マカロン生地が固くてひび割れ!マカロナージュと低温環境の対策

マカロン作りについてたびたび質問させていただいてます。マカロナージュがうまくいきません。メレンゲに粉類を混ぜた段階でかなり生地が固く、粘土くらいでした。30分以上マカロナージュしても伸びる?程度までしかいきません。ぼたぼたと落ちるわけではありませんが、「リボンの様に」とはなりませんでした。そのまま焼きましたがひび割れがひどいです。分量もあってました(と思います)。マカロナージュのやり方が悪いのでしょうか…部屋が15℃くらいしかなかったのですが関係ありますか?乾燥も5分とかからず乾いてしまいました。長々とすみません。詳しい方、お知恵をお貸しください。補足分量です!! 卵白1コ分 アーモンドプードル35g 粉砂糖95g ココアパウダー8g 薄力粉8gのレシピでした

マカロン生地が固くなる原因と解決策

マカロン作りの最大の難関であるマカロナージュ。メレンゲに粉類を加えて混ぜ合わせる工程で、生地が固くなってしまう、リボン状に流れ落ちない、ひび割れしてしまう…といったトラブルは、多くの初心者を悩ませています。質問者様のケースでは、低温の環境と乾燥の早さが大きな要因と考えられます。

1. 低温環境の影響

15℃という室温は、マカロン作りには低すぎます。理想的な室温は20℃~25℃です。低温ではメレンゲが安定せず、粉類を加えた際に十分な伸びが得られにくくなります。メレンゲがしっかり泡立っていないと、粉類と混ぜ合わせた時に固くなってしまうのです。

対策:

* **室温を上げる:** 暖房器具を使って室温を20℃以上に上げてから作業を始めましょう。オーブンを予熱する際に、オーブンから出る熱を利用するのも有効です。
* **材料を温める:** 卵白やボウルをあらかじめ温めておくことで、メレンゲの泡立ちが良くなります。ぬるま湯で温めたボウルを使用するのも良いでしょう。

2. 乾燥の早さ

5分もかからず乾燥してしまうのは、乾燥しすぎです。乾燥が早すぎる原因は、室温が低いこと以外にも、湿度が低いこと、または混ぜすぎが考えられます。乾燥が早すぎると、生地が硬くなり、ひび割れの原因となります。

対策:

* **湿度を上げる:** 加湿器を使用するか、濡れタオルを近くに置いて湿度を上げる工夫をしましょう。
* **混ぜすぎに注意:** マカロナージュは、生地が滑らかになり、リボン状に垂れるようになるまで行います。混ぜすぎると、生地が硬くなってしまうので、注意が必要です。

3. マカロナージュのやり方

マカロナージュは、生地を切るように混ぜるのではなく、優しく包み込むように混ぜることが重要です。ヘラを使う場合は、ボウルの底から生地を持ち上げ、優しく折りたたむように混ぜていきます。

具体的なマカロナージュの方法:

1. メレンゲがしっかり泡立ったことを確認します。
2. 粉類(アーモンドプードル、粉砂糖、ココアパウダー、薄力粉)をふるいにかけて混ぜ合わせます。
3. 粉類を3回に分けてメレンゲに加え、ゴムベラで優しく混ぜ合わせます。
4. 生地がなめらかになり、リボン状に垂れるようになったらマカロナージュ完了です。

4. 材料の分量と配合

レシピ通りに材料を計量したとしても、卵白の大きさや、アーモンドプードルの状態によって、仕上がりに影響が出る場合があります。

対策:

* **計量にこだわる:** デジタルスケールを使用し、正確に計量しましょう。
* **アーモンドプードルの状態を確認:** アーモンドプードルは、乾燥しすぎていると、生地が硬くなりやすいので、新鮮なものを使いましょう。

5. その他のポイント

* **オーブンの温度と時間:** オーブンの温度や焼き時間は、レシピによって異なるため、注意が必要です。オーブンの温度が高すぎると、マカロンが焦げ付いたり、ひび割れやすくなります。
* **乾燥時間:** マカロン生地を乾燥させる時間は、室温や湿度によって調整する必要があります。乾燥しすぎるとひび割れ、乾燥不足だと膨らみません。

専門家のアドバイス

パティシエの視点から見ると、質問者様の失敗の原因は、低温によるメレンゲの不安定さと、それに伴うマカロナージュの失敗、そして乾燥の早さにあると考えられます。マカロンは繊細な焼き菓子であり、環境条件に大きく影響されます。室温、湿度、材料の鮮度、そして何よりマカロナージュの技術が、成功の鍵となります。

まとめ

マカロン作りは、経験と勘が求められる繊細な作業です。最初はうまくいかないこともありますが、原因を分析し、適切な対策を行うことで、必ず上達します。今回ご紹介したポイントを参考に、何度か練習して、理想のマカロン作りを目指しましょう。

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