ポインセチアが赤くならない!その原因と復活方法

一昨年買った小さいポインセチアの鉢植えが今現在みどりの葉っぱのまま部屋の中にあります。きれいな部屋でもないのによくそのまま生きてたと思います。去年の6月ごろ大き目の鉢に植え替え今年もまたもっと大き目の鉢に植え替えてやりました。4月から10月頃に外においていて、真夏に水遣りを忘れてからからに乾き、葉っぱが下向きになってしまったのですが思いっきりあふれるくらい水をやったら復活しました。確か、オレンジ色っぽい葉っぱのものを買ったと思ったのですが、またオレンジ色にならないのでしょうか?去年も緑色の葉っぱのままだったのですが?

ポインセチアが赤くならない理由:光と温度がカギ

ポインセチアは、鮮やかな苞葉(ほうよう)と呼ばれる葉っぱのような部分の色で知られています。しかし、この苞葉が赤く色づくには、特定の条件が必要です。質問者様のポインセチアが緑色のままなのは、以下の理由が考えられます。

1. 短日処理不足

ポインセチアは「短日植物」です。これは、一定時間以上の暗闇が必要で、日照時間が短くなることで花芽(苞葉を着ける部分)が形成され、赤く色づく性質を持つことを意味します。具体的には、10月頃から、毎日12時間以上の暗闇が必要です。街灯などの光も影響するため、完全に遮光する必要があります。 質問者様は4月から10月まで屋外で管理されていたとのことですが、この期間に十分な暗闇が確保されていたかどうかがポイントです。

2. 温度管理

ポインセチアは寒さに弱い植物ですが、高温も色づきを阻害します。理想的な温度は15~20℃です。真夏に乾燥させてしまったとのことですが、高温と乾燥は植物の生育に悪影響を与え、色づきを悪くする可能性があります。

3. 栄養不足

適切な肥料を与えていないと、ポインセチアは十分に成長できず、色づきが悪くなる可能性があります。特にリン酸は花芽形成に重要なので、リン酸分の多い肥料を使用することが効果的です。

4. 品種

ポインセチアには様々な品種があり、苞葉の色も赤だけでなく、ピンク、白、クリーム色など様々です。もしかしたら、もともと赤くならない品種だった可能性もあります。購入時のラベルやタグを確認してみてください。

ポインセチアを赤くする為の具体的な対策

ポインセチアを来年赤く咲かせるために、具体的な対策を講じましょう。

1. 短日処理の実施

10月頃から、毎日12時間以上、完全に遮光しましょう。段ボール箱をかぶせる、暗幕を使用するなど、工夫が必要です。 遮光する時間は、午後4時頃から翌朝8時頃までが一般的です。この時間帯は、植物の光合成活動が低下しているため、短日処理の効果を高めることができます。

2. 適切な温度管理

15~20℃の環境を保ちましょう。直射日光を避け、寒風や暖房の温風にも注意が必要です。

3. 適切な肥料

開花期の秋から冬にかけては、リン酸分の多い肥料を施しましょう。液肥を月に2回程度与えるのがおすすめです。ただし、肥料のやりすぎは根を傷める可能性があるので、パッケージの指示をよく読んで使用してください。

4. 水やり

土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。鉢底から水が流れ出るくらいが目安です。しかし、水やりすぎは根腐れの原因となるので注意しましょう。

5. 植え替え

植え替えは、生育期である春先に行うのが最適です。大きすぎる鉢は根腐れの原因となる可能性があります。鉢のサイズを選ぶ際は、根鉢の周囲に2~3cmの余裕があれば十分です。

専門家のアドバイス:植物医の意見

植物医に相談したところ、以下のようなアドバイスをもらいました。「ポインセチアの色づきには、光と温度の管理が非常に重要です。短日処理を適切に行うことで、苞葉の色づきを促進できます。また、肥料のバランスも重要で、リン酸分の多い肥料を使用することで、花芽形成を促すことができます。ただし、過剰な肥料はかえって逆効果となるため、注意が必要です。」

まとめ:来年こそは赤いポインセチアを!

ポインセチアが赤くならない原因は様々ですが、適切な管理を行うことで、来年は鮮やかな赤い苞葉を楽しむことができるでしょう。上記の方法を参考に、来年こそは美しい赤いポインセチアを育ててみてください。

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