ペットと家族・・本気で悩んでます。私の家にはＭダックスを1匹飼っています。元々は祖母のペットだったのですが、2年前から同居をしたのでもう「家族のペット」と言う感じです。今、そのペットについて揉めていて凄く困っているのです。ペットは室内犬なので、元々祖母の部屋にゲージがあります。ペットは祖母の部屋から出られないようにしてあります。しかし、飼い始めた時から、祖母の部屋から出られない筈の犬がリビングに侵入し、オシッコ、最悪ウンチまでしていたのです。しかも犬は何食わぬ顔をして祖母の部屋へ戻っています＾＾；後始末は当然、祖母以外の私達です。祖母はもう６０過ぎになるので、フローリングにマーキングがしてあっても見えないようです。問題は「元々の飼い主は室内犬を初めて飼った」祖母にあります。祖母自体が問題と言う訳でなく、「初めて室内犬を飼う」に問題がありまして、まだ飼った当初は同居していないので私達はいません。祖母がしつけをしていたので、やっぱり飼い方が解らず、甘やかされて育てられました。同居したての頃に犬があまりにしつけがなっていないので、1回ブリーダーさんを呼び、アドバイスを貰ったのですが、ブリーダーさんは「構いすぎていたので1回無視してみなさい」という事で私達は無視をしていたのですが、祖母は「かわいそう」と言う理由で結局ブリーダーさんのアドバイスがムダになってしまいました。それからは相変わらず、マーキングのし放題。祖母の部屋のドアに柵があるのですが、その柵の網目に鼻をひっかけて開けて柵を開け、リビングに侵入している始末です！それから祖母のドアの閉め忘れもよくあります。相手が”祖母”なのであんまり『閉めろ閉めろ』ときつく言えません。もう、嫌で嫌でしょうがないです。何回注意をしても犬は繰り返しやってきます。怒るとキバを向いて刃向かう程です。祖母は「仕方が無い」と言っていました。それが原因で私と祖母はこの間大喧嘩をしてしまいました・・もうペットが原因で喧嘩をしたくありません。本気で悩んでいます。ペットを飼っている方々、ブリーダーの方々、何かいい方法や対策はありますでしょうか？厳しい意見やアドバイス、お待ちしております。
問題点の整理：多角的な視点から原因を探る
ご家族の状況、大変お辛いですね。室内犬のマーキング、そしてそれによる家族間の摩擦は、深刻な問題です。問題を解決するためには、まず現状を整理し、原因を多角的に分析することが重要です。
1. 犬の行動：マーキングの理由を探る
犬がリビングに侵入し、マーキングをする行動は、単なるいたずらではなく、下記のような理由が考えられます。
- 不安やストレス：ゲージの中で長時間過ごすことへのストレス、家族とのコミュニケーション不足、環境の変化などによる不安が原因で、マーキングという行動で自己表現している可能性があります。
- トイレのしつけ不足：幼少期のしつけが不十分だったため、適切なトイレ場所を認識できていない可能性があります。ゲージ内での排泄を許容していたことも影響しているかもしれません。
- 縄張り主張：リビングを自分の縄張りだと認識し、マーキングによって主張している可能性があります。
- 注意欠陥多動性障害（ADHD）：犬にもADHDのような症状を示す個体があり、衝動的な行動や落ち着きのなさがマーキングにつながる可能性も考えられます。
2. 人間の行動：祖母と家族の役割分担とコミュニケーション
祖母とご家族間のコミュニケーション不足も大きな問題です。
- 祖母の介護：60歳を超える祖母にとって、犬の世話は負担になっている可能性があります。高齢者の介護と犬の世話の両立は容易ではありません。
- しつけの不一致：祖母とご家族間で犬のしつけ方、接し方に温度差があり、犬が混乱している可能性があります。ブリーダーさんのアドバイスが実行されなかったことも、この問題を深刻化させています。
- コミュニケーション不足：犬の行動に対する認識のずれ、そしてそれによる不満が、家族間の喧嘩につながっています。お互いの気持ちを理解し合う努力が必要です。
