フローリングとクッションフロアの違いと床の高さを揃える方法

フローリングとクッションフロアについて教えてください。 剛性床の場合、フローリングなら例えば、28mm合板の上に15mmフローリングを貼ると思います。 フラットな床でクッションフロアの部屋には、床面をそろえるために、28mm合板、10mm合板、5mmクッションフロア、という具合に、合板を加えるのでしょうか? それとも剛性床部分を元から上げるのでしょうか?

フローリングとクッションフロアの比較

まず、フローリングとクッションフロアのそれぞれの特性を理解することが重要です。どちらも床材として広く使われていますが、素材、耐久性、施工方法、そして価格など、多くの点で異なります。

フローリング

  • 素材:天然木、無垢材、合板、複合材など様々な種類があります。天然木は高級感があり、温かみのある空間を演出しますが、価格が高く、メンテナンスも必要です。合板フローリングはコストパフォーマンスに優れ、耐久性も高いです。
  • 耐久性:素材によって異なりますが、適切なメンテナンスを行えば、長期間使用できます。特に無垢材は、傷つきやすい反面、適切なメンテナンスにより長く使用できる魅力があります。
  • 施工:専門業者に依頼することが一般的です。DIYも可能ですが、技術と経験が必要です。下地処理が重要で、不適切な施工は、後々床鳴りなどの問題を引き起こす可能性があります。
  • 価格:天然木>合板>複合材の順で価格が高くなります。
  • デザイン性:木目の自然な風合いを生かしたデザインが多く、様々なインテリアスタイルに合わせやすいです。

クッションフロア

  • 素材:塩化ビニール樹脂を主成分としたシート状の床材です。様々なデザインや質感があり、木目調、石目調など、フローリングに似たデザインのものも多く販売されています。
  • 耐久性:比較的耐久性があり、水にも強いので、キッチンや浴室など水回りにも使用できます。ただし、傷つきやすいという弱点もあります。
  • 施工:比較的簡単にDIYで施工できます。専門業者に依頼する必要はありませんが、下地処理はしっかりと行う必要があります。
  • 価格:フローリングに比べて安価です。
  • デザイン性:多様なデザインがあり、自由に選ぶことができます。ただし、本物の木や石材のような高級感は少ないです。

床の高さを揃える方法:フローリングとクッションフロアの施工

質問にあるように、既存の床が剛性床で、一部をフローリング、一部をクッションフロアにする場合、床の高さを揃えるにはいくつかの方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて最適な方法を選択する必要があります。

方法1:下地調整による高さ合わせ

既存の床に、合板などを重ねて高さを調整する方法です。質問にあるように、28mm合板の上に15mmフローリングを貼る場合、クッションフロア部分も同等の高さになるように、合板を追加します。例えば、クッションフロアが5mm厚の場合、28mm+10mm+5mm=43mmの高さになるように合板を追加します。この方法は、比較的簡単に施工できますが、床の高さが高くなりすぎる可能性があります。また、重ね張りをすることで、床の強度が低下する可能性もあります。

  • メリット:比較的簡単で、既存の床を撤去する必要がない。
  • デメリット:床が高くなりすぎる可能性がある。床の強度が低下する可能性がある。下地処理が不十分だと、床鳴りが発生する可能性がある。

方法2:既存の床を撤去し、新たに下地を作る

既存の床を完全に撤去し、新しい下地を作り、その上にフローリングとクッションフロアを施工する方法です。この方法は、床の高さを自由に調整でき、床鳴りなどの問題も発生しにくいというメリットがあります。しかし、工期が長くなり、費用も高くなる可能性があります。また、既存の床の撤去作業には、騒音や埃が発生します。

  • メリット:床の高さを自由に調整できる。床鳴りなどの問題が少ない。新しい下地を作ることで、床の強度を高めることができる。
  • デメリット:工期が長い。費用が高い。騒音や埃が発生する。

方法3:部分的な床上げ

フローリングとクッションフロアを施工する部分のみ床を上げる方法です。例えば、既存の床に枠を作り、その中に新しい下地材を入れて高さを調整します。この方法は、部分的に高さを調整できるので、他の部屋との高低差を最小限に抑えることができます。しかし、施工が複雑で、専門業者に依頼する必要があります。

  • メリット:部分的に高さを調整できる。他の部屋との高低差を最小限に抑えることができる。
  • デメリット:施工が複雑。専門業者に依頼する必要がある。費用が高くなる可能性がある。

専門家のアドバイス

床材の選択や施工方法は、建物の構造や状況、そして予算によって最適な方法が異なります。そのため、専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。専門業者は、建物の状況を的確に判断し、最適な施工方法を提案してくれます。また、施工後のトラブルを回避するためにも、専門業者への依頼が重要です。

まとめ

フローリングとクッションフロアは、それぞれ異なる特性を持つ床材です。どちらを選択するかは、デザイン性、耐久性、予算、そして施工の容易さなどを考慮して決定する必要があります。床の高さを揃える方法もいくつかありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に合わせて最適な方法を選択することが重要です。専門家のアドバイスを得ながら、理想の空間を実現しましょう。

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