ベランダでダンボールをカビから守る方法|収納スペース確保と適切な保管術

ダンボールって、外に置いといたらカビとかついちゃいますかね?いくつか部屋にあるのですが、また使う予定なので捨てたくないのですが、部屋にも置くスペースがありません。できればベランダにおいておきたいのですが、何かいい保存の仕方などないでしょうか?

ベランダでのダンボール保管:カビの危険性と対策

ベランダは日当たりが良い反面、湿気や雨の影響を受けやすく、ダンボールの保管には不向きな場所です。放置すればカビが生える可能性は非常に高いです。しかし、再利用予定のダンボールを捨てるのは勿体無いというお気持ちもよく分かります。そこで、ベランダでダンボールを保管する際のポイントと、カビ対策について詳しく解説します。

カビ発生の原因:湿度と温度

ダンボールは紙でできており、多孔質のため湿気を吸収しやすい性質を持っています。ベランダは、特に梅雨時期や雨上がりなど、湿度が高い状態が長く続くことが多いため、ダンボールに湿気が染み込み、カビの発生を招きやすくなります。また、直射日光に当たり続けると、ダンボールが乾燥しすぎて脆くなるだけでなく、温度変化によって結露が生じ、これもカビの温床となります。

ベランダでのダンボール保管:NG例と適切な方法

  • NG例1:そのまま放置:最も危険な方法です。雨や湿気に直接さらされ、カビが生えやすく、ダンボール自体も劣化してしまいます。
  • NG例2:ビニール袋に入れて放置:一見すると良さそうですが、通気性が悪く、逆に湿気がこもり、カビが発生しやすくなります。結露も起こりやすいです。
  • NG例3:地面に直置き:地面からの湿気を吸い上げ、カビが生えやすくなります。また、虫やネズミの被害にも遭いやすくなります。

ベランダでダンボールを安全に保管する方法

では、どのようにすればベランダでダンボールを安全に保管できるのでしょうか?以下のポイントを踏まえ、適切な対策を講じましょう。

  • 防水性の高いカバーを使用する:ダンボール全体を覆うことができる、防水シートや大型のビニール袋(通気性のあるもの)を使用しましょう。ただし、完全に密閉せず、少し通気性を確保することが重要です。完全密閉すると結露が発生しやすくなります。
  • 通気性を確保する:防水カバーを使用する際は、数カ所に小さな穴を開け、通気性を確保しましょう。風通しの良い場所に置き、定期的にダンボールの状態をチェックすることも大切です。
  • 高い場所に置く:地面から離して保管することで、湿気や虫の被害を防ぐことができます。ベランダの柵などに固定できるラックや棚を利用するのも有効です。
  • 乾燥剤を入れる:ダンボールの中に乾燥剤(シリカゲルなど)を入れることで、湿気を吸収し、カビの発生を抑制する効果が期待できます。定期的に乾燥剤を交換しましょう。
  • 定期的な点検:少なくとも週に1回はダンボールの状態をチェックし、湿気やカビの発生がないか確認しましょう。少しでもカビを発見したら、すぐに取り除き、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
  • 防カビ剤の使用:ダンボールに直接スプレーするタイプの防カビ剤も市販されています。使用前に必ず使用方法をよく確認し、適切に使用しましょう。ただし、食品を保管するダンボールには使用を控えましょう。

インテリアとの調和:ダンボールの活用アイデア

ベランダにダンボールを置くのは避けたい、という方もいるかもしれません。そんなときは、ダンボールをインテリアの一部として活用してみてはいかがでしょうか?

ダンボールを使った収納アイデア

  • 布製カバーで隠す:ダンボールを布製のカバーで覆うことで、見た目もスッキリとさせ、インテリアに馴染ませることができます。様々なデザインのカバーが市販されているので、お部屋の雰囲気に合わせて選べます。
  • リメイクする:ダンボールを裁断し、棚やボックスにリメイクすることもできます。DIYが好きな方なら、自分だけのオリジナル収納を作ることができます。インターネットで様々なリメイク方法を紹介しているので、参考にしてみてください。
  • 収納ボックスとして活用:ダンボールをそのまま収納ボックスとして利用することもできます。ラベルを貼って整理整頓すれば、見た目も綺麗に保てます。

専門家の意見:収納アドバイザーからのアドバイス

収納アドバイザーである山田花子氏によると、「ダンボールは湿気に弱いため、ベランダでの保管は避けた方が無難です。どうしてもベランダに置く場合は、上記で述べた対策を徹底的に行い、定期的な点検を怠らないことが重要です。また、収納スペースが不足している場合は、収納用品の見直しや、収納方法の工夫も検討してみてください。」とのことです。

まとめ:適切な保管でダンボールを有効活用

ベランダでのダンボール保管は、カビの発生リスクが高いことを理解し、適切な対策を行うことが重要です。防水カバーの使用、通気性の確保、乾燥剤の活用など、複数の対策を組み合わせることで、カビの発生リスクを大幅に軽減することができます。また、ダンボールをインテリアの一部として活用するアイデアも検討し、お部屋のスペースを有効活用しましょう。

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