具体的な解決策：段階的なアプローチで問題解決を目指す
問題解決には、犬の行動改善、家族間のコミュニケーション改善、そして環境整備の３つのアプローチが必要です。
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1. 犬の行動改善：専門家の力を借りる
- 動物行動学者への相談：動物行動学者は、犬の行動の背景にある原因を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。専門家の客観的な視点とアドバイスは、非常に重要です。費用はかかりますが、長期的な解決のためには投資価値があります。
- ドッグトレーナーへの依頼：ドッグトレーナーは、犬のしつけや問題行動の改善に特化した専門家です。個別指導を受けることで、犬の性格や状況に合わせた効果的なしつけ方法を学ぶことができます。自宅への訪問指導や、トレーニング施設を利用する方法があります。
- サプリメントの活用：犬のストレス軽減や落ち着きを促すサプリメントもあります。獣医師に相談の上、適切なサプリメントを選ぶことが重要です。
2. 家族間のコミュニケーション改善：共通の目標を持つ
- 家族会議：犬の問題行動、そしてそれによって生じる家族間の摩擦について、家族全員で話し合う機会を持ちましょう。お互いの気持ち、考えを共有することで、共通の目標を設定し、協力体制を築くことができます。
- 役割分担：犬の世話、しつけ、掃除などの役割を明確に決め、責任を共有しましょう。祖母への負担を軽減するため、ご家族が積極的に協力することが重要です。役割分担を明確にすることで、責任の所在が明確になり、犬の世話がスムーズになります。
- 感情表現の工夫：祖母に対しては、直接的な叱責ではなく、穏やかな言葉で注意するなど、感情表現に工夫を加えましょう。高齢者への配慮は、円滑なコミュニケーションに不可欠です。
3. 環境整備：犬にとって安全で快適な空間を作る
- ゲージの見直し：ゲージのサイズ、位置、快適性を確認しましょう。狭すぎるゲージはストレスの原因になります。快適な寝床、おもちゃなどを用意し、ゲージ内を安全で居心地の良い空間にしましょう。
- リビングへのアクセス制限：柵の強化、ベビーゲートの設置など、リビングへの侵入を防ぐ対策を徹底しましょう。犬が柵を開けることがないように、より頑丈な柵を設置したり、ベビーゲートを追加で設置するなど、物理的な対策を強化する必要があります。
- マーキング対策：フローリングにマーキングされた場合は、すぐに掃除し、消臭剤を使用しましょう。エンザイム系の消臭剤は、尿の成分を分解するため効果的です。また、犬がマーキングしやすい場所に、犬が嫌がる臭いのスプレーなどを活用するのも有効です。
- 部屋の整理整頓：犬が不用意に物を触ったり、口にしたりしないように、部屋の整理整頓を行いましょう。危険なものを犬の手の届かない場所に片付けることで、事故を防ぎ、犬のストレスを軽減できます。
専門家の視点：動物行動学者の意見
動物行動学者の視点から見ると、このケースは、犬のストレスと、家族間のコミュニケーション不足が複雑に絡み合った問題です。犬は言葉で気持ちを伝えられないため、マーキングという行動で不安やストレスを表現しています。家族間で犬の行動に対する認識を共有し、適切な対応をすることが、問題解決の鍵となります。
また、高齢者の介護とペットの世話の両立は、非常に困難な課題です。介護サービスの利用や、ペットシッターの活用なども検討する必要があるかもしれません。
まとめ：継続的な努力と家族の協力が大切
犬の問題行動の改善には、時間と忍耐が必要です。すぐに効果が出なくても、諦めずに継続的に努力することが大切です。家族全員で協力し、犬にとって安全で快適な環境を整え、適切なしつけを行うことで、ペットと家族が幸せに暮らせる環境を築きましょう。
