プロジェクターアーム自作ガイド:壁面設置でスマートな視聴環境を実現

プロジェクターのアームの自作について教えてください。下記に詳しく書きますが、長さ1m程度のアームの自作に必要なパーツと、注意点を教えてください。よろしくお願いいたします。自宅でプロジェクターの設置で悩んでいます。購入希望のプロジェクタにズームがなく、レンズシフトや台形補正(水平)もないため、設置位置が限られています。天井が4メートル以上あるので、天吊りが難しいです。後ろに高さ2メートルほどの棚があるのですが、投射距離が長すぎてしまい、画面が大きすぎて入りきれません。そこで、側面の壁面(もしくは梁)から壁面固定(もしくはクランプ)式のアームを自作して、プロジェクタを設置しようと考えています。アームにする理由は、使うときだけだして、終わったら簡単に折り曲げて壁側に寄せられると思ったらです。市販のPCモニタ用のアームを流用しようかとも考えたのですが、長さがたりません。プロジェクタの設置位置は壁から約90cmです。後ろの棚からでもいいのですが、棚からだと約110cmになります。設置希望のプロジェクタは比較的軽量でケーブル類をいれても1.5kg未満です。上記のような条件でアームを考えていますが、どのようなパーツを買えばよいのでしょうか?なるべく安価で簡単な方法を教えていただけると助かります。またアーム以外にも、代用できそうな案がありましたら、そちらもお願いいたします。※床置きの三脚などでの設置は考えていません。置きっぱなしですと普段の動線に支障があり、出したり片付けたりは億劫になり、結局プロジェクタを使うのが面倒になりそうなので。※左右の壁につっぱり棒などを横にかけて、設置することも考えていません。見栄えの問題と、常に部屋の真ん中にプロジェクタがある圧迫感がら、妻に却下されました。※棚に置ける投射距離が長い別のプロジェクタの購入も考えていません。予算の問題も含めて、いろいろ都合が悪かったりします。長くなりましたが、ぜひ、ご教授下さい。よろしくお願いいたします。

プロジェクターアーム自作に必要なパーツと手順

1.5kg未満の軽量プロジェクターを壁面から約90~110cmの位置に設置するアームを自作するには、いくつかの方法があります。ここでは、比較的安価で入手しやすい材料を用いた方法を紹介します。

必要なパーツ

* **ガススプリング式モニターアーム(中古):** 長さの不足を補うため、複数の短いアームを連結する、もしくは関節部分を工夫する必要があります。中古品を活用することでコストを抑えられます。重要なのは、プロジェクターの重量を支えられる耐荷重であること。1.5kg未満のプロジェクターであれば、多くのアームが対応できるでしょう。
* **金属パイプ(アルミ製推奨):** 延長部分として使用します。長さ、太さは使用するガススプリング式モニターアームの接続部分に合わせて選びます。ホームセンターで容易に購入できます。アルミ製は軽量で加工もしやすいです。
* **接続金具(エルボ、ジョイントなど):** ガススプリング式モニターアームと金属パイプを接続するための金具です。パイプの太さに合ったサイズを選び、しっかり固定できるものを選びましょう。ホームセンターで様々な種類が販売されています。
* **壁面取付金具:** 壁面または梁にアームを取り付けるための金具です。使用する壁の材質(コンクリート、木、石膏ボードなど)に適したアンカーボルトやネジを選びましょう。強度を確保するために、適切な固定方法を事前に確認することが重要です。
* **ケーブルクリップ:** プロジェクターの電源ケーブルやHDMIケーブルなどを整理するためのクリップです。アームに巻き付けたり、壁面に固定したりすることで、配線を綺麗にまとめることができます。
* **工具:** パイプカッター、ドリル、ドライバーなど。金属パイプを加工する場合は、適切な工具が必要です。

自作手順

1. **設計図の作成:** まず、アームの長さ、角度、接続部分などを図面に書き出し、必要なパーツの長さや数を決定します。
2. **パイプの切断・加工:** 金属パイプを必要な長さに切断します。パイプカッターを使用すると綺麗に切断できます。必要に応じて、やすりで研磨してバリを取り除きましょう。
3. **接続:** 接続金具を使って、ガススプリング式モニターアームと金属パイプを接続します。しっかりと固定されていることを確認しましょう。
4. **壁面への取り付け:** 壁面取付金具を壁面または梁に取り付けます。アンカーボルトを使用する場合は、事前に下穴を開けてから取り付けます。
5. **アームの取り付け:** 壁面に取り付けた金具にアームを取り付けます。
6. **ケーブルの接続と整理:** プロジェクターにケーブルを接続し、ケーブルクリップを使って配線を整理します。

注意点

* **強度と安全性の確保:** 自作のアームは、プロジェクターの重量を確実に支えられる強度が必要です。使用するパーツの耐荷重を十分に確認し、しっかりとした固定方法を選びましょう。落下による事故を防ぐためにも、安全性を最優先してください。
* **壁の材質:** 壁の材質によって、適切なアンカーボルトや取り付け方法が異なります。間違った取り付け方法を行うと、アームが落下する危険性があります。壁の材質を確認し、適切な方法で取り付けましょう。専門業者に相談するのも良いでしょう。
* **配線の処理:** 配線がむき出しだと見た目も悪く、危険でもあります。ケーブルクリップなどを活用して、配線を綺麗にまとめましょう。
* **調整機能:** 自作のアームは、調整機能が不足している可能性があります。プロジェクターの位置を調整する必要がある場合は、調整機構を組み込むか、柔軟な素材を使用するなど工夫が必要です。

代用案

自作が難しい、または不安な場合は、以下の代案も検討してみましょう。

* **市販のロングアーム型プロジェクターマウントの購入:** 予算が許すなら、市販のロングアーム型プロジェクターマウントを購入するのが最も安全で確実な方法です。様々な長さやデザインの製品があるので、設置場所やプロジェクターのサイズに合わせて選ぶことができます。
* **プロジェクタースタンドの活用:** プロジェクタースタンドは、プロジェクターを安定して設置できるスタンドです。高さ調整機能が付いているものも多いので、設置場所に合わせて調整できます。ただし、折りたたみ式で収納できるタイプは少ないため、普段の動線に支障がないか確認が必要です。
* **壁掛け棚の設置:** 壁に棚を設置し、プロジェクターを置く方法です。棚の位置を調整することで、適切な投射距離を確保できます。ただし、棚の強度やデザインを考慮する必要があります。

専門家の視点

DIYはコストを抑えられる反面、安全面でのリスクも伴います。特に、重量のあるプロジェクターを扱う場合は、専門知識と技術が不可欠です。不安な場合は、プロの業者に依頼することをお勧めします。プロの業者であれば、安全で適切な設置方法を提案し、施工してくれるでしょう。

まとめ

プロジェクターアームの自作は、費用を抑え、自分好みの設置方法を実現できる魅力的な選択肢です。しかし、安全性を最優先し、適切な材料と手順を踏むことが重要です。自作に不安がある場合は、市販製品の購入や専門業者への依頼も検討しましょう。快適な視聴環境を手に入れるため、最適な方法を選択してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)