フローリングのカビ対策徹底ガイド:黒カビ・白カビの除去と予防

フローリングにカビが生えてしまいました。黒カビ、白カビともに生えました。私は今一人暮らしでこの間掃除をしていたら部屋にカビが生えているのを発見しました。黒いものと白いものの2種類があったのでとりあえず雑巾で拭いたところ黒いものはなくなり、白いものも表面はなくなりましたがシミみたいになっています。どうしたら消すことができるかわからず大変困っています。こうしたらいいなどのアドバイスを頂けたら嬉しいです。またもし業者等に頼んだとしたらいくらぐらいかかりますか?カビの範囲は1帖ありません。また敷金のある賃貸物件ですが、もし消せなかったら退室時に敷金以上に請求されることはありますか。その場合はいくらぐらいになるかわかる範囲でよいので教えていただけると嬉しいです。すみませんがよろしくお願いします。

フローリングのカビの種類と原因

フローリングに発生するカビは、大きく分けて黒カビと白カビがあります。今回のように両方発生しているケースも珍しくありません。

* 黒カビ(コウジカビなど):黒っぽい色で、湿気や汚れが原因で発生します。繁殖力が強く、健康被害(アレルギー症状など)を引き起こす可能性もあります。
* 白カビ(ペニシリウム属など):白っぽい色で、比較的繁殖力が弱く、健康被害は黒カビほど深刻ではありませんが、放置すると黒カビへと変化する可能性があります。

カビが発生する主な原因は、以下の通りです。

  • 湿気:結露、漏水、換気不良などによる高い湿度
  • 汚れ:ホコリ、食べこぼし、ペットの毛など
  • 温度:高温多湿の環境

これらの原因が重なることで、フローリングにカビが発生しやすくなります。特に、梅雨時期や冬場の結露はカビの発生を促進する大きな要因です。

カビの除去方法:DIYでできる対処法

既に雑巾で拭かれたとのことですが、表面的な除去だけではカビ菌は完全に除去できません。根こそぎ除去するには、以下の手順で対処しましょう。

1. カビの範囲を特定し、準備をする

まず、カビの発生範囲を正確に把握します。広範囲に広がっている場合は、業者への依頼も検討しましょう。準備として、以下のものを用意します。

  • ゴム手袋
  • マスク
  • 換気扇
  • マイクロファイバークロス
  • カビ取り剤(次亜塩素酸ナトリウム系、酸素系漂白剤など)
  • バケツ
  • ヘラ(頑固なカビの場合)

2. カビ取り剤を使用する

カビ取り剤を使用する際は、必ずゴム手袋とマスクを着用し、換気を十分に行いましょう。パッケージの使用方法をよく読んでから使用してください。

  • 次亜塩素酸ナトリウム系カビ取り剤:強力な殺菌・漂白効果がありますが、素材によっては変色する可能性があります。使用前に目立たない場所で試してから使用しましょう。漂白剤特有の刺激臭もありますので、換気は必須です。
  • 酸素系漂白剤:次亜塩素酸ナトリウム系に比べて刺激臭が少なく、素材へのダメージも少ないのが特徴です。ただし、効果を発揮するまでに時間がかかる場合があります。

カビ取り剤をカビに吹きかけ、数分間置いてから、マイクロファイバークロスで丁寧に拭き取ります。頑固なカビは、ヘラで優しくこすり落とすことも有効です。

3. 乾燥させる

カビを取り除いた後は、十分に乾燥させることが重要です。除湿機や扇風機を使用し、カビの再発を防ぎましょう。

業者に依頼する場合の費用と注意点

カビの範囲が広い場合や、DIYで除去できない場合は、業者に依頼することを検討しましょう。費用は、カビの範囲、使用する薬剤、作業時間などによって異なりますが、1帖程度の範囲であれば、1万円~3万円程度が相場です。ただし、状況によっては、それ以上の費用がかかる場合もあります。

業者を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 実績:過去の施工実績を確認しましょう。
  • 料金:見積もりを複数社から取り、比較検討しましょう。
  • 対応:迅速かつ丁寧な対応をしてくれる業者を選びましょう。

敷金と原状回復

賃貸物件の場合、退去時の原状回復について、契約書をよく確認しましょう。一般的に、通常の使用による損耗は大家さんの負担となりますが、故意または過失による損傷は借主の負担となります。カビの発生も、状況によっては借主の責任となる可能性があります。

カビの発生が、借主の管理不行き届きによるものと判断された場合、敷金から原状回復費用が差し引かれる可能性があります。ただし、1帖程度の範囲で、適切な処置を施したにも関わらず、完全に除去できなかった場合は、敷金以上の請求は難しいと考えられます。

カビの予防策

カビの再発を防ぐためには、以下の予防策を心がけましょう。

  • 換気:こまめな換気を心がけ、室内の湿度を下げましょう。特に、浴室やキッチンは換気を徹底しましょう。
  • 除湿:除湿機を使用したり、窓を開けて換気したりして、湿度をコントロールしましょう。
  • 清掃:定期的に掃除機やモップで清掃し、ホコリや汚れを取り除きましょう。特に、湿気がこもりやすい場所は念入りに清掃しましょう。
  • 乾燥:フローリングが濡れた場合は、すぐに拭き取り、乾燥させましょう。
  • 防カビ剤:市販の防カビ剤を使用するのも有効です。

まとめ

フローリングのカビは、放置すると健康被害や、退去時のトラブルにつながる可能性があります。早期発見、早期対処が重要です。DIYで対処できない場合は、専門業者に相談しましょう。そして、日頃から適切な予防策を講じることで、カビの発生を防ぎ、快適な住空間を保ちましょう。

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