プリザーブドフラワーのラグラスが珍しい理由と、ドライフラワーとの比較、インテリアへの活用方法

プリザーブドフラワーのラグラスはあまり売られていないのでしょうか?花に疎い者ですが、たまたま見かけてかわいかったのでインテリアにしたいと思ったのですが、通販などでもドライフラワーばかりでプリザーブドフラワーのラグラスはほとんど見かけませんでした。ドライフラワーは虫が来るそうなのでプリザーブドのラグラスを探していたのですが、あまり売られていないという事はこの草をプリザーブドフラワーにするのは難しいのでしょうか?また、ドライフラワーの場合、どれくらいの期間もつものなのでしょうか?

ラグラスの魅力と、プリザーブドフラワーが少ない理由

ラグラスは、その繊細で柔らかな穂と、緑色の美しい色合いが魅力的な観葉植物です。最近では、インテリアグリーンとして人気が高まっており、ドライフラワーとして利用されることが多いです。しかし、質問者様がお気づきのように、プリザーブドフラワーとして販売されているラグラスは、ドライフラワーに比べて少ないのが現状です。 これは、ラグラスの構造とプリザーブドフラワーの製造工程が関係しています。プリザーブドフラワーは、生花を特殊な液剤で加工し、生花に近い状態を長く保つ技術です。しかし、ラグラスの繊細な穂は、この加工工程において、変色や変形を起こしやすく、美しい状態を維持することが難しいのです。そのため、市場に出回るプリザーブドフラワーのラグラスは少ないのです。

ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い、そしてラグラスの保存方法

ドライフラワーとプリザーブドフラワーは、どちらも生花を加工したものではありますが、その方法と保存期間、そして見た目にも違いがあります。

ドライフラワー

* 作り方:自然乾燥または乾燥剤を用いて水分を完全に除去します。 * 特徴:自然な風合いと色合いが魅力ですが、乾燥によって色が変化したり、もろくなったりします。また、虫害やカビの発生のリスクがあります。 * 保存期間:適切な環境下で保存すれば、数ヶ月から数年は持ちますが、時間の経過とともに劣化していきます。直射日光や湿気は避けて、風通しの良い場所に保管しましょう。 * ラグラスの場合:ラグラスは比較的ドライフラワーにしやすい植物ですが、繊細な穂が崩れやすいので、丁寧に乾燥させる必要があります。シリカゲルなどの乾燥剤を使うと、より美しい状態を保てます。

プリザーブドフラワー

* 作り方:特殊な液剤に浸漬し、水分をグリセリンなどの保存液に置き換えます。 * 特徴:生花に近い質感と色合いを長く保つことができます。乾燥による劣化や虫害の心配も少なく、比較的長期間美しい状態を保てます。 * 保存期間:適切な環境下で保存すれば、数年から数十年もつものもあります。直射日光や高温多湿を避けることが大切です。 * ラグラスの場合:前述の通り、繊細な穂が加工工程で傷みやすいことから、プリザーブドフラワーとしての生産が難しいです。

ラグラスを使ったインテリアコーディネート例

ラグラスは、その繊細な穂が空間に軽やかさを与えてくれるので、様々なインテリアスタイルに合わせることができます。

ナチュラルスタイル

ラグラスの自然な風合いを生かした、ナチュラルなインテリアに最適です。麻や木製の素材と組み合わせることで、より落ち着いた雰囲気になります。例えば、麻のバスケットにラグラスを飾ったり、木のフレームの中にラグラスをアレンジしたりするのも良いでしょう。

北欧スタイル

白を基調とした北欧スタイルにも、ラグラスはよく合います。白やグレーの壁や家具と組み合わせることで、空間に抜け感と柔らかさをプラスできます。ラグラスをガラスの瓶に飾ったり、シンプルな花瓶に生けたりするのもおすすめです。

モダンスタイル

モダンなインテリアには、ラグラスをドライフラワーとして、シンプルな花器に飾るのがおすすめです。モノトーンカラーのインテリアに、ラグラスの緑色がアクセントになります。

ラグラスの選び方とアレンジ

ラグラスを選ぶ際には、穂の密度や色合い、長さなどに注目しましょう。密度が高いものはボリューム感があり、少ないものは繊細な印象を与えます。色合いは、緑色の濃淡だけでなく、少し茶色みがかったものなどもあります。自分のインテリアスタイルに合ったものを選びましょう。 アレンジ方法は様々です。そのまま花瓶に生けたり、スワッグやリースにしたり、ドライフラワーアレンジメントに組み込んだり、自由にアレンジできます。

ラグラスが手に入らない場合の代替案

プリザーブドフラワーのラグラスが手に入りにくい場合、ドライフラワーや、似たような質感を持つ他の植物を検討してみましょう。

代替案1:ドライフラワーのラグラス

虫対策として、密閉容器に乾燥剤と一緒に保管すれば、比較的長く楽しむことができます。

代替案2:似た質感のプリザーブドフラワー

ラグラスのような繊細な穂を持つプリザーブドフラワーを探してみましょう。パンパスグラスや、その他の穂状の植物が代替案として考えられます。

代替案3:フェイクグリーン

リアルな質感のフェイクグリーンも、手軽に手に入り、お手入れも簡単です。

専門家の視点:フラワーアレンジメント教室講師からのアドバイス

フラワーアレンジメント教室を運営する山田先生に、ラグラスの取り扱いについて伺いました。 「ラグラスは繊細な植物なので、ドライフラワーにする際も、プリザーブドフラワーにする際も、丁寧な作業が必要です。特にプリザーブドフラワーは、液剤の浸透具合や乾燥の加減が仕上がりに大きく影響します。そのため、家庭で作るのは難しいかもしれません。しかし、ドライフラワーであれば、比較的簡単に作ることができます。もし、自分で作ることが難しい場合は、信頼できる業者に依頼するのも良いでしょう。」

まとめ:ラグラスの魅力とインテリアへの活用

プリザーブドフラワーのラグラスは少ないですが、ドライフラワーであれば比較的入手しやすいです。その繊細な穂と緑色は、様々なインテリアスタイルにマッチし、空間に癒しを与えてくれます。適切な保存方法を守れば、長く楽しむことができます。

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