フローリングリフォーム工事の契約と見積もりに関する疑問を解消!

フローリングのリフォーム工事について 現在フローリングの工事を専門の業者さんにお願いしようと思っています。数社の見積もりをお願いして、話も聞いて、一番信頼できそうな一社があったので、お願いしようと決めました。 内容としては、絨毯からの張替えで、2部屋で計20帖分、そのうちの1部屋(6畳)のクロス張替えもお願いしようと思っています。絨毯下はコンクリートです。 ・フローリングは永大ダイレクトエクセル45RG(好きな色選択可) ・ウレタンボンドのセレクティUR145を使用 ・クロスはサンゲツのSPシリーズ 全ての撤去処分費、廃棄処分費や施工費なども含めて36万円です。2日間施工で、ちなみに住居は都心です。 見積もり金額は他社に比べてかなりお安くしていただいているんですが、話している限りでは施工の仕方をしっかりと教えてくれるし、長年フローリングで実績を重ねてきたような感じで、人柄も温和でしっかりしたおじさんです。いわゆる大工さんが社長になった小さな会社です。 長くなりましたが、問題は契約書は交わさなくて、メールで依頼してくれれば日程を組み、工事完了後に振込という流れなんですが、こういった小さな金額では、契約書を交わさないものなんでしょうか。 フローリングではあまりないと思いますが、途中で何か問題が起きたとかで、追加工事といわれ追加費用をとられたり、それを拒否すると途中で工事をやめてしまったりと、トラブルの話をネットでみたりすると契約書がないといけないのでは・・と怖くなります。また、工事完了後に何か問題が起きたときに、契約書がやっぱり重要なのでは・・と思います。 業者さんは、今まで何千件もやったけれど、こういうコンクリート上の施工で追加工事はまずないと言ってくれていますが、やはり、工事請負契約書を用意してもらったほうがよろしいでしょうか。 また、見積金額は他社より安いといっても、妥当な金額になりますか。

リフォーム工事における契約書の重要性

ご心配されているように、リフォーム工事において契約書は非常に重要です。金額の大小に関わらず、工事内容、費用、支払い方法、工期、責任の所在などを明確に記述しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。特に、今回は絨毯の撤去、フローリングの張替え、クロス張替えと複数の工事を依頼しており、万が一、問題が発生した場合、契約書がないと、責任の所在が曖昧になり、解決が難しくなる可能性があります。

小さな会社だから契約書がないというわけではありません。むしろ、小さな会社だからこそ、契約書でしっかりと守られるべきです。信頼できる業者さんだとしても、トラブル防止のためには、契約書を交わすことを強くお勧めします。

契約書がない場合のリスク

契約書がない場合、以下のリスクがあります。

  • 追加工事の強要:工事途中で追加費用を請求される可能性があります。契約書があれば、事前に合意した内容以外に追加工事を行うことはできません。
  • 工事の中断:追加費用を支払わない場合、工事を中断される可能性があります。契約書があれば、工事の中断に関する規定を定めることができます。
  • 瑕疵担保責任の不明確化:工事完了後に不具合が発生した場合、責任の所在が曖昧になります。契約書があれば、瑕疵担保責任の期間や範囲を明確に定めることができます。
  • 証拠不十分によるトラブル:口頭での約束は証拠として残りにくいため、トラブルになった際に不利になります。契約書があれば、合意内容を明確に証明できます。

見積もりの妥当性と工事請負契約書の入手方法

36万円という見積もり金額が妥当かどうかは、工事内容、使用する資材、地域性などを考慮する必要があります。20帖分のフローリング張替えと6畳分のクロス張替え、さらに廃棄処分費用などを含めて36万円であれば、都心部では比較的安い部類に入るかもしれません。しかし、他社との見積もりを比較検討し、内容をしっかりと確認することが重要です。

工事請負契約書は、業者に依頼するか、自分で作成するか、弁護士などに相談して作成してもらうことができます。インターネット上にもテンプレートが公開されている場合がありますが、専門用語が多く、法律的な知識が必要となるため、専門家に相談することをお勧めします。

具体的なアドバイス:契約書作成のためのチェックポイント

業者に依頼する場合、以下のような点を契約書に盛り込むように依頼しましょう。

  • 工事内容:具体的な工事内容を詳細に記述します(例:永大ダイレクトエクセル45RG、セレクティUR145、サンゲツSPシリーズなど、色番号や品番まで明確に記載)。
  • 工事金額:内訳を明確に記載し、追加工事の可能性とその費用についても明確に記述します。追加工事が必要になった場合は、事前に書面で承諾を得るようにしましょう。
  • 支払い方法:分割払いか一括払いなのか、支払い時期を明確に記載します。工事完了後に一括払いとする場合は、検査完了後に支払う旨を明記しましょう。
  • 工期:工事開始日と完了日を明確に記載します。
  • 瑕疵担保責任:工事完了後の不具合に対する責任の所在と期間を明確に記載します(例:引き渡し後1年間)。
  • 解約条件:契約を解除する場合の条件と手続きを明確に記載します。
  • 遅延損害金:工期が遅延した場合の損害賠償に関する規定を記載します。
  • 紛争解決方法:トラブルが発生した場合の解決方法を記載します(例:話し合い、調停、裁判など)。

専門家の視点:信頼できる業者選びと契約書の重要性

リフォーム会社を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。価格だけでなく、業者の経験、対応、説明の分かりやすさなども考慮しましょう。また、ホームページや口コミサイトなどで評判を確認することも有効です。

契約書は、トラブルを未然に防ぐための重要なツールです。契約書がないまま工事を進めることは、リスクを負うことになります。信頼できる業者であっても、契約書を交わすことで、お互いの権利と義務を明確にし、安心して工事を進めることができます。

まとめ:安心安全なリフォーム工事のために

今回のケースでは、信頼できる業者さんに見積もりを依頼しているものの、契約書がないことが不安材料となっています。しかし、金額の大小に関わらず、契約書はトラブル防止に非常に重要です。業者さんとよく話し合い、工事請負契約書を作成してもらいましょう。上記で挙げたチェックポイントを参考に、契約内容をしっかりと確認し、安心してリフォーム工事を進めてください。 少しでも不安な点があれば、消費者センターや弁護士などに相談することも検討しましょう。

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