フローリングから畳へのリフォーム:10畳の部屋を和の空間に変える方法と費用

フローリングを畳にかえることはできますか? 今住んでいる部屋が10畳の部屋で床がフローリングなのですが、最近畳にかえたいと思っています。 そこで質問なのですが、フローリングの部屋を畳にかえることは可能ですか?? 出来るとしたらどのぐらいの予算でできますか??

フローリングから畳へのリフォームは可能?

はい、フローリングの部屋を畳に変えるリフォームは可能です。近年、マンションや戸建て住宅のリノベーションにおいて、フローリングから畳への変更を希望する方が増えています。畳は、フローリングとは異なる温かみのある質感と、独特の落ち着きのある空間を演出してくれるため、人気が高まっているのです。ただし、リフォームにはいくつかの手順と費用がかかりますので、以下で詳しく解説していきます。

畳リフォームにかかる費用

10畳の部屋のフローリングを畳にリフォームする場合、費用はいくつかの要素によって大きく変動します。主な要素は以下の通りです。

1. 畳の種類

畳には、様々な種類があり、それぞれ価格が異なります。

  • 和室畳: い草を使用し、伝統的な畳の雰囲気を味わえます。価格帯は比較的リーズナブルです。
  • 琉球畳: ヘリ(縁)がないのが特徴で、モダンな印象を与えます。価格はやや高めです。
  • 置き畳: 軽量で自由にレイアウトできるのが魅力です。価格も比較的安価です。ただし、既存のフローリングの上に置くため、完全に畳の雰囲気を再現するには不向きな場合があります。
  • 樹脂畳: 水に強く、お手入れがしやすいのが特徴です。価格も様々です。

使用する畳の種類によって、費用は大きく変わってきます。例えば、い草の和室畳は1枚あたり5,000円~10,000円程度、琉球畳は1枚あたり10,000円~20,000円程度、樹脂畳は1枚あたり5,000円~15,000円程度と幅があります(価格はあくまで目安です)。10畳の部屋の場合、畳は約60枚必要となるため、畳の種類によって数十万円単位で費用が変動します。

2. 下地処理

既存のフローリングの上に直接畳を敷くことはできません。まず、フローリングを撤去し、適切な下地処理を行う必要があります。これは、畳の寿命や安定性に大きく影響するため、非常に重要な工程です。下地処理には、床のレベル調整、防湿シートの施工、断熱材の施工などが含まれ、費用は数万円から数十万円かかります。既存の床の状況によっては、大掛かりな補修が必要になる場合もあります。

3. その他の費用

畳リフォームには、畳の材料費と施工費以外にも、以下の費用がかかります。

  • 撤去費用:既存のフローリングの撤去費用
  • 処分費用:撤去したフローリングの処分費用
  • 工事費用:畳の施工費用、下地処理費用など
  • 設計費用:リフォームプラン作成費用(業者によっては無料の場合もあります)

これらの費用を合計すると、10畳の部屋のフローリングから畳へのリフォーム費用は、最低でも30万円~100万円程度かかると予想されます。高価な畳を使用したり、下地処理に手間がかかる場合などは、さらに費用が高くなる可能性があります。

費用を抑えるための工夫

リフォーム費用を抑えるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 畳の種類を見直す:高価な畳ではなく、コストパフォーマンスの良い畳を選ぶ
  • DIYに挑戦する:一部の作業をDIYで行うことで、人件費を削減できる可能性があります。ただし、専門知識と技術が必要なため、無理のない範囲で行いましょう。
  • 複数の業者に見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。
  • 時期を選ぶ:繁忙期を避けてリフォームを行うことで、費用を抑えられる可能性があります。

専門家への相談

フローリングから畳へのリフォームは、専門知識と技術が必要な作業です。そのため、リフォームを検討する際には、必ず専門業者に相談することをお勧めします。業者選びは慎重に行い、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。信頼できる業者を選ぶことで、安心してリフォームを進めることができます。

まとめ

フローリングから畳へのリフォームは可能であり、和の雰囲気を味わえる素敵な空間を手に入れることができます。しかし、費用は材料や施工方法によって大きく変動します。費用を抑える工夫をしながら、信頼できる業者を選び、計画的にリフォームを進めていきましょう。

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