ボールパイソンベビーの飼育に関するQ&A

①ボールパイソンのベビーを飼っています!パイソンを飼ってから1ヶ月が経ちます。最初はケージの中をウロウロしていたのですが、最近はシェルターの中に閉じこもり、出てきてくれません!餌は2週間に1匹程度であげていて、ちゃんと食べてくれます!湿度も80%、温度26度です。

ボールパイソンベビーがシェルターから出てこない原因と対処法

ボールパイソンベビーがシェルターから出てこないのは、いくつかの理由が考えられます。まず、環境が適切かどうかを確認しましょう。温度と湿度は適切に保たれていますが、シェルター自体の快適性、ケージ内のレイアウト、そしてパイソンの性格も影響します。

  • シェルターのサイズと種類:シェルターは、パイソンが完全に隠れることができる十分な大きさで、かつ安全だと感じる素材である必要があります。小さすぎたり、不安定だったりすると、パイソンはストレスを感じて隠れたままになる可能性があります。陶器製のシェルターや、布製のシェルターなど、いくつか種類を試してみるのも良いでしょう。
  • ケージ内のレイアウト:ケージの中に、隠れ場所が少なすぎたり、逆に多すぎたりすると、パイソンは落ち着きません。シェルター以外にも、枝や岩、人工植物などを配置し、探索できる空間を作ることで、パイソンが安心して活動できるようになります。特に、「ホットサイド」と「コールドサイド」を明確に作り分けることが重要です。ホットサイドには、暖房器具を設置し、コールドサイドは少し涼しく保ちます。パイソンは、自分の体温調節のために、これらの場所を行き来します。
  • パイソンの性格:個体差があり、もともと臆病な性格のパイソンは、シェルターからなかなか出てこない場合があります。無理強いせず、ゆっくりと時間をかけて慣れさせてあげましょう。餌をシェルターの近くに置いてみたり、ケージのレイアウトを変えてみたりするのも有効です。
  • ストレス:ケージの掃除や移動など、ストレスとなるような出来事が最近ありましたか? ストレスを感じていると、シェルターに隠れたままになることがあります。しばらく様子を見て、落ち着いてから様子を見ましょう。

もし、上記の点をチェックしても改善が見られない場合は、獣医への相談を検討しましょう。病気や怪我の可能性も考えられます。

②鱗の下に白い小さなブツブツが出来ていて、ピンセットで取ろうとすると、スッーっと威嚇的な音を立てます。大丈夫なのでしょうか?

鱗の下の白いブツブツの原因と対処法

鱗の下の白いブツブツは、寄生虫皮膚疾患の可能性があります。ピンセットで取ることは、パイソンに大きなストレスを与え、怪我をさせる可能性があるため、絶対にやめましょう。

  • 寄生虫:ダニやノミなどの寄生虫が原因の場合があります。専門の獣医に診てもらい、適切な治療を受けさせる必要があります。
  • 皮膚疾患:細菌や真菌による感染症の可能性もあります。こちらも獣医の診察が必要です。
  • 脱皮不全:脱皮がうまくいかず、古い皮が剥がれずに残っている可能性もあります。この場合も、無理に剥がそうとせず、獣医に相談しましょう。

早期発見と適切な治療が重要です。 少しでも心配な場合は、すぐに爬虫類に詳しい獣医に相談しましょう。

③パイソンはどのくらいの速度で成長しますか?脱皮もまだ飼ってから1回もしていません!脱皮はどれくらいの程度でしますか?

ボールパイソンの成長速度と脱皮

ボールパイソンの成長速度は、餌の量や種類、飼育環境によって異なります。一般的には、ベビー期は比較的早く成長し、成体になるにつれて成長速度は緩やかになります。

脱皮の頻度は、成長速度と関係しており、成長が早い時期には頻繁に脱皮します。ベビー期は、数週間から数ヶ月に1回のペースで脱皮することが一般的です。脱皮の兆候としては、目の色が白っぽくなる、体がくすんで見えるなどがあります。脱皮中は、安静にしておくことが大切です。脱皮不全を防ぐために、適切な湿度を保つことが重要です。

④ヒーター、シェルター、タッパーを丸く切り取った水入れその他に、必需品とかってありますか?ケージをジャングルみたいにしたいのですが、出来ますか?

ボールパイソン飼育に必要なものとケージレイアウト

ボールパイソンの飼育に必要なものには、以下のものがあります。

  • ケージ:適切なサイズを選びましょう。ベビー期は小型のケージで十分ですが、成長に合わせて大きなケージに交換する必要があります。
  • 床材:新聞紙、キッチンペーパー、爬虫類専用の床材など、様々な種類があります。清潔に保つことができるものを選びましょう。
  • 隠れ家(シェルター):複数用意すると良いでしょう。陶器製、木製、布製など、様々な種類があります。
  • 温度計・湿度計:温度と湿度を常に確認しましょう。
  • ヒーター:保温のために必要です。サーモスタットと組み合わせて使用すると、温度を適切に保つことができます。
  • 水入れ:清潔な水を常に用意しましょう。
  • 餌:マウスなどの冷凍ネズミが一般的です。
  • ピンセット:餌やりに使用します。

ケージをジャングルのようにレイアウトすることは可能です。枝、岩、人工植物などを配置し、立体的な空間を作ると、パイソンはより自然に近い環境で生活できます。ただし、パイソンが安全に移動できるように、レイアウトを工夫しましょう。

まとめ

ボールパイソンの飼育は、適切な環境とケアが必要です。何か問題が発生した場合は、すぐに獣医に相談しましょう。この記事が、ボールパイソンの飼育に役立つことを願っています。 インテリアの観点から言えば、ケージをジャングル風にアレンジする際には、ブラウン系の床材や、グリーンの人工植物、そして自然石などを組み合わせると、より自然で落ち着いた雰囲気になります。

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