フクロモモンガの鳴き声と飼い主への懐き方:夜鳴きと甘え行動の解決策

フクロモモンガについて。我が家のモモたちは我が家に来てから脱袋七週です。餌食いはよく、最近は手の平で餌を食べるようになりました。環境温度28度キープ、湿度55%保ってます。朝は短時間ですが障子越しに紫外線摂取の確認もしています。毎日必ず30分、活動時間にケージから出してあげています。が私の体から離れようとせずに、足まで降りて、また登ってきて肩のあたりで二頭ともいます。これは少しは飼い主に慣れたということなのでしょうか?餌食い良好、糞も良好。ですが、一つ疑問が。普段は仲良くしている二人(オスメス)のペアなのですが深夜必ずオスのほうがワンワン鳴きます。仲間を呼んでいるのか?自分を呼んでいるのか?はっきりはわかりませんが部屋の豆電球をつけてナデナデしてあげるとぐっすり寝ます。これってやっぱりその時に寂しいから鳴くんですか?どなたか経験豊富なかた回答お願いします。自分は爬虫類カテではなぜかカテマスになってますが、わからない事は解らないので質問いたします。どうぞよろしくお願いします。

フクロモモンガの行動と鳴き声の解釈

ご質問ありがとうございます。フクロモモンガの飼育経験豊富な者として、ご質問にお答えいたします。まず、フクロモモンガの脱袋後7週で、飼い主さんの体の上で過ごしたり、手のひらから餌を食べるようになったことは、飼い主さんに十分に慣れている証拠と言えるでしょう。これは素晴らしいですね! フクロモモンガは警戒心が強く、慣れるまでに時間がかかる動物です。 モモちゃんたちがあなたを信頼し、安心しているからこそ、そのような行動をとっているのです。

しかし、深夜のオスの鳴き声については、いくつか可能性が考えられます。単純に寂しいから鳴いているというだけでなく、環境、健康状態、そしてオス特有の行動も関係している可能性があります。

深夜の鳴き声の原因:可能性を検証する

  • 寂しさ: 一番考えられる原因です。特に夜間はフクロモモンガは活動が活発になる時間帯ではありませんが、それでも寂しさを感じている可能性があります。ペア飼育とはいえ、個体差があり、オスがより繊細な性格である場合、夜間に不安を感じて鳴くことがあります。豆電球をつけてナデナデしてあげると落ち着くという状況は、この可能性を強く示唆しています。
  • 温度・湿度: 環境温度28度、湿度55%は適切な範囲ですが、夜間は室温が変化する可能性があります。わずかな温度や湿度の変化でも、フクロモモンガはストレスを感じ、鳴き声をあげる場合があります。夜間の室温や湿度をモニタリングし、必要に応じて調整してみてください。サーモスタット付きヒーターや加湿器の使用も検討しましょう。
  • 健康問題: 餌食い、排泄が良好とのことですが、目に見えない健康問題を抱えている可能性もゼロではありません。夜間の鳴き声が続くようであれば、念のため獣医への相談も検討しましょう。フクロモモンガを診れる獣医は限られていますので、事前に確認が必要です。
  • 縄張り意識・求愛行動: オスはメスに対して、縄張り意識や求愛行動の一環として鳴き声をあげる場合があります。特に繁殖期にはこの傾向が強まります。ペア飼育の場合、オスがメスにアピールするために鳴いている可能性も考えられます。ただし、この場合は、鳴き声の頻度やパターンに特徴があるかもしれません。
  • ケージ環境: ケージの広さ、隠れ家の数、遊べるおもちゃなども鳴き声に影響する可能性があります。十分な広さ、隠れ家、そして遊び道具が用意されているか確認しましょう。ケージ内が狭すぎたり、隠れ家が不足しているとストレスを感じ、鳴き声をあげる可能性があります。

解決策:夜鳴き対策とより良い飼育環境

深夜の鳴き声に悩まされているとのことですので、具体的な対策をいくつかご提案します。

1. 寂しさ対策:コミュニケーションと安心感の提供

  • 夜間のケージ内チェック: 寝ているか、落ち着いて過ごしているか確認しましょう。異常があればすぐに対応できます。
  • 就寝前のコミュニケーション:寝る前に優しく撫でてあげたり、声をかけたりすることで、安心感を与えられます。ただし、無理強いは禁物です。フクロモモンガが嫌がったらすぐにやめましょう。
  • 夜間ライト:豆電球は効果があるとのことですが、常時点灯は避け、薄暗い程度の明るさにしましょう。就寝前に消灯する習慣をつけ、フクロモモンガが自然な睡眠サイクルを築けるようにサポートしましょう。
  • ケージ内温度・湿度管理:夜間の温度と湿度を記録し、安定した環境を維持しましょう。必要に応じて、ヒーターや加湿器を使用し、温度と湿度を調整します。

2. 環境改善:快適な空間づくり

  • ケージの広さ:フクロモモンガは活動的な動物です。ケージが狭すぎるとストレスを感じます。十分な広さのケージを用意しましょう。縦方向の空間も重要です。
  • 隠れ家:複数の隠れ家を用意することで、フクロモモンガは安心感を覚えます。布製のハンモックや木の枝、小箱など、様々なタイプの隠れ家を用意してみましょう。隠れ家の素材も重要です。フクロモモンガが安全だと感じる素材を選びましょう。
  • エンリッチメント:おもちゃや遊べるアイテムを用意することで、フクロモモンガのストレスを軽減できます。安全な素材でできた、かじったり登ったりできるおもちゃがおすすめです。定期的に新しいおもちゃを追加することで、飽きさせないようにしましょう。
  • 紫外線:朝、短時間とはいえ紫外線に当てているのは素晴らしいです。しかし、直射日光は危険です。障子越しとはいえ、時間や強さを調整し、熱中症にならないように注意しましょう。

3. 専門家への相談:獣医への受診

  • 獣医の受診:上記の方法を試しても改善が見られない場合は、フクロモモンガを診れる獣医に相談しましょう。健康状態をチェックしてもらい、必要であれば治療を受けましょう。早めの対応が大切です。

まとめ:愛情と適切なケアで幸せなフクロモモンガライフを

フクロモモンガの飼育は、愛情と適切なケアが不可欠です。モモちゃんたちが健康で幸せに暮らせるよう、日々の観察と環境整備を心がけましょう。夜鳴きが続く場合は、焦らず、原因を一つずつ検証し、適切な対策を講じることが重要です。そして、必要であれば、専門家の力を借りることも忘れずに。

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