ベランダの暑さ対策!人工芝で快適な空間を実現できる?

HCで売られている人工芝は表面が熱くなりますか? 現在2階のベランダ(6畳)にパネル式のタイルを敷き詰めています。 これが真夏になると灼熱地獄になり、植物が照り返しで熱くなりすぎてすぐに瀕死状態になってしまうのです。 また隣接する部屋も照り返しで熱くなってしまいます。 そこで、さらに上に足毛35ミリほどの人工芝を敷いてみようかと思うのですが、 芝だと表面も、さらには照り返しもひどくない植物に優しいベランダになりますでしょうか? 宜しくお願いします。

ベランダの暑さ対策:人工芝の効果と注意点

ベランダの暑さ対策でお悩みの方、多くいらっしゃいますよね。パネル式のタイルは見た目も美しくお手入れも簡単ですが、真夏の照り返しによる高温は植物だけでなく、居住空間にも悪影響を与えます。人工芝を敷くというアイデアは、効果的な暑さ対策になり得るのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

人工芝の表面温度と照り返し

結論から言うと、HCなどで販売されている一般的な人工芝は、直射日光下では高温になります。35mmの芝丈でも、タイルの上に敷くことで地表面温度の上昇は抑えられますが、完全に熱を遮断することはできません。表面温度は、人工芝の種類(素材、色)、日射量、風通しの良さなどによって大きく変動します。

重要なのは、人工芝が「熱を遮断する」のではなく「熱を軽減する」ということです。 完全に熱を遮断するには、日陰を作る、遮熱シートを使用するなどの別の対策が必要になります。

人工芝の種類と選び方:暑さ対策に効果的な素材とは?

人工芝には様々な種類があり、素材や色によって熱の吸収率が異なります。暑さ対策を重視するなら、以下の点を考慮して選びましょう。

  • 素材: ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの素材は、比較的熱を吸収しにくいです。ただし、高密度な人工芝ほど熱を吸収しやすい傾向があります。通気性の良い素材を選ぶことが重要です。
  • 色: 濃い色の芝は明るい色に比べて熱を吸収しやすいです。明るい緑色や、白っぽい人工芝を選ぶ方が、表面温度の上昇を抑えられます。
  • 芝丈: 35mmは適度な長さで、ある程度の遮熱効果が期待できます。しかし、長すぎると湿気がこもりやすく、かえって雑菌の繁殖を招く可能性があります。
  • 通気性: 人工芝の下に隙間を作ることで通気性を高め、熱のこもりを防ぐことができます。 下地に防草シートなどを敷く場合でも、通気性を確保する工夫が必要です。

人工芝以外の暑さ対策:効果的な併用策

人工芝だけでは十分な効果が得られない場合もあります。人工芝と併用することで、より効果的な暑さ対策を実現できます。

  • 日よけ: シェードやよしずなどを設置して直射日光を遮断することで、人工芝の表面温度上昇を抑えることができます。
  • 遮熱塗料: ベランダの床に遮熱塗料を塗布することで、タイルからの照り返しを軽減できます。
  • 風通しをよくする: ベランダの風通しをよくするために、植物の配置を見直したり、風通しが良い人工芝を選んだりするのも効果的です。
  • 涼感タイル: 既存のパネル式タイルを、熱を吸収しにくい素材のタイルに交換するという方法もあります。 例えば、天然石や、遮熱効果のあるタイルなどです。

専門家の意見:ランドスケープデザイナーの視点

ランドスケープデザイナーの視点から見ると、人工芝はベランダの暑さ対策に一定の効果はありますが、万能ではありません。 植物への配慮という観点から見ると、人工芝だけでは不十分な場合が多いです。 植物は、根の温度も重要です。タイルの上の人工芝は、地温の上昇を抑える効果は限定的です。

植物を育てるためには、鉢底の水はけをよくし、日差しが強すぎる時間帯は日陰を作るなどの工夫が必要です。 人工芝は、あくまで補助的な役割と考えて、他の対策と組み合わせることが重要です。

まとめ:ベランダを快適な空間に

HCで販売されている人工芝は、ベランダの暑さ対策に役立ちますが、完全に熱を遮断するわけではありません。 効果を最大限に発揮させるためには、人工芝の種類選び、他の暑さ対策との組み合わせが重要です。 明るい色の通気性の良い人工芝を選び、日よけや遮熱塗料などを併用することで、より快適なベランダを実現できるでしょう。 植物を育てる場合は、植物の種類や生育環境にも注意し、適切なケアが必要です。 ベランダの環境に合わせて、最適な対策を検討してみてください。

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