ペットと暮らす賃貸からの退去費用と節約術

ペット不可の賃貸で愛犬2匹と暮らしています。住み始めて約2年になりますが、入居の前から愛犬を飼うことは決まっていました。ただ、経済的な理由からペット可の物件を契約することは難しく、不動産の方も知りながら今の賃貸マンションの契約を仲介してくださいました。入居の際は1匹でしたが、半年後もう1匹のわんちゃんも一緒に暮らすことになりました。ただ、お散歩も堂々としてあげられないし、吠える事もありますのでペットと一緒に暮らせる物件に引っ越したいのですが、退去の際にどのくらいの費用が必要になるのかわかりませんし、退去費用と入居費用が1度に必要になるのでかなりの費用を用意しなくてはならなくて経済力がないために引越しの目処がなかなか立ちません。どなたか退去の際にかかる費用や少しでも工夫できることなどどんなことでもいいので教えて頂けませんか？ちなみにお部屋はフローリングのワンルームで壁紙がところどころ剥がれていたりフローリングには傷、部屋の中はわんちゃんの匂いがします。状態はあまり良いとは言えないと思います。宜しくお願い致します。

Contents

1 賃貸退去時の費用：予想と節約策
2 新しい賃貸物件探し：ペット可物件の選び方
3 まとめ

賃貸退去時の費用：予想と節約策

ペット不可の物件で愛犬と暮らしているため、退去時の費用が心配なのは当然です。現状、壁紙の剥がれやフローリングの傷、ペットの臭いなど、原状回復費用が高額になる可能性があります。しかし、適切な対応で費用を抑えることも可能です。

退去費用内訳と見積もり

退去時に発生する費用は、大きく分けて以下の項目があります。

敷金精算： 敷金は、家賃の滞納や部屋の損傷を補償するために預け入れたお金です。損傷の程度によって、敷金から費用が差し引かれます。ペット不可物件でペットを飼っていた場合は、原状回復費用が大きく影響します。
原状回復費用： これは、物件を元の状態に戻すための費用です。壁紙の剥がれ、フローリングの傷、ペットの臭いなど、現状の状態によって費用が大きく変動します。 特に、ペットの臭いは専門業者によるクリーニングが必要となる場合があり、高額になる可能性があります。
清掃費用： 退去時の清掃は、自分で行うか、業者に依頼するかを選択できます。自分で行う場合は、入念な清掃が必要です。業者に依頼する場合は、費用が発生します。
鍵の交換費用： 多くの場合、鍵の交換費用は借主負担となります。

これらの費用は、賃貸契約書や重要事項説明書に記載されている「原状回復義務」に基づいて算出されます。具体的な費用は、物件の状況や賃貸契約の内容によって大きく異なるため、退去の1ヶ月前には必ず不動産会社に連絡し、見積もりを依頼しましょう。 見積もりを依頼する際には、現状の部屋の状態を写真付きで報告することで、より正確な見積もりを得ることができます。

費用を抑えるための工夫

経済的な負担を軽減するために、以下の工夫をしてみましょう。

1. 可能な範囲での自主修復

壁紙の剥がれや小さな傷などは、自分で修復できる場合があります。ホームセンターなどで補修材を購入し、丁寧に修復することで、原状回復費用を抑えることができます。ただし、修復が不十分な場合、かえって費用が高くなる可能性もあるため、自信がない場合は専門業者に依頼しましょう。

2. 徹底的な清掃

ペットの臭いは、原状回復費用に大きく影響します。退去前に、徹底的な清掃を行いましょう。特に、カーペットや床、壁など、ペットが触れる可能性のある箇所は念入りに清掃する必要があります。市販のペット用消臭剤や、プロ仕様の洗浄剤を使用するのも効果的です。それでも臭いが残る場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。

3. 不動産会社との交渉

退去時に発生する費用について、不動産会社と交渉することも可能です。現状の状況を説明し、費用を抑えるための交渉をしてみましょう。特に、入居前にペット飼育について相談していたこと、経済的な事情を説明することで、理解を得られる可能性があります。 交渉の際には、冷静かつ丁寧に、具体的な金額を提示しながら交渉することが重要です。

4. 退去時期の検討

退去時期を調整することで、費用を抑えることができる場合があります。例えば、空室期間が長い時期に退去することで、不動産会社が原状回復費用の一部を負担してくれる可能性があります。

専門家の視点：弁護士や不動産コンサルタント

費用が高額になる場合や、不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、弁護士や不動産コンサルタントに相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応を取ることができます。

新しい賃貸物件探し：ペット可物件の選び方

新しい物件を探す際には、以下の点に注意しましょう。

ペット可物件であること： これは当然ですが、ペットの種類や大きさ、頭数に制限がある場合もあります。事前に確認しましょう。
ペット飼育に関する規約： ペット飼育に関する規約をよく確認しましょう。飼育禁止区域や、ペットに関する費用負担などが記載されている場合があります。
近隣の環境： 散歩コースや、ペットと安心して暮らせる環境かどうかを確認しましょう。
費用： ペット可物件は、ペット不可物件に比べて家賃が高くなる場合があります。予算に合わせて物件を選びましょう。

物件探しは、不動産会社に相談したり、インターネットの不動産サイトを利用したりすることで効率的に行うことができます。 ペット可物件の情報を積極的に集め、希望条件に合う物件を見つけましょう。

まとめ

ペット不可物件からの退去は、費用面で不安が多いですが、適切な対応と工夫によって費用を抑えることができます。退去前に見積もりを取り、可能な範囲での自主修復や徹底的な清掃を行い、不動産会社との交渉も検討しましょう。そして、新しいペット可物件探しでは、条件を明確にして、時間をかけてじっくりと探すことが大切です。経済的な負担を軽減しながら、愛犬と快適な生活を送れる物件を見つけることを願っています。