ベランダを飛び回るスズメバチ対策:コの字型ベランダで毎年同じコースを飛ぶ理由と対策

毎年この時期からベランダにスズメバチが飛び交い困っております。 マンションの角部屋なのでベランダがコの字型になっていますが 2辺がスズメバチの飛ぶコースになっているようです。 8時過ぎから飛んできて夕方には居なくなるのですが毎年決まって飛んでいます。 特に今年のは一回り大きいようです。 スズメバチは昨年の巣を使い回す事はないということですが 何故毎年同じ時期に同じコースを通ってくるのでしょう? なんとかして別のコースを飛んでもらうようにする方法はありませんか? ちなみに9階だし近くに雑木林等もないので巣が近くにあるようではないのですが。

スズメバチの飛翔ルートと、毎年同じコースを飛ぶ理由

スズメバチが毎年同じ時期に、同じコースをベランダを飛ぶのは、彼らが効率的な飛行ルートを学習し、記憶しているためです。 巣の場所が毎年変わるとしても、餌場や水場への往復経路として、そのコースが最も効率的で安全だと判断している可能性が高いです。 9階建てマンションのベランダとはいえ、周辺環境(例えば、近隣の植栽や建物の配置)を考慮すると、そのコースが風向きや障害物の少ない、最適なルートになっていると考えられます。 一回り大きい個体がいるとのことですが、これは女王蜂が産卵し、新しい巣が作られたことを示唆しており、毎年同じコースを通る理由とは直接関係ありません。 スズメバチは、視覚情報を頼りに飛行ルートを記憶するため、目印となるもの(建物の角、特定の植栽など)を認識し、それを頼りに飛んでいると考えられます。

スズメバチの飛翔ルート変更は可能?効果的な対策

残念ながら、スズメバチに完全に別のコースを飛んでもらうことは困難です。 しかし、ベランダへの接近を阻止したり、飛翔ルートを少しでも変更させるための対策は可能です。 重要なのは、スズメバチを刺激せず、安全に追い払うことです。 巣の駆除は専門業者に依頼するべきであり、素人が行うと危険です。

物理的な対策

* ネットの設置: ベランダ全体を覆うネットを設置することで、スズメバチの侵入を防ぎます。 目合いの細かいネットを選び、しっかりと固定することが重要です。 特に、スズメバチの飛翔ルートとなる2辺に重点的に設置しましょう。 ネットの色は、スズメバチが嫌う色(例えば、濃い色)を選ぶのも効果的かもしれません。
* 忌避剤の設置: スズメバチ忌避効果のあるスプレーや、ハッカ油などを利用して、スズメバチが嫌がる臭いをベランダに漂わせる方法があります。 ただし、効果は限定的であり、継続的な使用が必要となります。 また、食品や飲料に直接スプレーしないよう注意し、人体への影響も考慮する必要があります。
* 目印の変更: スズメバチが飛翔ルートの目印にしていると思われるものを変更してみましょう。 例えば、植栽の位置を変えたり、ベランダの装飾品を移動したりすることで、ルートをわずかに変えさせる可能性があります。 ただし、効果は限定的です。

環境対策

* 餌となるものの排除: スズメバチは甘いものや腐敗した食べ物を好むため、ベランダにそのようなものを放置しないようにしましょう。 飲み残しのジュースや食べかす、生ごみなどはすぐに片付けることが重要です。 ゴミ箱はしっかりと蓋を閉め、スズメバチが入り込めないようにしましょう。
* 水場の排除: スズメバチは水場も利用するため、ベランダに水たまりなどができないように注意しましょう。 植木鉢の水やり後などは、余分な水をすぐに拭き取ることが大切です。

専門家への相談

上記の方法を試しても効果がない場合、またはスズメバチの数が多く危険を感じる場合は、専門業者への相談をおすすめします。 専門業者は適切な駆除方法を提案し、安全にスズメバチの巣を除去してくれます。 自治体によっては、駆除の相談窓口が設けられている場合もありますので、確認してみましょう。

まとめ:安全第一のスズメバチ対策

スズメバチは危険な昆虫です。 不用意に近づいたり、刺激したりしないように注意しましょう。 上記の対策はあくまで予防策であり、効果を保証するものではありません。 安全を最優先に、状況に応じて適切な対策を行いましょう。 特に、スズメバチの巣を発見した場合や、刺された場合は、すぐに医療機関を受診してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)