ポインセチアの短日処理と鮮やかな赤色の出し方|植物育成のポイントとインテリアへの活かし方

昨年冬に買ったポインセチアを育てています。10月まで外で育てていました。今は夜に電気をつけない部屋の窓辺(障子戸越し)においています。共働きのため5時頃から暗くすることができません。これでクリスマス頃赤くなるでしょうか?それとも、仕事から帰った夜8時頃から12時位まで電気の下に置いて日中は暗いとこに置くなどしたらいいのでしょうか?また日照以外に鮮やかな赤にするコツなどはありますか?植物について全くの素人です。よろしくお願いします。

ポインセチアの短日処理:クリスマスに間に合う?

ポインセチアは、短日植物です。つまり、一定時間以上の暗闇にさらされることで花芽(苞葉)が形成され、赤く色づきます。 あなたの状況では、10月まで屋外で育てていたとのことですので、ある程度の光条件に慣れていると考えられます。しかし、現在の環境では、クリスマスまでに赤く色づくかどうかは微妙です。

問題点: 5時頃から暗くできないという点が最大の課題です。ポインセチアは、1日のうち12時間以上の暗闇が必要とされています。障子戸越しとはいえ、室内の僅かな明かりでも短日処理を妨げる可能性があります。夜8時から12時まで電気の下に置くという方法も、効果は限定的です。短日処理に必要なのは、連続した暗闇の時間です。

効果的な短日処理の方法

クリスマスまでに赤く色づかせるためには、より厳密な短日処理が必要です。以下、具体的な方法をご紹介します。

1. 完全な暗闇を作る

最も確実な方法は、完全に光を遮断できる箱や不織布の袋などを利用することです。仕事から帰宅後、ポインセチアを箱の中に入れ、朝まで暗闇に保ちます。日中は、直射日光を避けた明るい場所に置いてください。

2. 光の遮断時間を調整する

もし、完全な暗闇を作るのが難しい場合は、午後5時から翌朝9時まで、少なくとも16時間以上の連続した暗闇を確保するように工夫しましょう。この時間帯に、ポインセチアを暗い場所に移動させ、光を遮断する工夫が必要です。例えば、段ボール箱をかぶせたり、黒い不織布で覆ったりするのも有効です。

3. 場所選びのポイント

* 日中の場所:直射日光は避け、明るい日陰に置きます。窓辺は、カーテンなどで光を調整しましょう。
* 夜間の場所:完全に光を遮断できる場所を選びます。クローゼットの中や、暗い部屋の隅などが適しています。

鮮やかな赤色を出すためのコツ

日照時間以外に、ポインセチアの赤色の鮮やかさを左右する要素があります。

1. 適切な温度管理

ポインセチアは、15~20℃の温度を好みます。寒すぎると生育が悪くなり、色づきも悪くなります。暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。

2. 水やりと肥料

土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。乾燥しすぎると、葉が萎れてきます。肥料は、開花期用の液体肥料を月に1~2回与えることで、より鮮やかな発色を促すことができます。ただし、肥料の与えすぎは根腐れの原因となるため、注意が必要です。

3. その他のポイント

* 鉢の大きさ:根詰まりを起こさないように、適切な大きさの鉢を選びましょう。
* 風通しの良さ:風通しの良い場所に置きましょう。ただし、強い風は避けてください。
* 病気や害虫への対策:こまめに観察し、病気や害虫が発生したら適切な対策を講じましょう。

インテリアへの活かし方

鮮やかに色づいたポインセチアは、クリスマスシーズンのインテリアに最適です。

* 玄関やリビングのアクセントとして:赤いポインセチアは、クリスマスの雰囲気を盛り上げるのに最適です。
* テーブルコーディネートに:小さめのポインセチアをテーブルに飾ると、華やかな空間を演出できます。
* 窓辺に飾る:自然光を浴びて、より美しく輝きます。

専門家のアドバイス

植物園や園芸店などに相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。専門家のアドバイスを参考に、適切な育て方を心がけましょう。

まとめ

ポインセチアの短日処理は、クリスマスまでに赤く色づかせるための重要なポイントです。完全な暗闇を確保することが理想的ですが、工夫次第で、あなたの環境でも美しいポインセチアを育てることができます。適切な温度管理、水やり、肥料やり、そして、日々の観察を心がけ、クリスマスの素敵なインテリアとして楽しんでください。

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