フクロモモンガ飼育の疑問を解決!マンション飼育とピンクマウス問題

フクロモモンガを飼うか迷ってます。初めてなのでわからない事だらけなのですが、餌にピンクマウスを与えた方が良いと本に書いてあってマウスが苦手な私は躊躇してます。夫は本に書いてある通り飼う気なのですが…ピンクマウスを絶対あげないと毛並みや骨が弱くなったりなりますか?のちに、私が餌やり担当にさせられると思うので…ペットショップで売ってる餌(野菜・果物・ドライフルーツ・モモンガ用ミルク・虫・その他等々)を与えててはダメなのでしょうか?あと…犬・猫・鳥を飼う事を禁止されてるマンションで飼おうとしているのですが、夜中の鳴き声は響きますか?繁華街と違ってマンションの回りは静かです。学生の卒業と転勤で引っ越して行ったので、両サイドと上の部屋は空き部屋で、下部屋は住んでます。ペットショップのお姉さんは窓を閉めてたら聞こえないですよ!と言ってくれました。今はいいのですが新しい入居者が住んだ場合も考えて、隣人に鳴き声が迷惑になるか心配です。産まれたてのベビーから飼う場合はプラスチックケース(カブトムシが入っているような容器)で良いと言われました。一番大きいサイズの容器に木・巣箱・ポーチ・ヒーター・木くず(ペットショップに売ってある専用のもの)・水・エサ入れをセットしてあげれば良いのでしょうか?小動物用の網のケージはまだ早いですか?いつ頃から必要なのでしょう?本は読んでるけど不安とわからない事ばかりなので質問させていただきました。

フクロモモンガ飼育に関する疑問を徹底解説

フクロモモンガの飼育を検討されているとのこと、楽しみですね!しかし、初めての飼育で不安な点も多いかと思います。ピンクマウス、飼育環境、マンションでの飼育など、一つずつ丁寧に解説していきます。

1. ピンクマウスは必須?代替食について

結論から言うと、ピンクマウスは必須ではありません。多くの飼育書でピンクマウスが推奨されているのは、高タンパク質でフクロモモンガの成長に必要とされる栄養素を豊富に含むためです。しかし、適切な配合の市販フードと、野菜、果物などを与えることで、ピンクマウスに頼らず健康に飼育することは十分可能です

ペットショップで販売されているフクロモモンガ専用のフードは、必要な栄養素がバランスよく配合されているものが多く、主食として最適です。それに加え、以下のものを与えることで、よりバランスのとれた食事になります。

  • 野菜:ニンジン、リンゴ、サツマイモなど(少量ずつ与え、食べ残しはすぐに取り除きましょう)
  • 果物:バナナ、イチゴ、ブルーベリーなど(糖分が多いので、与えすぎに注意)
  • 昆虫:コオロギ、ミルワームなど(カルシウム補給に有効。ただし、与えすぎると消化不良を起こす可能性があります)
  • モモンガ用ミルク:成長期や病気の回復期などに補助的に与えます。

ただし、偏った食事は健康に悪影響を及ぼすため、フードを主食とし、野菜や果物、昆虫などをバランスよく与えることが重要です。ピンクマウスをどうしても受け入れられないのであれば、専門家のアドバイスを得ながら、代替食で十分に栄養を摂取できるよう工夫しましょう。獣医さんや経験豊富なブリーダーに相談してみるのも良いでしょう。

2. マンションでの飼育:夜鳴き対策と近隣への配慮

マンションでのフクロモモンガ飼育は、夜鳴きが大きな問題となります。フクロモモンガは夜行性で、夜間に活動し、鳴き声をあげることもあります。ペットショップの店員さんの言葉は、あくまで現状の話であり、将来的な保証にはなりません。

夜鳴きを軽減するために、以下の対策を講じましょう。

  • 静かな環境を作る:ケージの位置を、寝室など静かな場所に設置しましょう。また、ケージ内に隠れ家となるものを入れてあげると、落ち着いて過ごせる場合があります。
  • 適切な温度と湿度:温度と湿度が適切でないと、フクロモモンガはストレスを感じ、鳴きやすくなります。温度計と湿度計で常に確認し、適切な環境を保ちましょう。
  • ケージの選び方:防音効果のあるケージを選ぶことも重要です。厚手の布などでケージを覆うのも効果的です。
  • コミュニケーション:日中、十分に遊んであげたり、コミュニケーションをとることで、夜間の活動が落ち着く可能性があります。
  • 近隣への配慮:事前に近隣住民に挨拶し、飼育について説明しておくと安心です。何か問題が発生した場合に備えて、連絡先を伝えておくのも良いでしょう。

それでも夜鳴きが気になる場合は、飼育を見送ることも検討しましょう。近隣住民とのトラブルは避けたいものです。

3. ベビーフクロモモンガの飼育環境

産まれたてのベビーフクロモモンガを飼育する際は、プラスチックケースは一時的なものとして考えましょう。大きめのケースで問題ない時期は限られています。成長に合わせて、より広いケージに移行する必要があります。

プラスチックケースに木、巣箱、ポーチ、ヒーター、木くず、水、エサ入れをセットするのは良いですが、通気性が悪いため、長期間の飼育には不向きです。温度や湿度の管理も難しくなります。

小動物用の網ケージは、ベビーフクロモモンガが十分に成長し、ある程度自由に動き回れるようになったら必要です。具体的には、生後2ヶ月~3ヶ月くらいから、徐々に網ケージに移行していくのが良いでしょう。ただし、脱走防止のため、ケージの隙間などに注意が必要です。

4. 専門家への相談

フクロモモンガの飼育は、想像以上に多くの知識と責任を伴います。不安な点があれば、獣医さんや経験豊富なブリーダーに相談しましょう。彼らは専門的な知識と経験から、適切なアドバイスをしてくれます。

インターネットの情報だけでは不十分な場合もあります。信頼できる専門家の意見を聞き、安心してフクロモモンガと暮らせるように準備しましょう。

5. まとめ

フクロモモンガ飼育は、大変ですが、その愛らしさや魅力は格別です。しかし、責任ある飼育が求められます。この記事が、少しでも皆様の不安を解消し、フクロモモンガとの幸せな生活の助けになれば幸いです。

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