フローリングワックス選びに迷ったらコレ!水性・油性・中性ワックスの違いと選び方

部屋の床にワックスを使いたいのですが… 水性・油性・中性よくわかりません。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1228042642 を読むと分からなくなってしまいました。 元々塗ってあるワックスがなにかわかりませんし。 木製のフローリングですがどのワックスを使えばいいのですか?

フローリングワックスの種類と特徴

フローリングのワックスには、大きく分けて水性ワックス、油性ワックス、中性ワックスの3種類があります。それぞれの特徴を理解することで、最適なワックスを選ぶことができます。 木製フローリングの美しい輝きを保つためにも、適切なワックス選びが重要です。

水性ワックス

  • 特徴:水溶性で、環境に優しく、人体への影響も少ないのが特徴です。臭いが少なく、乾燥も速いため、作業がしやすいのもメリットです。初心者にも扱いやすいでしょう。拭き取りやすく、後片付けも簡単です。
  • メリット:環境に優しい、臭いが少ない、乾燥が早い、拭き取りやすい
  • デメリット:油性ワックスに比べて耐久性が低い、光沢がやや控えめ
  • 適したフローリング:傷つきやすいフローリング、小さなお子さんやペットがいる家庭

油性ワックス

  • 特徴:油分を含んでいるため、耐久性が高く、光沢も美しい仕上がりになります。しっかりとした保護膜を形成し、キズや汚れからフローリングを守ります。ただし、臭いが強く、乾燥に時間がかかるため、換気は必須です。
  • メリット:耐久性が高い、光沢が美しい、保護効果が高い
  • デメリット:臭いが強い、乾燥が遅い、拭き取りにくい、環境への負荷がやや高い
  • 適したフローリング:耐久性を重視したいフローリング、頻繁にワックスがけできない場合

中性ワックス

  • 特徴:水性と油性の両方のメリットを兼ね備えたワックスです。比較的臭いが少なく、乾燥も速い一方、油性ワックス並みの耐久性も期待できます。 汚れ落とし効果も兼ね備えている製品が多いです。
  • メリット:耐久性と作業性のバランスが良い、汚れ落とし効果があるものが多い
  • デメリット:価格がやや高め
  • 適したフローリング:バランスの良いワックスを求める方、汚れが気になる方

既存ワックスの確認方法とワックス選びのポイント

既存ワックスの種類が不明な場合は、ワックスの種類を特定することが難しいですが、いくつかの方法を試すことができます。

既存ワックスの確認方法

  • 目視による確認:ワックスの光沢や質感から、大まかな種類を推測できます。油性ワックスは光沢が強く、水性ワックスは比較的マットな仕上がりになります。
  • 水滴テスト:床に水滴を落とし、浸透する速度を確認します。水滴がすぐに浸透する場合は水性ワックス、ゆっくりと浸透する場合は油性ワックスの可能性があります。ただし、この方法はあくまで目安です。
  • メーカーへの問い合わせ:フローリングのメーカーに問い合わせれば、施工時に使用されたワックスの種類を教えてもらえる可能性があります。

ワックス選びのポイント

  • フローリングの種類:無垢材、合板、複合材など、フローリングの種類によって適したワックスが異なります。メーカーの推奨を確認しましょう。
  • 使用頻度:頻繁にワックスがけをする場合は、乾燥が早く、作業しやすい水性ワックスがおすすめです。そうでない場合は、耐久性の高い油性ワックスも検討しましょう。
  • 環境への配慮:環境に配慮した水性ワックスを選ぶことも重要です。小さなお子さんやペットがいる家庭では特に重要です。
  • 価格:価格も重要な要素です。予算に合わせて適切なワックスを選びましょう。
  • 光沢:好みの光沢に合わせてワックスを選びましょう。自然な光沢を好むなら水性ワックス、より強い光沢を好むなら油性ワックスが適しています。

具体的なワックスがけ手順

ワックスがけは、以下の手順で行いましょう。

準備

  • 床の掃除:ワックスがけ前に、床を丁寧に掃除機やモップで清掃します。汚れやゴミが残っていると、仕上がりが悪くなります。
  • ワックスの希釈:ワックスの種類によって希釈率が異なります。パッケージの指示に従って希釈しましょう。
  • 換気:油性ワックスを使用する場合は、十分な換気を確保しましょう。

ワックスがけ

  • 少量ずつ塗布:ワックスを少量ずつ、薄く均一に塗布します。一度に多く塗布すると、ムラになったり、乾燥に時間がかかったりします。
  • クロスやモップを使用:専用のクロスやモップを使用し、丁寧に塗り広げます。繊維の向きに沿って塗布すると、より綺麗に仕上がります。
  • 乾燥:ワックスが完全に乾燥するまで待ちます。乾燥時間はワックスの種類や気温、湿度によって異なります。パッケージの指示に従いましょう。

仕上げ

  • 拭き上げ:乾燥後、乾いたクロスで軽く拭き上げると、より美しい光沢が得られます。ただし、油性ワックスの場合は、拭き上げすぎると光沢がなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「フローリングの素材や状態、そしてご自身のライフスタイルに合わせてワックスを選ぶことが大切です。 迷った時は、ホームセンターなどで専門スタッフに相談してみるのも良い方法です。 また、ワックスがけは定期的に行うことで、フローリングの寿命を延ばし、美しい状態を保つことができます。」とのことです。

まとめ

木製フローリングのワックス選びは、水性、油性、中性の種類と、それぞれの特性を理解することが重要です。 既存のワックスの種類が分からなくても、上記のポイントを参考に、ご自宅のフローリングに最適なワックスを選び、美しい床を保ちましょう。

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