ベランダの手摺壁の高さ変更について:圧迫感と風通しの問題を解決する方法

現在新築中の家について質問です。2Fのベランダの外側、屋根まで全面をメイクスクリーン(横格子)で覆う予定ですが、HMより手摺壁が必要とのことで1.1mの高さで付けました。しかし、壁がついてみるとかなりの圧迫感があり、部屋が暗くなってしまうのと、洗濯物を干す予定が風通しもよくないので、壁をはずして欲しいと思っています。メイクスクリーンで全面覆うのに、本当に壁は必要なのでしょうか?また、外壁はまだなのですが、今から取り外すことは可能ですか?

ベランダの手摺壁:必要性と撤去の可能性

新築中の戸建て住宅で、2階ベランダの手摺壁の高さ(1.1m)に悩まれているとのこと、大変お困りのことと思います。メイクスクリーンによる全面覆いを計画されているにも関わらず、手摺壁の圧迫感と風通しの悪さが懸念事項とのことですね。 まず、重要なのは、手摺壁の設置が本当に必要かどうか、そして設置後でも撤去が可能かどうかという点です。

手摺壁の必要性:法律と安全性の観点から

日本の建築基準法では、特定の高さ以上のベランダには、転落防止のための安全対策として手摺りの設置が義務付けられています。 この高さは、一般的に1.1m以上とされていますが、具体的な基準は建物の構造やベランダの形状などによって異なります。 ハウスメーカー(HM)が1.1mの手摺壁を推奨しているということは、建築基準法を遵守するため、そして居住者の安全を確保するために必要と判断したからでしょう。

メイクスクリーンでベランダを覆うことは、見た目やプライバシー保護に効果的ですが、手摺りの役割を完全に代替できるわけではありません。 メイクスクリーンは、あくまで装飾や目隠しであり、転落防止の機能は限定的です。 特に小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、安全対策は非常に重要です。

手摺壁の撤去:可能性とリスク

外壁が未完成であれば、手摺壁の撤去は比較的容易に行える可能性があります。しかし、必ずハウスメーカーと相談する必要があります。 勝手に撤去してしまうと、建築基準法違反となり、最悪の場合、住宅の検査に通らなかったり、後々大きな問題に発展する可能性があります。

撤去が可能であったとしても、代替案の検討が必要です。 例えば、手摺壁の高さを低くする、デザインを変更する、あるいはより通気性の良い素材を使用するなど、様々な選択肢があります。 また、撤去に伴う費用についても、ハウスメーカーと事前に確認しておきましょう。

圧迫感と風通しの改善策:具体的な提案

手摺壁の撤去が難しい場合、または撤去しない場合でも、圧迫感と風通しの悪さを軽減するための対策はあります。

1. 手摺壁のデザイン変更

* 素材の変更:コンクリートやレンガなどの重厚感のある素材ではなく、アルミやスチールなどの軽量で通気性の良い素材に変更することで、圧迫感を軽減できます。 また、透かし彫りのデザインを採用するのも効果的です。
* 色の変更:暗い色の手摺壁は圧迫感を増幅させます。明るい色、例えば白や淡いグレーにすることで、開放感を高めることができます。
* 高さの調整:可能であれば、手摺壁の高さを低くすることも検討しましょう。 ただし、建築基準法を遵守する範囲内で調整する必要があります。 専門家と相談しながら、安全性を確保しつつ、圧迫感を軽減できる高さを見つけることが重要です。

2. メイクスクリーンの工夫

* 素材の選択:メイクスクリーンにも通気性の良い素材を選びましょう。横格子の間隔を広くする一部に隙間を作るなどの工夫も有効です。
* 色の選択:メイクスクリーンの色も、明るい色を選ぶことで、ベランダ全体を明るく見せることができます。

3. ベランダのレイアウト変更

* 洗濯物の干し方:ベランダのスペースを有効活用し、壁際に洗濯物を干さないように工夫しましょう。 壁から離して干すことで、風通しが良くなります。 また、室内干しを併用するのも一つの方法です。
* 植栽:背の低い植物を植えることで、視覚的な圧迫感を軽減し、緑の癒やし効果も得られます。

4. 照明の工夫

* 明るい照明:ベランダに明るい照明を設置することで、暗さを解消し、開放感を高めることができます。 太陽光を取り入れる工夫も重要です。

専門家の意見:建築士のアドバイス

建築士の視点から見ると、手摺壁の撤去は、安全性の観点から慎重に検討する必要があります。 建築基準法に抵触しない範囲で、圧迫感を軽減する工夫をすることが重要です。 ハウスメーカーとよく相談し、安全性を確保しつつ、快適なベランダ空間を実現するための最適な解決策を見つけることが大切です。 専門家である建築士に相談することで、より安全で適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ:安全と快適性を両立させる

ベランダの手摺壁は、安全性を確保するために必要不可欠な要素です。 しかし、圧迫感や風通しの悪さといった問題も無視できません。 ハウスメーカーと相談し、建築基準法を遵守しつつ、デザインや素材、レイアウトなどを工夫することで、安全と快適性を両立させたベランダを実現することが可能です。 早急にハウスメーカーと話し合い、具体的な解決策を検討することをお勧めします。

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