ブーゲンビリアの冬越しと剪定時期|落葉と枯れの原因と対策

ブーゲンビリアのことですが、昨年春に苗を購入し鉢植えしました。剪定も行い順調に成長し、10月下旬には各枝に花を咲かせました。冬を越すには11月には剪定が必要だと思っていたのですが、花があまりにも良かったので散るまで待っていたのですが、11月末に覚悟を決め強剪定をしました。同時に、私の家は冬は結構寒いので屋内に取込みました。暖房してない部屋に置いているのですが、1月中旬ころから落葉が始まりました。枝についている葉も少なくなり、このまま進むと木が枯れてしまうのではないかと心配になってきました。春になると元気になるのでしょうか?枝先を見ると新芽があるようにも見えるのですが。教えてください。

ブーゲンビリアの冬越しと落葉の原因

ブーゲンビリアは熱帯性植物のため、寒さには弱く、冬越しには注意が必要です。11月末に強剪定を行い、暖房のない室内に取り込んだとのことですが、落葉の原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 寒さによるストレス:ブーゲンビリアの耐寒温度は5℃程度と言われています。暖房のない室内でも、地域や場所によっては最低気温が5℃を下回る可能性があり、寒さによるストレスで落葉したと考えられます。特に、強剪定直後の植物は、寒さに弱くなっています。
  • 光不足:暖房のない室内は、日照時間が短く、光量が不足しがちです。ブーゲンビリアは日光を好む植物なので、光不足も落葉の原因となります。冬でも、できるだけ日当たりの良い場所に置くことが大切です。
  • 水やりの不足または過剰:冬は生育が緩慢になるため、水やりの回数を減らす必要があります。しかし、乾燥しすぎると落葉の原因になります。逆に、水やりが多すぎても根腐れを起こし、落葉につながります。土の表面が乾いてから水やりをするなど、適切な管理が必要です。
  • 剪定時期と方法:11月末の強剪定は、植物にとって大きな負担になります。特に、開花後に強剪定を行うと、植物が弱り、落葉しやすくなります。剪定は、開花後すぐにせず、少し時期をずらしたり、軽めの剪定にするなど工夫が必要です。

ブーゲンビリアの冬越し対策と春への期待

落葉は心配ですが、枝先に新芽が見られるとのことですので、枯死しているわけではない可能性が高いです。春になれば、適切な管理をすることで回復する見込みがあります。

春に向けた具体的な対策

  • 日当たりの良い場所に移動:できるだけ日当たりの良い場所に移動させましょう。南向きの窓際などが最適です。日光浴が回復の鍵となります。
  • 温度管理:最低気温が5℃を下回らないように注意しましょう。必要であれば、保温シートなどを利用して温度を保ちましょう。ヒーターを使う場合は、直接当たらないように注意してください。
  • 水やり:土の表面が乾いてから、たっぷり水やりをします。ただし、鉢底から水が流れ出るほど与えすぎないように注意しましょう。冬場は、水やりの回数を減らし、土の乾燥状態をよく確認することが大切です。
  • 肥料:春先に、緩効性肥料を与えましょう。生育を促し、回復を早めます。肥料の種類は、ブーゲンビリアに適したものを選びましょう。
  • 風通しの確保:風通しの良い場所に置きましょう。ただし、寒風が直接当たる場所は避けましょう。

専門家の意見

園芸のプロフェッショナルであるA氏によると、「ブーゲンビリアの冬越しは、寒さ対策と光合成の確保が重要です。落葉したからといってすぐに枯死するとは限りません。適切な環境を整え、春先の芽出しを促すことが大切です。剪定は、生育期に行うのが理想的ですが、冬に剪定した場合は、春の芽出しに影響が出ることがあります。今後の生育を見守りながら、適切な管理を継続しましょう。」とのことです。

ブーゲンビリアの剪定と育て方のポイント

ブーゲンビリアの剪定は、生育期である春から秋にかけて行うのが理想的です。冬に行う場合は、軽めの剪定にとどめ、強剪定は避けましょう。

剪定のポイント

  • 生育期(春~秋)の剪定:伸びすぎた枝や混み合った枝を切ることで、風通しを良くし、生育を促進します。花後すぐに剪定すると、次の開花に影響することがありますので、開花後1ヶ月ほどしてから行うのがおすすめです。
  • 冬期の剪定:寒さで弱っているため、軽めの剪定に留めましょう。枯れた枝や病気にかかった枝などを切る程度にしましょう。
  • 剪定の道具:清潔な剪定バサミを使用しましょう。消毒することで、病気の感染を防ぐことができます。

その他の育て方のポイント

  • 日当たり:日当たりが良い場所を選びましょう。日光不足は生育不良の原因となります。
  • 土壌:水はけの良い土壌を選びましょう。鉢植えの場合は、市販の培養土を使用するのがおすすめです。
  • 肥料:生育期には、緩効性肥料を与えましょう。肥料の与えすぎは、根腐れの原因となるため注意が必要です。
  • 害虫:アブラムシやハダニなどの害虫に注意しましょう。見つけ次第、適切な薬剤で駆除しましょう。

まとめ

ブーゲンビリアの落葉は、寒さや光不足、水やりなどの管理不足が原因である可能性が高いです。春に向けて、日当たりの良い場所に移動させ、適切な温度管理、水やり、肥料などを心がけることで、回復する可能性があります。また、今後の剪定は、生育期に行い、冬期は軽めの剪定に留めるようにしましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)