ベニヤ板の塗り替えで困ってます!ダイソーの水性ニスの上から白ペンキを塗る方法

家具の塗り替えについてです。ベニヤ板をダイソーで購入した水性ニス(チーク色)で厚く塗りました。当初は気に入っていたのですがインテリアに合わなくなってきて、白の水性ペンキで塗り替えたいです。試しに、同じくダイソーの水性ニスで塗装した小物入れを上からペンキで塗装したのですが、3度塗りしても、ニスのチーク色が薄くでてきて、ごくごく薄いピンクみたいな色になってしまいます。このような場合、やはりニスを削るしかないのでしょか?ミッチャクロンや下地材でなんとかなったりしませんかね?子供も小さく、あまり時間を割けられないため、なるべく手軽な方法で塗り替えたいです。どなたか知識のある方、アドバイスをお願いします。

お子様がいらっしゃる中で、家具の塗り替えは大変ですよね。ダイソーの水性ニスの上から白ペンキを塗っても、チーク色が透けてしまう…お気持ちお察しします。結論から言うと、ニスを完全に削り落とすのが理想的ですが、手軽な方法で済ませることも可能です。今回は、ミッチャクロンなどの下地材を使用する方法と、より手軽な方法をステップごとに解説します。

1. ニスの上から白ペンキを塗る際の課題

水性ニスは、木材の表面に浸透し、保護膜を形成します。特に厚塗りした場合は、ペンキが完全に密着せず、下地のチーク色が透けてしまう原因となります。これは、ペンキの隠蔽力(下地を隠す力)が、ニスの色味や厚さに負けているためです。 3度塗りしても色が残ってしまうのは、このためです。

2. 手軽な塗り替え方法:下地材を使う

完全にニスを剥がさずに済ませるには、ミッチャクロンなどの強力な下地材を使用するのが効果的です。ミッチャクロンは、木材、金属、プラスチックなど様々な素材に密着し、ペンキのノリを良くするプライマー(下塗り剤)です。ホームセンターで購入できます。

ミッチャクロンを使った塗り替え手順

  1. 表面の清掃:ベニヤ板の表面を、乾いた布やペーパータオルで丁寧に拭いて、ホコリや汚れを取り除きます。油分が残っていると、下地材の密着が悪くなるため、必要であれば中性洗剤で洗い、よく乾燥させましょう。
  2. 下地材の塗装:ミッチャクロンを、薄く均一に塗布します。刷毛やローラーを使用し、ムラなく塗ることを心がけましょう。パッケージの指示に従い、乾燥時間を十分に確保します。通常は数時間ですが、気温や湿度によって異なります。
  3. ペンキの塗装:下地材が完全に乾燥したら、白ペンキを塗ります。一度に厚塗りせず、薄く数回に分けて塗ることで、より綺麗に仕上がります。乾燥時間を十分にとりながら、3~4回塗り重ねましょう。

ポイント:ミッチャクロンは臭いがきついので、換気をしっかり行い、マスクや手袋を着用して作業しましょう。お子様がいる場合は、作業場所を確保し、安全に配慮することが大切です。

3. より手軽な方法:セリアなどの100均アイテムを活用

ミッチャクロンなどの購入が難しい場合、100円ショップ(例:セリア)で売られている水性プライマーを試してみるのも良いでしょう。効果はミッチャクロンほど強力ではありませんが、手軽に手に入り、価格も安価です。セリアなどの100均には、水性ペンキも売られていますので、合わせて購入できます。ただし、隠蔽力が低い可能性があるので、重ね塗り回数を増やす必要があります。

100均アイテムを使った塗り替え手順

  1. 表面の清掃:ミッチャクロンを使用する場合と同様、表面を綺麗に清掃します。
  2. プライマーの塗装:100均で購入した水性プライマーを、薄く均一に塗布します。乾燥時間を守って、2~3回塗り重ねます。
  3. ペンキの塗装:プライマーが完全に乾燥したら、白ペンキを塗ります。こちらも薄く数回に分けて塗り重ね、乾燥時間を十分にとりましょう。隠蔽力が低い可能性があるので、4~5回塗る必要があるかもしれません。

4. 専門家の視点:プロの塗装業者に相談

どうしても綺麗に仕上がらない場合、または、大掛かりな家具の塗り替えを検討する場合は、プロの塗装業者に相談することをおすすめします。プロは適切な下地処理や塗装方法を提案し、仕上がりの品質を高めることができます。費用はかかりますが、仕上がりの美しさや耐久性を考えると、検討する価値があります。

5. 失敗しないためのポイント

  • 換気:ペンキやプライマーは臭いが強いため、作業中は十分な換気を心がけましょう。窓を開け放したり、換気扇を使用したりしましょう。
  • 保護:作業する周囲に新聞紙などを敷いて、ペンキが飛び散らないように保護しましょう。また、服や肌にペンキが付かないように、手袋やマスク、保護メガネなどを着用しましょう。
  • 乾燥時間:ペンキやプライマーは、乾燥時間を十分に確保することが大切です。乾燥不足のまま次の工程に進めると、仕上がりが悪くなる可能性があります。パッケージの指示をよく読んで、乾燥時間を守って作業しましょう。
  • 重ね塗り:一度に厚塗りするのではなく、薄く数回に分けて重ね塗りすることで、より綺麗に仕上がります。特に、隠蔽力の低いペンキやプライマーを使用する場合は、重ね塗り回数を増やす必要があります。

まとめ

ベニヤ板の塗り替えは、下地処理が重要です。ミッチャクロンなどの下地材を使用することで、白ペンキの色が綺麗に発色し、チーク色の透けを防ぐことができます。時間がない場合は、100均アイテムを活用するのも良いでしょう。しかし、完璧な仕上がりを求める場合は、プロの塗装業者に依頼することを検討してみてください。お子様がいる環境での作業は、安全面にも十分に配慮して行いましょう。

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