フレンチブルドッグの攻撃行動と改善策: 食欲や排泄に関する問題と解決方法

フレンチブルの問題行動について。深刻です。 友人の飼っているフレンチブル2歳♀の事でご相談です。(長文) 飼い主である友人や他の人にも本気で噛みついてきます。 食べ物に対する執着心が強いようでご飯の最中近くを通ると噛まれそうになったり、床にこぼした飲み物を拭こうとすると噛まれたり、更には糞を取ろうとするだけで激しく吠えて噛みついてきます。 友人は手や顔を噛まれて流血していました(;´д⊂)食糞もよくするそうです。 普段はおとなしくて吠える事はほとんどないらしいのですが…。 生後2ヶ月でブリーダーさんから友人宅へ来て数ヶ月は留守番はゲージへ入れていたようですが、今ではゲージを撤去して留守番も部屋中を自由に過ごせるようにしているそうです。 因みに友人は一人暮らしです。 ほぼ毎日散歩はしているらしいですが家のトイレ以外で糞尿しないそうです。 1歳くらいの時に肝臓の数値の異常(原因不明)で入院した事があり、この間はオモチャを噛み壊して大量の異物を食べてしまい開腹手術をしてしばらく入院していました。 退院後は以前に比べて激しく吠えて噛みついてくる事が増えたそうです。 入院中はモニター越しの面会しかできなかったようなので、ずっと会えなかった事や病院でのストレスなども関係があるのでしょうか? 私もMダックスを飼っていますが、噛まれた事がないので対処の仕方がわからずアドハイスしてあげられなかったのでこちらに相談に参りました。 友人の飼い方にも問題があるかと思います。 ご指摘あればお願いします。 考えられる要因とフレンチブル特有の性格に合った具体的な改善方法を教えて頂きたいです。 躾教室やトレーナーさんに預ける事は何度も勧めているんですが、手術入院費で今は余裕がないようなのでそういった回答はご遠慮願います。補足お金がないとゆうのは手術入院費で数十万かかり今すぐまとまったお金がないと言う意味でケチってる訳ではないです。 数万円かかるトレーナー代をプレゼントできる程うちは裕福ではありません。 躾の本は何冊か持っていましたがもう一度きちんと読み返すよう勧めてみます。

フレンチブルドッグの攻撃行動:原因を探る

ご友人のフレンチブルドッグ(以下、フレブル)の攻撃的な行動、大変心配ですね。 フレブルは、愛くるしい見た目とは裏腹に、強い縄張り意識や所有欲を持つ犬種です。 特に、食べ物や排泄物に対する執着は、この性質が顕著に現れる部分です。 今回のケースでは、いくつかの要因が重なっている可能性があります。

1. 資源防衛行動

フレブルは、食べ物や自分の空間(トイレ含む)、そして飼い主さん自身を「自分のもの」と認識し、それを守ろうとする行動(資源防衛行動)が強いです。 ご飯中、飲み物、排泄物への攻撃は、まさにこの行動が原因と考えられます。 特に、1歳時の肝臓疾患による入院と手術は、フレブルに大きなストレスを与えた可能性があり、この行動をさらに強めていると考えられます。

2. ストレスと不安

入院中のモニター越しだけの面会は、フレブルにとって大きなストレスだったでしょう。 飼い主さんとの絆が一時的に弱まり、不安定な状態になった可能性があります。 また、手術後の痛みや体の不調も、攻撃性の増加に繋がっているかもしれません。 さらに、ゲージから解放されたことで、縄張り意識が強まり、自分の空間を守るために攻撃的になっている可能性も考えられます。

3. 飼い主さんの行動

飼い主さんが、フレブルの攻撃的な行動に対して、どのように対応しているかによって、その行動は強化されてしまいます。 例えば、フレブルが噛み付こうとした際に、飼い主さんが慌てて離れたり、食べ物を隠したりすると、フレブルは「噛み付けば目的が達成できる」と学習してしまいます。

4. 食糞

食糞は、様々な原因が考えられます。栄養不足、腸内環境の異常、ストレス、単なる好奇心などです。 フレブルの場合は、ストレスや不安が原因の一つとして考えられます。

具体的な改善策:段階的なアプローチ

フレブルの攻撃行動を改善するには、以下のステップを踏むことが重要です。 焦らず、段階的に進めていきましょう。

1. 獣医への相談

まずは、獣医さんに相談することが重要です。 肝臓疾患の再発や、他の健康問題が攻撃行動に影響している可能性もあります。 食糞についても、原因を特定するために検査が必要かもしれません。

2. 環境の見直し

* 食事の場所の確保: フレブルが安心して食事ができる、静かで安全な場所を確保しましょう。 食事中は、絶対に近づかないようにしましょう。
* 排泄物の処理: 排泄物の処理は、フレブルがいない時に、素早く行いましょう。 フレブルが見ている前で処理すると、縄張り意識を刺激する可能性があります。
* 安全な空間の確保: フレブルが安心して休める、自分の安全な場所(クレートやベッドなど)を用意しましょう。 この場所は、フレブルにとって「聖域」となるように、他の犬や人が近づかないようにしましょう。

3. コミュニケーションの改善

* ポジティブな強化: フレブルが良い行動をした時には、すぐに褒めて、ご褒美を与えましょう。 「おすわり」「待て」などの基本的なコマンドを教え、成功体験を増やすことで、自信を持たせることが重要です。
* 無視: 攻撃的な行動に対しては、絶対に反応しないようにしましょう。 無視することで、フレブルは自分の行動が効果がないことを学習します。 ただし、安全を確保することは最優先です。
* ボディランゲージの理解: フレブルのボディランゲージを理解し、攻撃行動の前兆(耳を後ろに倒す、尻尾を挟むなど)を察知できるようにしましょう。 前兆が見えたら、すぐにフレブルから離れ、落ち着くまで待ちましょう。

4. 散歩の工夫

* 複数回の短い散歩: 1回の散歩時間を短くし、複数回に分けて散歩に行きましょう。 これにより、フレブルのストレスを軽減することができます。
* 異なる場所での散歩: いつも同じ場所を散歩するのではなく、色々な場所を散歩することで、フレブルの刺激となり、ストレス軽減に繋がります。
* 他の犬との接触: 他の犬との適切な社会化は、フレブルの社会性を高めるのに役立ちます。 ただし、攻撃的な兆候が見られた場合は、すぐに接触を中止しましょう。

5. 飼い主さんの意識改革

飼い主さんがフレブルとの関係を築き直すことが重要です。 フレブルの気持ちを理解し、適切な対応をすることで、信頼関係を築き、攻撃行動を改善することができます。 これは、時間と忍耐を要する作業です。

専門家のアドバイス:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、フレブルの攻撃行動は、過去のトラウマや、現在の環境、飼い主さんの対応など、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性が高いです。 そのため、一概に「〇〇すれば治る」という解決策はありません。 上記の改善策を参考にしながら、フレブルの状態を常に観察し、必要に応じて獣医さんや動物行動学者のアドバイスを求めることが重要です。 特に、食糞や資源防衛行動は、専門家の助けが必要な場合が多いです。

まとめ

フレブルの攻撃行動の改善には、時間と忍耐が必要です。 焦らず、段階的に改善策に取り組むことが重要です。 獣医さんや動物行動学者のアドバイスを参考にしながら、フレブルとの信頼関係を築き、安全で幸せな生活を送れるようサポートしていきましょう。 ご友人の状況を理解し、できる範囲でサポートしていくことが大切です。 一緒に頑張りましょう。

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