンゴーの苗、室内越冬で葉が枯れる…原因と対策、そして理想の簡易ビニールハウス

マンゴーを今年の夏から種から育てていますが、冬になり外に出したままにするわけにもいかないので屋内に入れました。ですが一日ずっと家にいるわけではないので部屋内の温度差が激しいです。ので簡易ビニールハウスを買いました。温風機とマンゴー、蛍光灯をいれて日中は蛍光灯をつけています。日光を当てれるスペースがないので蛍光灯です。ところが最近になって葉っぱに褐色の斑点ができ枯れていきます。見つけたらすぐにその葉をとっていたので今2枚ぐらいしかありません。。まだ苗の状態で茎はみどりです。50cmほどです。対処法とビニールハウスの改善点を教えてください お願いします。

マンゴーの室内越冬と葉枯れの原因

マンゴーの苗を室内で越冬させる際に、葉が褐色の斑点となって枯れてしまうのは、いくつかの要因が考えられます。質問者様の状況から推測すると、以下の点が原因として考えられます。

1. 光の不足

マンゴーは熱帯植物であり、生育には十分な日光が必要です。蛍光灯だけでは、マンゴーに必要な光合成に必要な光量、特に赤色光と青色光が不足している可能性が高いです。葉の褐変は、光合成不足による栄養欠乏が原因の一つと考えられます。

2. 温度と湿度の変化

簡易ビニールハウス内とはいえ、室温の変化はマンゴーにストレスを与えます。特に、日中の温風機による高温と、夜間の室温低下による温度差は、葉の水分バランスを崩し、褐変を引き起こす可能性があります。また、湿度も重要な要素です。乾燥しすぎると葉が枯れやすくなります。

3. 水やりと肥料

水やりの頻度や量、肥料の与えすぎも葉枯れの原因となります。冬場は生育が緩慢になるため、水やりは控えめにし、肥料は与えない方が良いでしょう。過剰な水やりは根腐れを引き起こし、肥料の与えすぎは葉焼けを起こす可能性があります。

4. 病害虫

室内とはいえ、病害虫の被害も考えられます。小さな虫やカビなどが付着している可能性がありますので、葉や茎をよく観察し、異常があれば適切な対策が必要です。

マンゴーの苗の対処法とビニールハウスの改善点

現状を改善するために、以下の対処法とビニールハウスの改善点を検討しましょう。

1. 光の確保

蛍光灯だけでは不十分です。できる限り、日当たりの良い窓際にビニールハウスを移動するか、植物育成用のLEDライトを導入することをお勧めします。LEDライトは、植物の生育に最適な波長の光を効率的に供給できます。

  • 植物育成LEDライトの選び方:ワット数、波長(赤色光と青色光が重要)、照射範囲などを確認し、苗の大きさやビニールハウスのサイズに合ったものを選びましょう。専門店で相談することも有効です。
  • 日照時間の確保:植物育成LEDライトを使用する場合、1日12時間程度の照射時間を確保しましょう。タイマーを使って自動で点灯・消灯させるのが便利です。

2. 温度と湿度の管理

温風機は、温度を上げすぎる可能性があります。温度計と湿度計を設置し、温度と湿度を常に監視しましょう。温度は20~25℃、湿度は60%程度を目安に、温風機の使用時間を調整したり、加湿器を使用したりするなどして、温度と湿度の安定を図ります。

  • 温度計と湿度計の設置:ビニールハウス内に温度計と湿度計を設置し、常に温度と湿度をチェックしましょう。記録をつけることで、最適な環境を把握しやすくなります。
  • 換気:ビニールハウス内はこもりがちなので、定期的に換気を行いましょう。ただし、寒すぎる場合は短時間にとどめましょう。

3. 水やりと肥料

冬場は生育が緩慢なため、水やりは土の表面が乾いてから行いましょう。鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えるのではなく、少量ずつ数回に分けて与える方が根腐れを防げます。肥料は、春以降に控えめに与えるようにしましょう。

  • 水やりの頻度:土の乾燥状態を確認し、指で土の表面を触って乾いていることを確認してから水やりを行うようにしましょう。
  • 肥料:冬場は肥料を与えない方が無難です。春以降も、薄めた液肥を月に1~2回程度与える程度にしましょう。

4. 病害虫の予防と対策

葉や茎をよく観察し、病害虫の被害がないかチェックしましょう。もし虫を見つけたら、すぐに駆除しましょう。また、予防として、定期的に殺菌剤や殺虫剤を散布することも有効です。

  • 定期的な観察:毎日、葉や茎をよく観察し、異常がないか確認しましょう。小さな変化を見逃さないことが大切です。
  • 殺菌剤・殺虫剤:必要に応じて、植物用の殺菌剤や殺虫剤を使用しましょう。使用前に使用方法をよく確認し、適切に使用しましょう。

5. ビニールハウスの改善

現在のビニールハウスが、保温性が高すぎる可能性があります。換気口を増やすなどして、空気の循環を良くしましょう。また、透明度の高いビニールを使用することで、光の透過率を高めることができます。

専門家のアドバイス

植物育成に詳しい園芸のプロフェッショナルに相談することも有効です。ホームセンターや園芸店などでアドバイスをもらったり、オンライン相談サービスを利用するのも良いでしょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対策を講じることができ、マンゴーの生育をサポートできます。

まとめ

マンゴーの苗の育成は、特に室内越冬においては細心の注意が必要です。適切な光、温度、湿度、水やり、肥料、そして病害虫対策を講じることで、健康な成長を促すことができます。今回ご紹介した改善策を実践し、愛着のあるマンゴーの苗を大切に育てていきましょう。

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