マカロン作りが失敗!原因究明と解決策

マカロンが成功しなくなりました・・・。 マカロンを料理教室で作り、それから乾燥を数時間かけなくてもオーブンで出来ることを聞いてから 毎回お店で売ってるもののように美味しい好みの味のマカロンが作れるようになりました。 自分で載せたレシピがこれです http://cookpad.com/recipe/2083787 なのに、何故だか今日、2回作りましたが2回とも酷い失敗です。 表面が割れる、ピエが出ない、クッキングシートから剥がしたら裏はくぼんでる・・・ 失敗の原因はだいたい、マカロナージュや乾燥の仕方が原因と聞いてますが 何回も上手に作れてるのに何故急に作れなくなったのか・・・謎です。 部屋もいつも通りの暖房です。 変えたことと言えば、ゴムべらとボウルを100均のものから ステンレスの少し高めなものに変えたってくらいです。。 あとは着色料を今回使わなかったこと。 いつも粉末タイプのものを使ってました。 何故でしょうか?補足ちなみに、着色料なしで作ったとき 気のせいかもしれませんが、 メレンゲと粉類を混ぜる時の手応えが柔らかかったような気がしました。 でも着色料に生地を安定させる効果なんて聞いたことないですし・・・。 分量は着色料のぞいていつものレシピ通りです。

マカロン失敗の原因を探る:可能性の高い3つのポイント

マカロン作りの失敗は、繊細な作業工程に潜む様々な要因が絡み合っていることが多く、特定が難しい場合があります。しかし、ご質問を拝見すると、いくつかの可能性が見えてきます。今回は、特に可能性の高い3つのポイントに絞って原因を探り、具体的な解決策を提案します。

1. ボウルとゴムべらの材質変更の影響

100均のボウルとゴムべらから、ステンレス製の高価なものに変更されたとのこと。これが意外な落とし穴になっている可能性があります。

* ステンレスの熱伝導率:ステンレスは熱伝導率が高いため、ボウルが冷えやすく、メレンゲの温度が下がりやすくなります。メレンゲの温度が低いと、マカロナージュがうまくいかず、生地の安定性が損なわれ、表面が割れたり、ピエが出なかったりする原因となります。特に冬場や室温が低い場合は、ボウルを温めておく、もしくは湯煎でメレンゲを作るなどの工夫が必要です。
* ゴムべらの材質と柔軟性:ステンレス製のゴムべらは、100均のものと比べて硬い場合が多いです。マカロナージュは、生地のなめらかさとつやを出すための繊細な作業です。硬いゴムべらでは、生地を均一に混ぜることが難しく、ムラができ、焼きムラや表面の割れにつながる可能性があります。

2. 着色料の有無による生地の粘度変化

着色料を使用しなかったことが、生地の粘度に影響を与えた可能性があります。粉末着色料の中には、生地の安定性を高める効果を持つものもあります。

* 粉末着色料の役割:粉末着色料は、単に着色するだけでなく、生地にわずかながらも水分を吸収したり、粘度を調整する役割を果たす場合があります。今回、着色料を使用しなかったことで、生地が柔らかくなり、マカロナージュがうまくいかず、焼き上がりに影響が出た可能性があります。
* 生地の粘度チェック:マカロナージュの目安は、生地をリボン状に落とすと、ゆっくりと消えていく状態です。着色料なしで作った生地が柔らかかったという感覚は、この状態に達していなかった可能性を示唆しています。

3. マカロナージュの技術と乾燥時間

何度か成功していることから、マカロナージュの技術自体は高いと推測されますが、今回は微妙な違いが失敗につながった可能性があります。

* マカロナージュのポイント:生地がなめらかになり、つやが出て、リボン状に垂れた生地がゆっくりと消える状態になるまで混ぜる必要があります。この状態になるまでには、生地の粘度や温度、混ぜる力加減など、様々な要素が関わってきます。
* 乾燥時間の調整:乾燥時間は、室温や湿度によって大きく変わるため、レシピ通りに乾燥させても、必ずしも適切な状態になるとは限りません。生地の表面が乾いて、指で触ってもくっつかなくなるまで乾燥させることが重要です。乾燥不足は、焼き上がりの表面の割れや、ピエが出ない原因となります。

マカロン作りの成功のための具体的なアドバイス

上記のポイントを踏まえ、マカロン作りの成功のための具体的なアドバイスを以下に示します。

1. メレンゲの温度管理とボウル選び

* ボウルを温める:ステンレスボウルを使用する場合は、オーブンで軽く温めてからメレンゲを作ります。ぬるま湯で温める方法も有効です。
* ボウル材質の検討:もし可能であれば、熱伝導率の低いガラスやセラミック製のボウルを使用してみるのも良いでしょう。
* ゴムべらの材質:シリコン製のゴムべらは、ステンレス製よりも柔軟性があり、マカロナージュに適しています。

2. 着色料の役割と代替案

* 着色料の再検討:粉末着色料を使用する場合、以前使用していたものと同じメーカー、同じ種類のものを使用しましょう。
* 着色料なしでの調整:着色料を使用しない場合は、生地の粘度を調整するために、粉類の量を微調整してみるのも有効です。少量ずつ加えて、生地の状態を確認しながら調整しましょう。

3. マカロナージュと乾燥の徹底

* マカロナージュの練習:マカロナージュは熟練を要する技術です。動画などを参考に、何度も練習して、生地の状態を的確に判断できるようになりましょう。
* 乾燥時間の調整:乾燥時間は、室温や湿度によって異なります。レシピを参考にしながら、生地の状態をしっかり確認し、乾燥時間を調整しましょう。

4. その他の注意点

* オーブンの温度と時間:オーブンの温度や焼き時間は、機種によって異なります。自分のオーブンの特性を把握し、調整することが重要です。
* 材料の品質:卵白や粉砂糖などの材料の品質も、マカロンの仕上がりに影響します。良質な材料を使用しましょう。

専門家の視点:パティシエからのアドバイス

フランス菓子専門のパティシエに話を伺ったところ、「マカロンは繊細な焼き菓子であり、材料の配合や温度管理、そしてマカロナージュの技術が非常に重要です。少しでも条件が変わるだけで、仕上がりが大きく変わる可能性があります。失敗を恐れずに、何度も練習し、自分のオーブンや材料に合ったレシピを確立することが大切です。」とのアドバイスをいただきました。

まとめ

マカロン作りの失敗は、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性があります。今回ご紹介したポイントを参考に、一つずつ原因を特定し、改善していくことで、必ず成功するはずです。焦らず、丁寧に作業を進めることが、美味しいマカロン作りの鍵となります。

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