ポトスの増やし方|茎の切り方から植え方まで徹底解説!

ポトスの増やし方 茎が1メートルくらい伸びてしまってバランスが悪いので切って増やそうと思います。土に植えたいのですが、切り口を土に植えればよいのでしょうか?それともたくさん出ている小さな根を茎ごと土に埋めて葉だけ土から出るような感じで植えたらいいのでしょうか?あと、切るときは元から何センチくらいのところで切ればよいのでしょう?

ポトスの増やし方:挿し木と株分け

ポトスは、比較的簡単に増やすことができる観葉植物です。主な増やし方は「挿し木」と「株分け」の2種類です。質問からは挿し木による増やし方を検討されていると推測できますので、以下では挿し木について詳しく解説します。株分けについては、記事の後半で簡単に触れます。

1. ポトスの挿し木:茎の切り方

伸びすぎたポトスの茎をカットして増やす挿し木は、初心者でも簡単にできる方法です。まず、茎を切る位置ですが、節の下で切るのがポイントです。節とは、葉が出ている部分のすぐ下の膨らんだ部分のことです。この節の部分から根が出やすいため、ここから切ると発根率が高まります。

具体的な長さですが、10~15cm程度の長さに切り取ると良いでしょう。短すぎると発根する前に枯れてしまう可能性があり、長すぎると根が出るまでに時間がかかってしまいます。また、切り口は清潔なハサミやカッターで切りましょう。雑菌の混入を防ぐため、刃をアルコールなどで消毒しておくことをおすすめします。

2. ポトスの挿し木:植え方

切り取った茎を土に植える際には、切り口を土に埋めるのが一般的です。質問にあるように、小さな根を土に埋める必要はありません。むしろ、根が出ていない状態では、土に埋めた部分が腐ってしまう可能性があります。

使用する土について

挿し木に適した土は、水はけの良い土です。市販の挿し木用培土を使用するか、赤玉土とパーライトを混ぜたものを使用すると良いでしょう。過湿は根腐れの原因となるため、水はけの良さが重要です。

植え方のステップ

1. 鉢の準備:適切なサイズの鉢を用意し、挿し木用の土を入れます。
2. 挿し木の準備:茎の切り口を軽く水に濡らしてから、土に挿します。
3. 土を軽く押さえる:土を軽く押さえて、茎がしっかり立つようにします。
4. 水やり:土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。ただし、過湿にならないように注意しましょう。
5. 明るい場所に置く:直射日光は避け、明るい場所に置いて管理します。

3. ポトスの挿し木:発根までの管理

挿し木後、根が出るまでは約2~4週間かかります。この期間は、土の乾燥に注意し、適度に水やりを行いましょう。土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。ただし、常に湿った状態にするのは避け、土の表面が乾いてから水やりをするようにしましょう。

4. ポトスの株分け

ポトスは株分けでも増やすことができます。これは、根がしっかりと張った親株を分割して増やす方法です。株分けは、春から夏にかけて行うのが最適です。

株分けのステップ

1. 親株を取り出す:鉢から親株を丁寧に抜き取ります。
2. 根をほぐす:根を傷つけないように注意しながら、根をほぐします。
3. 分割する:根を傷つけないように注意しながら、株を数株に分割します。
4. 新しい鉢に植える:分割した株を新しい鉢に植え付けます。
5. 水やり:たっぷりと水を与えます。

5. ポトスの育て方:その他

ポトスは比較的育てやすい植物ですが、適切な光と水やりが重要です。直射日光は避け、明るい場所に置きましょう。水やりは、土の表面が乾いてから行い、常に湿った状態にならないように注意しましょう。

専門家の視点:植物医からのアドバイス

植物医の視点から、ポトスの挿し木についてアドバイスします。挿し木は成功率を高めるために、清潔な環境と適切な土壌が重要です。ハサミやカッターの消毒は必須で、土壌は水はけの良いものを選びましょう。また、発根促進剤を使用することで、発根率をさらに高めることができます。

まとめ

ポトスの増やし方は、挿し木と株分けの2つの方法があります。伸びすぎた茎をカットして増やす挿し木は、比較的簡単にできます。茎を節の下で10~15cmの長さに切り、切り口を土に埋めて植え付けましょう。土は水はけの良いものを選び、明るい場所に置いて管理することで、発根を促すことができます。株分けも有効な方法ですが、根を傷つけないように注意が必要です。これらの方法を参考に、あなたも簡単にポトスを増やしてみてはいかがでしょうか。

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