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ペアガラスでも断熱シートは効果を発揮します!
結論から言うと、ペアガラスであっても窓用断熱シートは効果があります。 築4年で機密性が高い住宅とのことですが、ペアガラスは空気層によって断熱効果を高めていますが、完璧ではありません。特に、窓枠(サッシ)からの冷気や、ガラスの端からの熱伝導など、様々な要因で室温低下が起こります。断熱シートはこれらの問題を軽減する効果が期待できます。
一枚ガラスに比べてペアガラスは効果が薄いと感じるかもしれませんが、それはシートの効果が低いのではなく、そもそもペアガラスが一枚ガラスに比べて断熱性能が高いからです。つまり、一枚ガラスに比べれば効果は小さくなるものの、それでも室温を上げる効果は期待できるということです。
断熱シートの効果:具体的に何が変わる?
窓用断熱シートは、主に以下の効果が期待できます。
- 室温の上昇:シートが空気層を作り、外気の冷気を遮断することで、室温の上昇に繋がります。体感温度も大きく変わります。
- 結露の抑制:窓ガラスの温度上昇により、結露の発生を抑える効果があります。カビやダニの発生リスクも軽減できます。
- 冷暖房効率の向上:室温を維持するために必要な冷暖房のエネルギー消費を抑え、光熱費の節約に繋がります。
- UVカット効果:一部の断熱シートには紫外線カット機能があり、家具やカーテンの日焼けを防ぎます。
- 防音効果:一部の断熱シートには防音効果があり、外部からの騒音を軽減します。
ペアガラスでも効果的な断熱シートの選び方
断熱シートを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
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1. 断熱性能
断熱性能は、シートの厚みや素材によって異なります。厚みのあるシートや、アルミ蒸着などの断熱素材を使用しているシートほど、断熱効果が高くなります。断熱効果を示す数値(例えば、遮熱率や熱貫流率)を確認して選びましょう。
2. 貼りやすさ
窓のサイズや形状に合わせて、適切なサイズを選びましょう。また、貼りやすさを考慮して、粘着シートタイプや、静電気を利用したタイプなどを選ぶことも重要です。
3. 見た目
断熱シートは、窓の外から見えるため、部屋のインテリアに合う色やデザインを選ぶことも大切です。透明タイプ、ミラータイプ、柄入りタイプなど、様々な種類があります。
4. 価格
価格も重要な要素です。性能と価格のバランスを考慮して、予算に合った製品を選びましょう。
サッシからの冷気対策も重要!
質問者様はサッシからの冷気が気になっているとのことですが、サッシからの冷気対策も非常に重要です。窓ガラスに断熱シートを貼るだけでは不十分な場合もあります。
- サッシの隙間を埋める:サッシと窓枠の間に隙間がある場合は、隙間テープやパッキンなどで隙間を埋めることで、冷気の侵入を防ぎます。
- カーテンやブラインドを活用する:厚手のカーテンやブラインドは、窓からの冷気や熱気を遮断する効果があります。特に、断熱効果のあるカーテンを選ぶと効果的です。
- 窓辺に植物を置く:観葉植物は、空気の温度を調整する効果があります。窓辺に観葉植物を置くことで、室温を快適に保つことができます。
- 窓枠に断熱材を付ける:窓枠自体に断熱材を取り付けることで、より効果的に冷気を遮断できます。専門業者に依頼する必要がある場合もあります。
専門家の意見:建築士の視点
建築士の視点から見ると、ペアガラスであっても、窓全体からの熱損失を完全に防ぐことはできません。特に、窓枠(サッシ)部分からの熱損失は無視できません。断熱シートは、窓ガラスからの熱損失を軽減する効果はありますが、サッシからの熱損失対策と併用することで、より効果的な断熱を実現できます。 窓周りの気密性を高めることで、断熱シートの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
実践的なアドバイス:断熱シートの施工方法
断熱シートを貼る際には、以下の手順に従うことで、効果的に施工できます。
1. 窓ガラスをきれいに掃除する:ホコリや汚れをきれいに拭き取ります。
2. シートを窓ガラスに貼る:空気泡が入らないように、ゆっくりと丁寧に貼ります。
3. 余分な部分を切る:カッターなどで余分な部分を切り取ります。
4. ヘラなどで空気を抜く:空気泡が入ってしまった場合は、ヘラなどで空気を抜きます。
まとめ
ペアガラスであっても、窓用断熱シートは効果があります。ただし、サッシからの冷気対策も併せて行うことで、より効果的な断熱を実現できます。断熱シートを選ぶ際には、断熱性能、貼りやすさ、見た目、価格などを考慮して、最適な製品を選びましょう。