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退去時のフローリングの傷:修繕費用の目安と対策
3年10ヶ月住んだお部屋の退去を控え、フローリングの傷による修繕費用が心配とのこと、よく分かります。築25年の木造1Rで、ニスの剥がれや擦り傷、湿気によるめくれなど、複数の問題を抱えている状況ですね。 親御さんに頼らず、ご自身で費用を負担するとのこと、責任感の強さに感銘を受けます。では、具体的な費用と対策について、詳しく見ていきましょう。
ニスの剥がれについて
入居当初は剥がれがなかったのに、居住中に剥がれたとのこと。これは、「通常の使用による損耗」と判断される可能性が高いです。ただし、これはあくまで可能性であり、家主側の判断によって異なります。 家主が「自然消耗」と認めてくれれば、修繕費用はかかりません。しかし、「管理状態の悪さ」と判断された場合は、費用を請求される可能性があります。
擦り傷と湿気によるめくれについて
ベッドの脚による10cmの擦り傷と、洗濯機下の湿気によるめくれは、「故意または過失による損傷」と判断される可能性があります。特に、擦り傷は、ベッドの脚に滑り止めなどを付けていなかった場合、家主側に不利な状況証拠となりかねません。湿気によるめくれも、適切な換気や防水対策を怠っていたと判断されると、費用負担を求められる可能性があります。
修繕費用の概算
具体的な費用は、状況や業者によって大きく異なりますが、大まかな目安として以下を参考にしましょう。
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- ニスの剥がれ:広範囲にわたる場合は、部分的な補修で数千円〜数万円。全面的な塗り直しが必要な場合は、数万円〜十数万円の可能性があります。
- 擦り傷:フローリングの表面だけなら、研磨と補修で数千円〜1万円程度。深い傷で板の交換が必要な場合は、1枚あたり数千円〜1万円程度。今回のケースでは、3枚にわたるため、数千円〜3万円程度を見積もっておきましょう。
- 湿気によるめくれ:1枚のめくれであれば、数千円〜1万円程度で補修できる可能性があります。しかし、下地まで損傷している場合は、交換が必要となり、費用は高額になります。
- 全面張り替え:六畳間(約16.65㎡)の全面張り替えは、材料費と施工費を含め、10万円〜30万円程度かかります。築年数や使用する材料によって費用は大きく変動します。
専門家の意見
不動産会社やリフォーム業者に相談することで、より正確な見積もりを得ることができます。写真などを提示して、現状を正確に伝えましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも重要です。
敷金との精算
敷金38,000円があるとのことですが、修繕費用が敷金を超える可能性も考慮する必要があります。最悪の場合、敷金が全額充当され、追加で費用を支払う必要が出てくるかもしれません。
具体的な対策
* **写真撮影:**現状を写真や動画で記録しておきましょう。これは、交渉の際に非常に有効な証拠となります。
* **証拠の確保:**入居時の状態が分かる写真があれば、自然消耗であることを主張する際に役立ちます。
* **早期の連絡:**退去予定日の1ヶ月前〜2ヶ月前には、不動産会社に連絡し、現状を伝え、修繕について相談しましょう。
* **交渉:**費用が高額な場合は、交渉の余地があるか確認してみましょう。例えば、部分的な補修で済ませるなど、費用を抑える方法を提案してみましょう。
* **見積もりの取得:**複数の業者から見積もりを取り、不動産会社に提示することで、交渉材料になります。
まとめ
退去時のフローリングの修繕費用は、傷の状態や家主の判断によって大きく異なります。 最悪のケースを想定し、予算を組むことが重要です。 写真撮影、早期連絡、交渉など、できる限りの対策を講じることで、費用を抑えることができる可能性があります。 専門家への相談も有効です。 ご自身の状況を正確に伝え、冷静に交渉を進めましょう。