ベランダを緑豊かな森へ!L字型ベランダの植物配置術

ベランダを植物で欝蒼(うっそう)とさせたい …のですが、アイデアをお貸しください。 家の南側と西側につながってL字型にベランダがあります。 部屋からは南側からも西側からもベランダに出られます。 どちらも外はあいているので、日当たりはいいです。 その西側部分(タタミ2畳ぶんちょっとの広さ)に植物を置きたいと思うのですが、部屋の窓越しに、木々がうっそうと生い茂っているように、まるで外は森!みたいなくらいにさせたいんです。 そのためには、どんな植物がおすすめでしょうか。 また、植物の配置の仕方でコツなどがありますでしょうか。 ベランダの使用(洗濯物を干すとか)は南側を使えればよいので、西側部分は植物で埋めてしまいたいくらいの気持ちです。 無理かもしれませんが…、部屋から緑が楽しめるようにするにはどうしたらいいでしょうか?補足burukotanukoさんの回答を受けて… そうですね、“うっそう”はむずかしいですよね…。 花よりも緑が楽しめたらいいな…と思っています。 常緑樹?とかがいいのでしょうか? 窓から小ぶりでもいいので“木”が見えるのが理想です。

ベランダを森のように緑豊かにする植物選びと配置のコツ

ベランダを「森」のように緑で満たしたいというご希望、素敵ですね! 完全な「うっそう」とした森を再現するのは難しいかもしれませんが、窓から見える緑を最大限に楽しむ空間づくりは可能です。 ポイントは、植物の種類、配置、そして視覚効果を考慮することです。

1. 植物選び:常緑樹と高低差で奥行きを演出

「窓から小ぶりでもいいので“木”が見えるのが理想」とのことですので、常緑樹がおすすめです。常緑樹は一年を通して緑を保ち、季節感を感じさせつつも安定した緑の空間を演出します。

  • シマトネリコ:比較的コンパクトに育てることができ、涼しげな葉が特徴です。成長が早く、剪定で形を整えやすいのも魅力です。
  • オリーブ:地中海風情を演出するオリーブは、耐寒性も高く育てやすい品種が多いです。剪定で形を整え、コンパクトに保てます。
  • ヒメシャラ:繊細な葉と樹皮が美しいヒメシャラは、比較的コンパクトに育ちます。和風庭園にも合う上品な雰囲気です。
  • アオキ:日陰にも強く、常緑で年中緑を楽しめます。斑入りの品種など、葉の模様も楽しめます。

これらの常緑樹に加え、高低差をつけることで奥行きのある空間を演出できます。背の高い植物を奥に、低い植物を手前に配置することで、より立体的な「森」を表現できます。

2. 配置のコツ:高低差と視線誘導で奥行き感を演出

2畳程度のスペースを最大限に活用するために、以下の配置を検討してみましょう。

  • 奥行きを出す:一番奥に背の高い植物(シマトネリコなど)、中間に中くらいの高さの植物(オリーブなど)、手前に低い植物(アオキなど)を配置します。これにより、奥行きが感じられる空間が生まれます。
  • 視線を誘導する:視線を奥に誘導するために、植物の配置に緩やかなカーブを持たせるのも効果的です。直線的な配置よりも、自然な森の雰囲気を演出できます。
  • 鉢の素材と色:鉢の色は、緑を引き立てる落ち着いた色(ブラウン、ダークブラウン、グレーなど)を選ぶと、植物がより際立ちます。素材は、テラコッタや陶器など、自然な素材を選ぶと、より自然な雰囲気になります。
  • 間隔を空ける:植物同士の間隔を空けすぎるとスカスカに見えてしまうので、適度な間隔を保ち、密集感を出すことが重要です。ただし、風通しも考慮しましょう。

3. その他のポイント:視覚効果とベランダの活用

  • グリーンカーテン:西側のベランダ全体にグリーンカーテンを作るのも良いでしょう。ゴーヤやアサガオなど、生育が早く、緑が豊かに茂る植物を選びましょう。ただし、夏の暑さ対策も必要です。
  • ハンギングプランター:壁掛け式のハンギングプランターを活用し、垂直方向にも緑を増やすことで、より森のような雰囲気を演出できます。アイビーやヘデラなど、つる性の植物がおすすめです。
  • 間接照明:夜間は、間接照明で植物を照らすことで、幻想的な雰囲気を演出できます。植物の影が壁に映し出され、より奥行きのある空間になります。
  • メンテナンス:植物の生育状況に合わせて、定期的に剪定や肥料やりを行う必要があります。植物の種類によって適切な管理方法が異なるため、事前に調べておきましょう。

専門家の視点:ベランダガーデニングの注意点

ベランダガーデニングは、植物の生育環境を考慮することが重要です。特に、西側は日差しが強く、乾燥しやすいので、植物選びや水やりに注意が必要です。

* **日当たりと風通し:** 西日は強く、乾燥しやすいので、植物によっては葉焼けを起こす可能性があります。風通しの良い場所に配置し、こまめな水やりを心がけましょう。
* **重量制限:** ベランダの重量制限を確認し、植物や鉢の重量を把握しておきましょう。過剰な重量はベランダの安全性を脅かす可能性があります。
* **排水:** 鉢底から水がスムーズに排出されるように、鉢底に穴を開け、受け皿を使用しましょう。水はけが悪いと根腐れの原因になります。

まとめ:あなただけのベランダの森を創造しよう

ベランダを緑豊かな空間にするには、植物の種類、配置、そして視覚効果を考慮することが大切です。常緑樹を中心に、高低差のある配置で奥行きを出し、視線を誘導することで、窓から見える緑を最大限に楽しむことができます。 今回ご紹介したアドバイスを参考に、あなただけのベランダの森を創造してみてください。

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