プレハブ住宅の結露とカビ対策:原因と解決策、メーカーへの対応

去年ね10月にプレハブを建てたのですがカビが酷いです。結露によるカビみたいなんですが部屋の4割くらいの範囲で結露しており2割くらいの範囲でカビます。自分でも結露しないよう工夫したりカビを綺麗にしたりしていますがいよいよ壁が危ない感じになってきました。これってプレハブだと当たり前なんですか?当たり前じゃないならメーカーに対処してもらえますかね?カビ臭いし風邪も引いてなかなかおりません。わかる方回答お願いします。

プレハブ住宅の結露とカビ問題:深刻な状況と対応策

プレハブ住宅に住んで1年、結露によるカビの発生で悩まれているとのこと、大変お辛い状況ですね。部屋の4割で結露、2割でカビが発生し、壁が危ない状態とのことですので、早急な対応が必要です。結露とカビは健康被害にも繋がるため、放置しないことが重要です。プレハブ住宅だからといって、結露やカビの発生が「当たり前」ではありません。適切な対策によって防ぐことができる問題です。

結露とカビの原因を徹底的に究明する

まず、結露とカビの原因を特定することが重要です。プレハブ住宅は、気密性や断熱性に問題がある場合、結露が発生しやすくなります。以下のような点をチェックしてみましょう。

  • 窓の断熱性能:窓ガラスの種類、窓枠の気密性、窓の大きさなどを確認します。複層ガラスやLow-Eガラスを使用しているか、隙間風がないかなどをチェックしましょう。
  • 壁の断熱性能:壁の断熱材の種類と厚さ、施工状況を確認します。断熱材が不足していたり、施工不良があると結露しやすくなります。
  • 換気状況:換気扇の設置状況、換気回数、換気方法を確認します。適切な換気が行われていないと、室内の湿気がこもり、結露が発生しやすくなります。24時間換気システムの稼働状況も確認しましょう。
  • 室内の湿度:湿度計で室内の湿度を測定し、常に60%以下に保つように心がけましょう。除湿機を使用するのも有効です。
  • 家具の配置:家具が壁際に多く配置されていると、壁と家具の間に湿気がこもりやすくなります。家具の配置を見直すことで改善できる可能性があります。
  • 生活習慣:浴室やキッチンでの換気、洗濯物の室内干しなど、生活習慣も結露に影響します。これらの習慣を見直すことで、結露を抑制できる場合があります。

メーカーへの対応を求める手順

結露とカビの状況が深刻な場合は、建築会社またはメーカーに連絡し、対応を求める必要があります。以下の手順で対応しましょう。

  1. 状況を写真や動画で記録する:結露やカビの発生状況を写真や動画で記録しておきましょう。証拠として重要になります。
  2. メーカーに連絡する:建築会社またはメーカーに連絡し、状況を説明します。写真や動画を添付すると、状況をより正確に伝えることができます。
  3. 点検を依頼する:メーカーに点検を依頼し、原因究明と対策を検討してもらいます。点検は専門業者に依頼するのが望ましいです。
  4. 修理や補修を依頼する:点検の結果に基づき、必要な修理や補修を依頼します。断熱材の追加、窓の交換、換気システムの改善などが考えられます。修理や補修費用は、メーカーの保証範囲内で行われるべきです。
  5. 記録を残す:連絡内容、点検結果、修理・補修内容などを記録しておきましょう。トラブル発生時の証拠として役立ちます。

専門家の意見:建築士の視点

プレハブ住宅の結露問題は、建築時の施工不良や設計上の問題が原因である可能性があります。建築士の視点から見ると、以下の点が考えられます。

* 断熱材の不足または施工不良:断熱材が不足していたり、施工が不適切だと、外気温の影響を受けやすく結露が発生しやすくなります。
* 換気システムの不具合:24時間換気システムが適切に機能していないと、室内の湿気がこもり、結露の原因となります。
* 気密性の不足:壁や窓の気密性が低いと、外気が侵入しやすくなり、結露が発生しやすくなります。

これらの問題を解決するには、専門家の診断と適切な処置が必要です。メーカーに連絡し、専門家の点検を依頼することを強くお勧めします。

具体的な結露・カビ対策:DIYとプロによる対応

メーカーへの対応を待つ間にも、ご自身でできる対策があります。ただし、壁が危ない状態とのことですので、無理のない範囲で行いましょう。

DIYでできる結露・カビ対策

  • 換気をこまめに行う:窓を開けて換気をする、換気扇を適切に使用するなど、こまめな換気を心がけましょう。
  • 除湿機を使用する:除湿機を使用することで、室内の湿度を下げることができます。特に梅雨時期や冬場は効果的です。
  • 湿度を測る:湿度計で室内の湿度を常にチェックし、60%以下を目安に保ちましょう。
  • カビの除去:カビを発見したら、すぐに除去しましょう。市販のカビ取り剤を使用するか、重曹やアルコールで拭き取ります。ただし、壁が傷む可能性があるため、無理せず専門業者に依頼するのも良いでしょう。
  • 窓の結露対策:窓に断熱シートを貼ったり、窓際にカーテンやブラインドを設置することで、結露を軽減できます。窓枠の隙間をコーキングで埋めるのも効果的です。

プロに依頼する対策

DIYで対応できない場合は、専門業者に依頼しましょう。

  • 断熱工事:壁や天井に断熱材を追加することで、結露を抑制できます。
  • 窓の交換:断熱性能の高い窓に交換することで、結露を大幅に軽減できます。
  • 換気システムの改善:換気システムの点検や修理、または新しいシステムへの交換を行うことで、適切な換気を確保できます。
  • カビ除去:専門業者によるカビの除去は、DIYよりも効果的で安全です。特に壁内部のカビは、専門業者に依頼する必要があります。

健康被害への配慮

カビは健康被害を引き起こす可能性があります。カビ臭い環境では、呼吸器系の症状やアレルギー症状が悪化する可能性があります。体調に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

まとめ:早めの対応が重要

プレハブ住宅だからといって、結露やカビは「当たり前」ではありません。早めの対応が重要です。まずはメーカーに連絡し、点検を依頼しましょう。同時に、ご自身でもできる対策を行い、健康被害を防ぎましょう。この記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)