ポインセチアの短日処理:いつまで?赤く綺麗に咲かせるための完全ガイド

ポインセチアの短日処理はいつまで続ければいいですか?会社でポインセチアを去年のクリスマスに頂いて社内の窓際で育てています。短日処理をしないと赤くならないとのことで9月1日から始めました。ちょうどいいダンボールがなかったので代わりに掃除用具の部屋に入れています。窓無しで電気消せば暗いし、清掃時しか開けることがないのでいいかなと。土日は世話ができないので掃除用具部屋に入れっぱなしです。4、50日でいいとか言う情報もありますが10月下旬ではまだ緑だったので今も続けて写真の状態です。なんとなく花っぽくなりかけているのでそろそろ止めてもいいですか?それとも完璧に開花するまでやったほうがいいのでしょうか?赤くなるまでやり続けるとかいろんな情報があるのでよくわからないです。補足 植え替えはできませんでしたが5月くらいに伸びすぎた感じのは5、6本カットして剪定はしてます。植え替えできなかった代わりに栄養剤をあげてます。

ポインセチアの短日処理とは?

ポインセチアが鮮やかな赤色に色づくのは、短日処理という特別な環境下で育てる必要があるからです。短日処理とは、植物が一定時間以上の暗闇にさらされることで、花芽形成を促す技術です。ポインセチアの場合、1日のうち12時間以上の暗闇が必要で、この条件を満たすことで、緑色の葉が赤く色づいていきます。これは、植物ホルモンのバランスが変化し、アントシアニンという赤色の色素が生成されるためです。

短日処理の期間:40~50日説の落とし穴

「40~50日で良い」という情報は、あくまで目安です。実際には、ポインセチアの品種、生育状況、そして環境条件によって必要な期間は大きく異なります。気温や光の量、栄養状態など、様々な要因が短日処理の効果に影響を与えるため、一概に何日と断言することはできません。

あなたのケースでは、9月1日から開始し、10月下旬にはまだ緑色だったとのこと。これは、掃除用具部屋の環境が、短日処理に最適ではなかった可能性を示唆しています。

掃除用具部屋での短日処理の問題点

* 光の漏れ:完全に遮光されていないと、短日処理の効果が薄れます。掃除用具部屋にわずかな光が漏れていれば、ポインセチアは短日条件を満たしていない可能性があります。
* 換気不足:密閉された空間では、蒸れやカビの発生リスクが高まります。ポインセチアは、適度な換気を必要とする植物です。
* 温度管理:掃除用具部屋の温度が、ポインセチアの生育に適した温度(15~20℃程度)を保てているか確認が必要です。

短日処理を止めるタイミング:花芽を確認しよう

「花っぽくなりかけている」とのことですが、これは花芽が出ているサインの可能性が高いです。花芽を確認したら、短日処理を終了しても問題ありません。花芽は、葉の付け根に小さな蕾のようなものが現れるので、注意深く観察しましょう。

短日処理の目的は、花芽を形成させることです。花芽が確認できれば、あとは十分な光と適切な管理で、美しい花を咲かせることに集中しましょう。

ポインセチアの美しい紅葉と開花のためのアドバイス

短日処理を終えた後は、以下の点に注意して管理しましょう。

適切な光の確保

短日処理後は、十分な日照時間が必要です。窓辺に置き、できるだけ多くの光を当てましょう。ただし、直射日光は葉焼けの原因となるため、注意が必要です。レースカーテン越しの光が良いでしょう。

温度と湿度の管理

ポインセチアは、15~20℃程度の温度を好みます。寒すぎる場所や、乾燥しすぎている場所には置かないようにしましょう。乾燥を防ぐために、葉水を与えるのも効果的です。ただし、葉に直接水がかかると、病気の原因となる可能性があるので、霧吹きなどで優しく与えましょう。

水やりと肥料

土が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。ただし、根腐れを防ぐために、鉢底から水が流れ出るまで与えすぎないように注意が必要です。肥料は、開花期用の液体肥料を規定量で与えることがおすすめです。

専門家の意見:園芸店に相談

もし、ポインセチアの生育に不安がある場合は、近くの園芸店に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な管理方法を知ることができます。写真を見せることで、より的確なアドバイスをもらえるでしょう。

まとめ:ポインセチアを赤く美しく咲かせるために

ポインセチアの短日処理は、40~50日という目安にとらわれず、花芽の形成を目安に行いましょう。掃除用具部屋での管理には問題点があるため、今後はより適切な環境で管理することを心がけましょう。適切な光、温度、湿度、水やり、肥料を管理することで、鮮やかな赤色のポインセチアを咲かせることができます。

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