ベンジャミナの夏の管理:葉落ちを防ぎ、元気に育てる方法

ベンジャミナの夏の管理について ホームセンターで捨て値で売っていたベンジャミナが、数年で150cm程度まで大きくなり、たのもしくなりました。 ただ、一番困っているのが、夏の管理です。 昨年の話です。 私はいわゆる北日本に住んでいるのですが、木道アパートの部屋の窓が南西向きで、しかも2階だからでしょうか、熱気が下から上がってくる上に、一番暑い時間帯の太陽光をまともに受けるので、帰宅時間でも部屋が40度以上もあり、こちらの体のほうが参ってしまうので出かけるときは遮光カーテンをするようにしました。 するとベンジャミナはどんどん葉を落とすようになってしまいました。枯れて落ちるものもあるのですが、まだ緑々している葉まで落ちるのです。毎日10~25枚程度でしょうか。これには参りました。冬になってなんとか持ち直したのですが、少しスカスカな感じです。 こんなに太陽光が必要な植物だったとは思っていなかったので驚きました。 ベンジャミナは昨年、12号鉢に普通の花と野菜の培養土に植え替えて春は元気でした。鉢の水は乾くと与えていたので、ほぼ毎日あげていたように思います。肥料は置き肥パラパラ程度です。 尚、今現在ですが、成長もしてるようですし、水を忘れない限りは葉は落としていません。 そこで質問なのですが、今年葉を落とさせるともうみっともなくなり処分するしかなくなるので、対策したいのですが (今年も猛暑との予想がありますので) 1.今春も土を植え替えたほうがいいでしょうか。その際、普通の花と野菜の培養土以外でよさそうなものがあったら教えて下さい。 2.置く部屋を移したた方がいいでしょうか(ただその部屋というかキッチンは朝しか日が当たりません)。 3.葉を落とさせたくないためには遮光カーテンは諦めたほうがいいでしょうか(そもそも遮光カーテンが原因なのか?) お分かりの方、よろしくお願い致します。補足お二方、回答有り難うございます。 霧吹きは考えていませんでした。実施したいと思います。 ただわからない点があるので補足してもいいですか? 一応下の方から新しい芽が出たりしているので、その都度剪定はしていたのですがあまり改善されなかったです。 それから根腐れ対策ですが、植え替えで伸びすぎた根の部分を切ってしまう方法しか今までやったことありません。 今回は植え替えしないほうがいいというのは理解できるのですが、しないで対策する方法ってどのようなものがあるのでしょうか。 すみませんがよろしくお願い致します。

ベンジャミナの夏の葉落ち対策:原因と解決策

夏の高温と直射日光、そして遮光カーテンによる環境変化が、ベンジャミナの葉落ちの原因として考えられます。北日本の南西向きの窓際、特に2階という条件は、熱気のこもりやすい環境を作り出し、植物にとってストレスとなるでしょう。40度以上の高温は、ベンジャミナにとって致命的です。

1. 植え替えについて:土と鉢選び

今春、植え替えを行うかどうかは、植物の状態と鉢の大きさによって判断しましょう。12号鉢に植え替えてから1年経過しており、根詰まりを起こしている可能性があります。根詰まりは、根の生育を阻害し、葉落ちの原因となるため、植え替えが有効な場合があります。

しかし、すでに新しい芽が出ていることから、現状の鉢で十分な場合もあります。植え替えは植物への負担が大きいため、必ずしも必要ではありません。もし植え替えを行う場合は、以下の点を考慮しましょう。

  • 培養土:「観葉植物用の培養土」を使用しましょう。一般的な花と野菜の培養土は、排水性が観葉植物にはやや劣るため、根腐れの原因となる可能性があります。観葉植物用の培養土は、排水性と通気性に優れ、ベンジャミナの生育に適しています。
  • 鉢:現在の12号鉢で問題なければ、植え替えはせずに、土壌改良を行う方が植物への負担が少ないです。鉢のサイズアップは、根が十分に伸びるスペースを確保するのに有効ですが、植物の負担を考慮する必要があります。
  • 根の処理:根詰まりしている場合は、古くなった根や傷んだ根を丁寧に切り取りましょう。根を傷つけすぎないように注意し、切り口には殺菌剤を塗布すると良いでしょう。

2. 置場所の変更:日当たりと風通しの確保

南西向きの窓際からの直射日光は、ベンジャミナにとって強すぎる可能性があります。午前中の日差しが当たるキッチンへの移動は、検討に値します。ただし、午前中の日差しのみでは光量が不足する可能性もあるため、様子を見ながら調整が必要です。

  • 間接光:直射日光を避けて、レースカーテン越しの柔らかい光を当てましょう。明るい日陰が理想的です。
  • 風通し:風通しの良い場所に置き、葉の蒸れを防ぎましょう。扇風機などで風を送るのも効果的です。

3. 遮光カーテンについて:適切な遮光方法

遮光カーテンは、直射日光を遮るという意味では有効ですが、光量を大幅に減らし、植物の光合成を阻害する可能性があります。完全に遮光するのではなく、レースカーテンなど、光を柔らかく拡散させるタイプのカーテンを使用することをお勧めします。

  • 遮光率の調整:遮光カーテンを使用する場合は、遮光率の低いものを使用するか、カーテンを少し開けて光を調整しましょう。
  • 時間帯の調整:特に強い日差しが当たる時間帯のみ遮光カーテンを使用するなど、柔軟に対応しましょう。

4. その他の対策:水やりと肥料、剪定、根腐れ対策

  • 水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行いましょう。ただし、根腐れを防ぐため、鉢皿に水が溜まらないように注意してください。
  • 肥料:生育期(春~秋)には、観葉植物用の液体肥料を規定量で与えましょう。置き肥は控えめにしましょう。
  • 剪定:新しい芽が出ているとのことですが、込み入った枝や枯れた枝を剪定することで、風通しが良くなり、病害虫の発生を防ぐことができます。ただし、剪定しすぎると植物に負担がかかるため、適度に剪定しましょう。
  • 根腐れ対策:植え替えをしない場合、土壌改良剤を使用することで、通気性を改善し、根腐れを防ぐことができます。また、鉢底石を使用することで、水はけを良くすることができます。
  • 湿度:乾燥した環境は葉落ちを招くため、霧吹きで葉水を与えましょう。特に夏場は効果的です。

専門家のアドバイス:植物医の視点

植物医の立場から見ると、ベンジャミナの葉落ちは、高温と乾燥、そして光量の不足が複合的に作用した結果だと考えられます。40度を超える室内温度は、植物にとって大きなストレスとなり、葉を落とすのは自然な反応です。遮光カーテンは、直射日光を防ぐには有効ですが、光合成に必要な光を遮断してしまう可能性があります。

適切な対策としては、まず室温の管理が重要です。エアコンの使用や、窓を開けて換気を十分に行い、室温を下げる工夫が必要です。また、日差しを調整するために、レースカーテンやブラインドを使用し、光量を調整することが重要です。さらに、土壌の乾燥を防ぐため、定期的に葉水を与え、土壌の湿度を保つことも効果的です。

まとめ:ベンジャミナを元気に育てるために

ベンジャミナの葉落ちを防ぐためには、高温多湿を避け、適切な光量と通風を確保することが重要です。植え替えは必ずしも必要ではなく、土壌改良や置場所の変更、適切な遮光方法などを検討することで、植物への負担を軽減し、健康な生育を促すことができます。 これらの対策を組み合わせることで、来年も美しいベンジャミナの姿を楽しむことができるでしょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)